大人も子供も楽しめる!静岡「ベルナール・ビュフェ美術館」

大人も子供も楽しめる!静岡「ベルナール・ビュフェ美術館」

更新日:2014/09/04 11:36

休日には、ご家族揃って長泉町にある「ベルナール・ビュフェ美術館」へお出かけしませんか? 美術館には「ビュフェこども美術館」が併設されていて、小さなお子様から大人まで楽しめる美術館です。こども美術館では、衣装を着て変身したり、木のボールプールに入ったり。芸術に触れた後は、長さ130mの吊り橋が架かる自然公園で散策を楽しんだり。ご家族で楽しめるスポット「ベルナール・ビュフェ美術館」をご紹介します。

自然に囲まれた美術館

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東京方面から東名高速道路裾野ICを降りて、国道246号を沼津方面へ車を走らせること約20分。閑静な住宅街を左に曲がると、緑豊かな中に「ベルナール・ビュフェ美術館」があります。

「ベルナール・ビュフェ美術館」は、フランスの画家ベルナール・ビュフェの作品を収蔵展示する美術館で、2000点と世界一のコレクションを誇る美術館。美術館で見られるビュフェの絵は、常設展示もありますが、開催される企画展によって異なった絵が見られます。
バリアフリーに配慮するなど、2013年4月にリニューアルされ、同じ敷地内には、ビュフェこども美術館も併設されています。

遊びを通して芸術と触れ合える

遊びを通して芸術と触れ合える
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右側の絵は、1955年に描かれた「ピエロ」という作品の復元。ビュフェの絵は、独特なモノクロームの画風が特長で、黒い描線と抑制された色彩など、何ともオリジナリティー溢れるもの。
ビュフェは、20世紀最大の画家の一人と言われ、絵に衝撃を受けた芸術家の数も少なくなく、一見の価値があります。

この絵は、こども美術館にあって、絵の隣で、絵と同じピエロの衣装を着て記念撮影ができます。衣装の貸し出しは無料で、ピエロに変身した可愛い我が子を、是非撮ってみてはいかがでしょうか?

「ごろ〜ん」木のぬくもりを体で体感

「ごろ〜ん」木のぬくもりを体で体感
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こども美術館は、木をテーマに全面改装され、2013年7月にリニューアルオープン。
この美術館に入るときは、靴を脱いで入ります。素足で歩けば、木の何とも言えない感触や、木のぬくもりがまるで足の裏から伝わってくるような心地よさです。

美術館で一際目を引くのは、直径約2mのプール。中には約3万個の木のボールが入った、巨大なボールプール。入ってみると少し痛いけど、ひんやりさが気持ちいいですよ。大の字に寝転んで、思いっきり体中で体感してみても面白いですね。

美術館では、先程ご紹介した絵のコーナーや「くるくる」と回しながらビュフェの絵のパズルを完成させる「くるくるパズル」、親子で楽しめる絵本図書館、叩いて音の違いを楽しむ「たねまきの木」などがあって、五感を使って芸術と親しむことができます。
「忙しさのあまり、普段、子供と遊ぶ時間がもてない」と言う方は、図書館で絵本の読み聞かせをして、親子の絆を深めてみてはいかがでしょうか?

ほのぼの散策

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芸術をたっぷり堪能した後は、自然公園で散策はいかがでしょうか。ビュフェ美術館は、駿河平自然公園に隣接していて、美術館の入口の目の前から直接、公園へ行くことができます。

綺麗な小川が流れる園内は、愛鷹山麓の自然の姿がそのまま残っていて、これはそんな小川に架かる「遊々橋」。橋の長さは130mあります。吊り橋なので歩くたびに「ゆらゆら」揺れ、かなりの高さもあるので、スリルが味わえます。ここは、春は桜・秋になると美しい紅葉が見られるスポット。緑が目に優しく、すがすがしい空気・野鳥のさえずりなど、心が癒され穏やかな一時が過ごせますよ。こんな中で、ご家族揃ってお弁当を広げてみてもいいですね。

おわりに

ベルナール・ビュフェ美術館の横に、地元の新鮮食材を使ったメニューが楽しめる、カフェ&ショップ「ツリーハウス」が併設されています。ショップでは、絵が描かれたクリアファイルなど、ビュフェの関連グッズや、女性に向けた書籍・「腹ペコあおむし」などお子様向けの絵本なども販売していますよ。

ビュフェこども美術館には、授乳室があるので、子育て中のママには安心。こども美術館に限り、撮影ができるので子供の成長をカメラに納めてみてはいかがでしょうか?
感性を磨くのは子供のうちから。芸術に多く触れさせれば、子供の才能を開花させるいい機会になるかもしれません。

ベルナール・ビュフェ美術館は、クレマチスの丘の一角にあります。クレマチスの丘には、イタリアを代表する具象彫刻家のジュリアーノ・ヴァンジの美術館「ヴァンジ彫刻庭園美術館」・国内外の現代作家達の写真・映像作品を企画展する「IZU PHOTO MUSEUM」・存命中の個人文学館として話題になった「井上靖文学館」など、まだまだアートスポットが点在! 三島駅から、クレマチスの丘までの無料のシャトルバスが出ているので、アクセスも便利です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/24 訪問

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