長野県と新潟県の県境にある野尻湖。標高654mの場所にある天然の湖で、上信越国立公園の一つになっている美しい湖です。
湖の形が芙蓉の葉に似ていることから「芙蓉湖」とも呼ばれ、遊覧船で湖上から岬や入江などを巡ることができます。
こちらは、そんな湖を巡って遊覧が楽しめる遊覧船の「雅」。定員500名の大型遊覧船で、約40分間、湖上からの景色を堪能いただけます。
船内の席は、2階の一等客室と1階の普通客室がありますが、普通客室でも座席が広く、広々とした中で過ごせます。壁は白色で統一され、清潔感がある船内。船には、売店やトイレが設置されているので、特にお子様連れには安心。遊覧船は、随時運航しているのであまり待つことはありません。
さぁ〜次は、そんな遊覧船に乗って約40分間の野尻湖クルージングに出発!
ごう音と共に桟橋を出航!
妙高山を右手に見ながら湖の奥へと進むと、森の中に幾つかの別荘が見えてきます。
こちらは第一次大戦後、居心地の良い避暑地を求める外国人のために整備された、数百軒もある別荘地帯。
もともと野尻湖周辺は、大正時代に外国人によって見出された避暑地で、現在でも毎年7・8月になると、釣りやヨットなど、湖を楽しむ多くの外国人の方の姿が見られます。現在、ここを訪れる外国人は数十カ国に及び、国際的避暑地として全国に野尻湖が知られるようになったそうです。
湖は周囲17.5km、最も深い所で水深は約40m。晴れた日は、水深5m〜7m位まで望め、「キラキラ」と光輝く美しい湖面を見ることができます。湖に突き出た「竜宮崎」や、水面すれすれまで茂る青々とした木々。遊覧船は一年中運航していて、秋は色鮮やかな紅葉・冬は妙高山や黒姫山などに降り積もった雪景色など、四季折々の景色が堪能できます。
船内アナウンスを聞きながら、窓からの次々と移り変わる景色に見とれていると、あっと言う間に、船は琵琶島へ到着。
琵琶島は、湖唯一の島で、楽器の琵琶の形に似ていることから「琵琶島」と呼ばれる小さな島で、「弁天島」とも呼ぶそうです。この島に鎮座する「宇賀神社」は隠れたパワースポットとして人気です。船はここに15分程停泊するので、乗船客は参拝することができます。
船を降りると、この朱色が美しい大きな「宇賀神社」の鳥居が目に飛び込んできます。
湖面を撫でながら吹く爽やかな風。夏は涼しい風を体感でき、岸に打ちつける波の音が心を癒してくれ、そんな中で参拝ができます。
鳥居の上にある額の文字は、勝海舟が書いた文字と言われ、模書ですが、威厳があり力強い書です。入口からパワーがみなぎる場所ですね。
入口から本殿までは、歩いて5分程で着けます。
途中、杉などの大きな木に覆われた参道は、木からエネルギーが頂けるようです。
参道は、階段や砂利道もあるので歩きやすい靴で訪れるのがお勧め。
こちらに見えるのが宇賀神社。天平年中に、僧「行基」が参拝して御神体を安置したと云われる由緒ある神社です。倉稲魂命(うがのみたまのみこと)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)などが祀られ、御神徳・福徳・縁結びなどにご利益があるそうです。
境内では、おみくじを売っているのでお参りの後、占ってみてはいかがでしょうか?
神社の前には、狛犬や龍がいて、凄みのある龍を見ると、なんだか邪気を追い払ってくれるようですね。
参拝を済ませて、戻ると船は再び就航した桟橋へ戻ります。
野尻湖はナウマンゾウの化石が発掘された場所。湖の周囲に、ナウマンゾウの形をしたモミュメントが見られたり、詳しく知ることが出来る「野尻湖ナウマンゾウ博物館」もあります。
遊覧船は、ご紹介した雅の他に、第三のじりこ丸や貸切で楽しめる船もありますよ。
湖をただ遊覧するだけの船は、たくさんありますが、島へ降りて滞在出来る遊覧船は、あまりありません。
ちょっとした冒険が楽しめて、面白いですよ。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索