写真:高橋 しゅう
地図を見る城下町「松代」観光の拠点になる場所に「真田宝物館」があります。
ここには戦国の時代から江戸時代に、その名を世に知らしめた真田家ゆかりの武具や調度品等が展示され、目を見張る品々も見ることができます。
真田家と松代に関する展示がされていますので、知識を得てから町巡りも良いと思います。
また、隣接して松代の観光案内所もありますので、あわせて利用されることをお勧めします。
写真:高橋 しゅう
地図を見るかつての城下町の中には寺社仏閣や、白壁や板塀で囲まれた屋敷等の風情ある町並みを散策することができます。
町内の見どころは徒歩またはレンタサイクルで巡ることが出来る範囲にあります。
写真は、江戸時代の大名家の御殿「真田邸」の周囲の散策路になります。真田邸は建築当時の姿を今に留める真田家のお屋敷で、庭園も美しい和の風情を感じられる場所になっています。
写真:高橋 しゅう
地図を見る松代城は元々は川中島の合戦でも有名な武田信玄が、上杉謙信との戦いの拠点として築いた城です。その後、江戸時代に入った後に真田家が上田から松代の地へ移封されて、10代にわたり真田十万石の拠点として存在していました。
城門や石垣が修復復元され往時を偲ぶことができ、現在は公園としても整備されています。
写真:高橋 しゅう
地図を見る文武学校は今から150年以上前に松代藩によって藩士の子弟の文武両道の教育の場として建てられた学校です。敷地内には文学所をはじめ剣術、柔術、槍術の為の鍛錬所が設けられ、現在も建物が残っています。
明治に入ってからは地元の小学校の校舎として活躍した時代もあり、その後の昭和54年から一般公開されています。
ここは幕末期から近代的学校建築への過渡期に建てられた学校としての様式を、今に伝える貴重な文化財でもあります。
写真:高橋 しゅう
地図を見る松代には城下町としての歴史の他に、あまり表に出て来ない歴史があります。太平洋戦争末期に本土決戦最後の拠点に備えて、大本営と政府機関を移すべく、大規模な地下壕が極秘に建設されました。
防衛上、海から遠く離れた松代や周辺に政府の中枢機関を移す計画があったようです。昭和19年秋に着工された地下壕は、建設中に終戦となり使われることはありませんでしたが、巨額な費用を投じ、また過酷な労働で多くの犠牲者を出して建設されました。
全長10kmにも及ぶ地下壕は、現在約500m部分が公開され建設状況を見ることが出来ます。
壕内に入るとその長さと荒々しく掘られた壕に、当時の建設に関わった方の苦労が偲ばれます。
松代は城下町の風情を色濃く残す小さな町です。(現在は長野市松代町になります。)紹介した見どころ以外にも真田家ゆかりの菩提寺や、江戸末期の知識人佐久間象山の記念館、池田満寿夫美術館等の見どころもたくさんあります。
長野駅からは路線バスで30分、高速道では長野インターチェンジが松代にある便利な場所です。長野旅行の際には、日程に是非入れてみて下さい。
真田記念館
時間:午前9時〜午後5時 火曜日休館(祝日は除く)
料金:大人300円(真田邸・文武学校3ヶ所共通券500円)
真田邸
時間:午前9時〜午後5時 無休
料金:大人200円
文武学校
時間:午前9時〜午後5時 無休
料金:大人200円
松代象山地下壕 第3火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始は休み
時間:午前9時〜午後4時
料金:無料
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この記事を書いたナビゲーター
高橋 しゅう
旅に出ることがとても好きな「高橋しゅう」です。小学生の頃からの日帰り一人旅に始まり、学生時代は国内・海外各地を旅行、就職後は旅行会社勤務と休日の個人旅行を続け、旅が人生の中心にある生活を楽しんでいまし…
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