日曜限定!お台場と羽田空港を結ぶクルージングが登場

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日曜限定!お台場と羽田空港を結ぶクルージングが登場

日曜限定!お台場と羽田空港を結ぶクルージングが登場

更新日:2014/09/04 17:06

カナマル トモヨシのプロフィール写真 カナマル トモヨシ 航海作家、船旅ジャーナリスト

2014年7月20日。東京湾に新たな航路が誕生しました。
それがお台場と羽田空港を90分で結ぶリザーブドクルーズの船旅です。
これまで東京ベイエリアの船旅と言えば、日の出さん橋や豊洲と臨海副都心をつなぐ水上バスのイメージが強かったのですが、ワンランク上のクルーザーを使用した航路の誕生で、東京湾の楽しみ方も大いに変わる可能性が。
はたしてどんなクルージングなのでしょうか?

豪華クルーザーでゆく羽田空港への船旅。そのお値段は2500円!

豪華クルーザーでゆく羽田空港への船旅。そのお値段は2500円!

写真:カナマル トモヨシ

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リザーブドクルーズが運航するお台場→羽田空港の便は、2014年9月現在では日曜限定。しかも14時55分お台場海浜公園出発の1便のみとなっています。
乗り場は水上バスなどが発着するお台場海浜公園の船着場ですが、水上バスとは違い自動券売機では買えません。案内所横のリザーブドクルーズの看板横に立っているスタッフから直接購入します。

そのお値段は、大人2500円(子ども1250円)!
ちょっと高い、と感じる人も少なくないかもしれません。
たとえば水上バスでここから浜松町に行き、東京モノレールで羽田空港に向かうとします。
この場合、総額は1000円未満。
乗り継ぎの時間を含んでも90分で、リザーブドクルーズとほぼ同じ時間です。
でも、通常ルートのおよそ2.5倍のお金を支払ってゆくクルージングには、それだけの魅力が隠されているのです。

リザーブドクルーズが所有するクルーザーは「オセアンブル−」「リザーブ1」「オーシャンクラフト」の3隻。
そのうちの1隻いずれかが、お台場と羽田空港を結びます。
たとえば、「リザーブ1」は49トン、68人乗りの豪華クルーザーで、パーティークルーズもできるような構造のため、内部もおしゃれなのです。
でも、やはり東京湾クルーズの場合は、景色を360度楽しめる2階後方のデッキがオススメですね。

東京ベイエリアの有名スポットを海から総ざらい

東京ベイエリアの有名スポットを海から総ざらい

写真:カナマル トモヨシ

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クルージングが始まると、まず、レインボーブリッジがすぐそばに見えます。
お台場出港のため、そのさらに奥にあるレインボーブリッジの通過はしませんが、東京ベイエリアのシンボルとも言えるその景観は一見の価値あり。
その向こう側には東京タワーも見えます。
左手にはフジテレビの社屋やホテル日航東京、そしてクイーン・エリザベス2を模して建てられた船の科学館など東京ベイエリアを代表する建築物が立て続けに現れます。
右側にはまるで鉄でできたキリンのようなクレーンが並ぶ大井ふ頭。
コンテナを山のように積み上げた貨物船なども、ふだんなかなか間近では見られません。

そして隠れた注目スポットが大井水産物ふ頭。
ここは週末はお休みなのですが、レインボーブリッジをくぐれない10万トン以上の超大型クルーズ客船がその空いたスペースに停泊することもあります。
2020年の東京オリンピックに向けて、こうした超大型客船の東京誘致がさかんになっていますので、もしかしたら将来、クルーザーから10万トンを超える巨大客船を眺める日が来るかもしれませんよ。
また、大井水産物ふ頭を過ぎたあたりでは、東京スカイツリーと東京ゲートブリッジという新名所2つをまとめて見られるようになります。
この船旅では東京に暮らしていても、日ごろなかなか触れることができない景観をたっぷり堪能できるんですね。

大迫力!羽田空港を離発着する航空機をすぐそばで洋上ウオッチング

大迫力!羽田空港を離発着する航空機をすぐそばで洋上ウオッチング

写真:カナマル トモヨシ

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お台場を出発してから30分。
大井水産物ふ頭を過ぎたあたりから、空の上が騒がしくなってきます。
そう、羽田空港の滑走路はすぐそば。
離発着の航空機がひっきりなしにクルーザーの上を通過していくからです。
やがてクルーザーは、東京湾に突き出すように新設されたD滑走路で減速します。
するとD滑走路からまさに離陸する航空機が、まるでクルーザーに向けて突撃するように迫ってくるのです。
離陸した航空機は、そのお腹をクルーザー乗客たちに魅せながら空高く飛んでゆきます。
このクルーズでしか味わえない迫力です。

そしてクルーザーは東京湾から多摩川に入ります。
滑走路近くでスピードを落としていたクルーザーは、多摩川に入ってさらに減速。
ここでリザーブドクルーズのスタッフが、航空機ウオッチングの乗客が集まる2階後方デッキにやってきて、飛行機や空港についての解説を行います。
日本国内だけでなく外国と行き来する飛行機についての「へぇ〜」と思わせられる話が満載なので、お聞き逃しのないように。
たまに、スタッフですら「なかなか見ることができない」種類の飛行機が飛来することもありますので、カメラはお忘れなく。

しめくくりは多摩川クルージングで

しめくくりは多摩川クルージングで

写真:カナマル トモヨシ

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クルーザーは右手に羽田空港、そして左手には神奈川県川崎市の工場地帯を見ながら多摩川をさかのぼります。
羽田空港側では、着陸態勢に入る航空機の「低空飛行ショー」が繰り返され、見飽きません。
飛行機に代わって高架線を走る東京モノレールが見えてくると、モノレールの車両が羽田空港国際線ターミナルに吸い込まれていくという、どことなく未来都市的な光景が繰り広げられます。
すぐそばの河岸では、数人の釣り人たちが休日を利用してフィッシングを楽しんでおり、国際線ターミナルの機械的な景観とは際だったコントラストを描く風景です。
やがて「羽田空港船着場」が現れ、16時25分に着岸。
ここでお台場からの90分間のクルーズは終わります。

クルージングはまだ終わらない。羽田空港からは横浜まで夜景運河クルーズが待っている!

クルージングはまだ終わらない。羽田空港からは横浜まで夜景運河クルーズが待っている!

写真:カナマル トモヨシ

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クルーザーから下りると、羽田空港船着場の待合所が見えます。
テラスもあり、待合室ではテレビも見られます。
この船着場からの最寄り駅は羽田空港国際線ターミナル(京浜急行)と羽田空港国際線ビル(東京モノレール)となっています。
徒歩だと15分くらいかかるのですが、クルーザーの入港にあわせて無料シャトルバスが運行されており、だいたい10分程度で国際線ターミナルに到着します。

お台場からのクルーズはここで終わりですが、実はこのクルージング、羽田空港で終わりじゃないんです。
16時45分に羽田空港船着場を出発し、やはり90分間かけて横浜ぷかりさん橋(最寄り駅はJR桜木町)を目指すクルーズが行われます。
その航路がまたユニーク。
多摩川を下って東京湾に出たクルーザーは京浜運河に入っていきます。
このルートだと、日没時刻が早い季節には、京浜運河周辺に林立する工場の夜景が満喫できるのです。
横浜ベイブリッジはくぐりませんが、大黒ふ頭という一般には立入の難しいエリアを運河から眺めつつ、大黒大橋をくぐって、みなとみらい地区にあるパシフィコ横浜(国立国際横浜会議場)に隣接するさん橋に着岸します。
みなとみらい地区の素敵な夜景が、クルーザーを迎えてくれることでしょう。

もちろん、お台場から羽田空港船着場で一度下船してから、引き続きの乗船も可能です。
リザーブドクルーズではお台場〜羽田空港、そして羽田空港〜横浜ぷかりさん橋をそれぞれ1区間としてカウントし、区間ごとの乗船料2500円という料金設定を行っています。というわけで、お台場からぷかりさん橋まではトータル5000円となります。
それでも、このクルーズにはそれだけの価値があると思います。

さらなる増便が期待される「知られざる東京ベイクルーズ」

今回紹介したリザーブドクルーズの定期航路ですが、開設から間もないこともあり、2014年9月の時点では日曜限定の「お台場→羽田空港→横浜」の片道運航にとどまっています。
しかし、今後この航路の認知度が上がっていけば、羽田空港をはさんで東京と横浜を往復するダイヤとなり、日曜日だけとなっている運航も土日祝など拡大・増便となる可能性もあります。
この「知られざる東京ベイクルーズ」、羽田空港の航空機ウオッチングや京浜運河の工場夜景クルーズなど、魅力的なコンテンツをそろえているだけに、これから「大人気の東京ベイクルーズ」へとブレイクする予感が漂っていますよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/31 訪問

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