写真:盛 千夏
地図を見るアレナス・デ・カブラレス村へのアクセスは、アストゥリアスの州都オビエドからが便利。1日2本のバスが出ています。(夏期はバス増便)所要時間は約2時間30分。
直行便ではないので、美しいアストゥリアスの村々を通り、徐々に山が迫ってくる景色を楽しめます。まさにグリーン・スペイン!
運転に自信がある方は、国際免許証を取得してレンタカーやレンタルバイクに挑戦するのもオススメ。カーブや坂道の多い山道はバイカー達に大人気です。
写真:盛 千夏
地図を見るピコス・デ・エウロパの重要なトレッキングルートの拠点となる村、アレナス・デ・カブラレスには、ホテル、レストラン、バル、スーパー、銀行と生活や観光に必要な物は全て揃っています。
村民の多くはトレッキング&登山愛好家向けの観光業で生計を立てていますが、中には昔ながらの暮らしを守り続けている人々もいます。
畜産の盛んなアストゥリアス地方らしく、村の敷地内で薄茶の優しい顔をしたアストゥリアス牛(vacas asturianas)を間近で見ることも出来ます。
運が良ければ、ここスペインでは年々減少しつつある羊飼いに会えるかも。カラン・コロンという音が聞こえてきたら、近くに羊飼いがいる可能性大です。
写真:盛 千夏
地図を見るアレナス・デ・カブラレスは良く整備され、スペイン北部らしい石造りの建物や家屋もたくさん残る、フォトジェニックな村です。
そして、この村を起点とするトレッキングルートを少し行くと、アストゥリアスの切り立った山々が見える、絶景の撮影スポットがたくさんあります。
写真:盛 千夏
地図を見るアレナス・デ・カブラレスには、ホテルがたくさんありますが、お勧めは「Hotel La Casa de Juansabeli」(ホテル・ラ・カサ・デ・フアンサベリ)。
国道沿いの村外れにあり、村までは約800メートル。
ホテルの裏手は山に囲まれているので、部屋の窓を開けると緑が目に飛び込み、近くを流れる小川のせせらぎが聞こえます。
ホテルと室内はスペイン風カントリースタイル。ウッド素材の家具でまとめられ、落ち着いた雰囲気です。浴室も広く、浴槽にはトレッキングや村の散策で疲れた体を癒やすジェットバスまでついています。
リラックス出来るお部屋で過ごすのも良いですが、カフェテリアのテラスで、澄んだ空気をおつまみにビールやワインをゆっくり飲むのも○。
またホテルのレセプションでは、周辺のお勧めスポットや気になるルートの難易度などを質問すると、天候や季節により、親切にアドバイスしてくれます。下調べはしていても、話を聞いて損はありません。
写真:盛 千夏
地図を見るホテル併設のレストランのディナーはコストパフォーマンスが最高!
家族経営のプチホテルですが、きちんと料理学校に通った息子さんがシェフとして活躍しています。
提供される料理は、スペインとアストゥリアスの伝統料理+モダンスパニッシュ。郷土料理も大事にしつつ、うまくモダンな部分を取り入れた料理がサーブされます。
ディナーはボリュームたっぷりのコース料理だけですが、アペリティフ+前菜+メイン+デザート+飲み物込で14ユーロ(2014年夏)。
メイン+デザート+飲み物のハーフメニューも提供されます。(10ユーロ)日本人女子ならば、ハーフメニューでお腹一杯です。
こちらのレストランは地元民にも人気なんですよ!
そして圧巻の朝食。朝食の席に着くと、まず大きなカップにカフェオレ、搾りたてのオレンジジュース、お相撲さんの草履サイズのトーストが用意されます。
トーストはスペインらしくオリーブオイルがたらしてあり、それに山盛りのチョリソー、チーズ、生ハムなどが日替わりで出てきます。
それ意外には、ビュッフェ形式でクロワッサンやドーナツのような甘いパン、スペイン北部で良く食べられる甘いペストリー類やヨーグルトも。
トレッキングや登山に出かける宿泊客の事を考えたボリュームたっぷりの朝食で1日のエネルギーチャージはバッチリ!
スペインは東西南北で文化、気候、食、言語の多様性に飛んだ国です。
日本ではアンダルシア地方や首都のマドリード、ガウディ建築で有名なバルセロナばかり注目されがちですが、スペイン北部はスペイン人にとても人気のある観光地です。
フラメンコやビーチだけではない、グリーン・スペインを探しに是非スペイン北部へ!
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(2025/1/18更新)
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