写真:bow
地図を見る近年の京都では紅葉シーズンにライトアップ拝観を実施する寺院がかなり増えていて、枚挙に暇がありません。中にはあまりにもエンターテンインメント化され過ぎているライトアップも見かけられ、本来の寺社仏閣のもつイメージを損ねてしまいかねないようなものも。”観光寺院”という言葉がある程、京都では檀家ではなく、観光客のおかげでもっている寺院も多いため、仕方ないのかもしれませんが・・・。
そんな中、オススメしたいのがユネスコ世界遺産「醍醐寺」のライトアップです。
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地図を見る世界遺産「醍醐寺」のライトアップがおすすめな理由。それは「祈りの世界」を表現している点。「五感を澄ませ 僧侶とともに祈る 錦秋の夜」と銘打たれている夜間拝観。千数百年にわたって真言密教を伝えてきた、真言宗醍醐寺派の総本山である醍醐寺の雰囲気を存分に体感できる点です。
漆黒の闇の中、ほのかな灯りとともに照らし出される参道は「祈りの世界」への入口。一歩一歩かみしめつつ歩いて行きましょう。
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地図を見る「醍醐寺」の秋季夜間拝観が行われたのは平成23年度からで、以降毎年行われています。夜間拝観・ライトアップが行われるのは金堂・五重塔・林泉など、醍醐寺の下伽藍と呼ばれるエリア内。
それほど派手なライトアップはなされず、荘厳な雰囲気を醸し出すかのようにスポット毎にライトが当てられています。そしてどこからともなく響いてくる読経の声・・・。そう、ここは「祈りの世界」なのです。幽玄な世界へ迷い込んだかのような気分を味わってみましょう。
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地図を見るせっかく秋の京都に来ているのですから当然、紅葉も楽しみたいところ。紅葉を楽しめるスポットは主に林泉周辺。ここでは紅葉を楽しめるように明るい目のライトアップがなされています。
鏡のような池に写る紅葉は見事の一言!秋季夜間拝観の時期と紅葉の見頃は重なりますのでぜひ堪能していただきたいところです。池に浮かぶ弁天堂など、思わず撮影したくなるポイントは多数!ぜひくまなく見て回ってください。
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地図を見る「醍醐寺」秋季夜間拝観ではインターネットから申込できる前売り拝観券が用意されています。これは記念品がついた特別拝観券で、一般拝観が18:00入場開始となっているところを17:45より優先入場できるという前売り拝観券です。2018年度は前売り拝観券が記念品付1300円と、記念品と甘酒もしくはぜんざい付1600円の2種類になっています。
2015年度からは夜間拝観自体の予約制がなくなったため、拝観客が増加傾向に可能性があります。それを踏まえてオススメは前売り拝観券!もし予定が決まっているなら迷わず前売り拝観券で申し込んでおきましょう。万が一団体やバスツアーとかち合ってしまった際にも安心です。
また、バスツアー客として参加するのもひとつの手段。バスツアーならば醍醐寺以外のライトアップポイントも回れるので、効率よく京都のライトアップを楽しめるかもしれませんね。MEMO欄に京都駅発の定期観光バスへのリンクを貼っていますので「ライトアップ」のコースから醍醐寺を含むコースでチョイスしましょう。
<平成30年度 醍醐寺秋季夜間拝観>
期間:平成30年11月16日〜12月2日
時間:18:00〜20:50(最終受付は20:10)
拝観料:1000円
前売り拝観券:
1300円(記念品付、ホームページより申込)
1600円(記念品、ぜんざいもしくは甘酒付)
<醍醐寺の基本情報>
住所:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
電話番号:075-571-0002
アクセス:市営地下鉄「醍醐」下車徒歩約10分、京阪バス「醍醐寺前」下車すぐ
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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