写真:すがた もえ子
地図を見る杏蔵のある末廣酒造・嘉永蔵は「美しい会津若松景観賞建築物」、「会津若松市歴史的景観指定建築物」に指定された歴史的価値の高い建築物です。
門をくぐってすぐ左手にあるのが、嘉永蔵の4つの蔵の中でも明治25年(1892)竣工ともっとも古い杏蔵です。
こちらは現在はカフェ「杏」として使用されていて、蔵の中に暖かく心地よいシックな空間が生み出されています。
もちろん酒造見学をしなくても、カフェだけの利用も可能です。
写真:すがた もえ子
地図を見る杏のコーヒー類は日本酒の仕込み水で入れているため、まろやかで優しい口当たりが特徴です。
カフェはいつも大人気ですが、待っている時間が無いという方にはテイクアウトもあるのが嬉しいところ。
嘉永年間から受け継がれた日本酒の仕込み水で入れたコーヒーを片手に、歴史ある会津の街を散策するのもなんだか素敵です。
仕込み水、歴史に名を遺した人々も同じように口にしたのかもと考えるだけでも、なんだかロマンチックですよね。
写真:すがた もえ子
地図を見る酒蔵見学をした方は途中で見ることができますが、薄暗い部屋の中で20年〜30年もの間、大事に寝かされてきた古酒。
その古酒をこちらのカフェで味わう事が出来るんです。
長い年月を経過したため、これが日本酒かと驚いてしまうような美しいベッコウ色をしています。
香りも良く、じっくりと熟成された深い味わいを堪能する事ができます。
一緒に提供されるお通しも、末廣酒造の酒粕を使った「粕漬け」と「山菜の煮つけ」。
このお通しが古酒の味わいを引き立て、さらに楽しませてくれます。
写真:すがた もえ子
地図を見る歩き疲れてちょっと甘い物が欲しい方には、酒造自慢の日本酒を使ったスイーツがオススメです。
大吟醸を使ったシフォンケーキや酒粕を使用したパフェ(写真)など、他ではあまり味わえないようなスイーツをいただくことができます。
お酒を使用していますが香りが強すぎる事も無く、ふんわりとやさしく香る日本酒が食欲を増進し、旅の疲れを癒してくれます。
写真:すがた もえ子
地図を見る末廣酒造の入口には日本酒の仕込み水が今も変わらずに湧きでています。
この水の美味しさは評判が高く、近所の方がタンクを持って汲みに来るほど。
当然飲むことができますので、タンクで持ち帰るとまでいかなくても、ちょっとお味見してみてはいかがでしょうか?
嘉永3年(1850)創業、福島県会津若松市・末廣酒造さんの酒蔵。
見学の際には、せひ「杏」に立ち寄って、数十年の時間を経た古酒や仕込み水のコーヒーを堪能してください。
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この記事を書いたナビゲーター
すがた もえ子
福島県出身、都内在住、フリーライター。日本全国各地に伝わる妖怪伝承を集めて各地を巡っています。ちょっと変わった視点から、皆さんに旅のご紹介をいたします。もちろん美味しい食べ物や温泉などもご紹介。妖怪伝…
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(2025/2/13更新)
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