写真:市川 芽久美
地図を見るモンゴルでの旅の宿は、首都ウランバートル以外では基本的に外国人観光客向けのツーリスト・キャンプがほとんど。
敷地内に複数のゲル・テントが設置され、客室、レストラン、少し離れてシャワーとトイレの施設があるのが一般的なスタイル。
ツーリスト・キャンプは、地元の人々が暮らすゲル体験をできるのが最大の魅力で、水道設備がなかったり、シャワーがあってもお湯が安定供給されなかったり、と多少の不便はつきもの。
また、冬の寒い時期には、ゲル内の薪ストーブで暖をとります。夜間に2・3回、スタッフが各ゲルを回ってストーブに薪を追加してくれます。
草原の真ん中にあるゲル滞在では、遊牧民の日常生活を見たり、モンゴル文化のレクチャーを受けたり、ヨーグルトの様な風味の馬乳酒(アルコール分は1〜3%程度)や、モンゴル版蒸し餃子、ボーズといった遊牧民の料理を楽しみながら過ごします。
素朴な現地の人々との触れ合い、大草原の大きな空と星空は、ただただ感動するばかりです。
これらの体験は、世界遺産のカラコルム(Kharkhorin)周辺や、満点の星空が楽しめる南ゴビ(Gobi)、風光明媚なテルレジ(Gorkhi Terelj)国立公園付近での滞在がお勧めです。
ラグジュアリーなゲル滞在のお勧めは、何といっても、ウランバートルから車で1時間の場所にある『HSハーンリゾートホテル(HS Khaan Resort)』。広大な草原と星空に囲まれたモンゴル唯一のラグリュアリーなゲル形式のリゾートで、僅か20数棟の客室で、手厚いサービスを受ける事が出来ます。大自然に居る事を忘れてしまうかの様な充実の設備で、各ゲルにあるバスルームには浴槽も備わっています。
日本語を話すスタッフも常駐し、正にモンゴルに新しい風を吹き込んだ新鋭ゲル型高級ホテルです。
写真:市川 芽久美
地図を見るそして、カラコルムには、2008年に日本国皇太子も宿泊したツーリストキャンプ『ドリームランドホテル』があります。ゲル内にはエアコンが完備され、快適にした現代風キャンプで、このレストランで提供される食事も好評。
元横綱・朝青龍の父の故郷でもあり、彼の親族が経営するリゾート施設でもあり、何かと話題になるホテルです。
写真は、このホテルのあるカラコルムの世界遺産、エルデニ・ゾー大寺院の外壁。
写真:市川 芽久美
地図を見るゲル・ホテルに滞在しながら、草原の自然と文化を堪能するのがモンゴル滞在の醍醐味ですが、世界遺産の一部になっている、カラコルム遺跡エルデニ・ゾー大寺院や、モンゴルにしか生息していない野生馬タヒを見られるホスタイ国立公園なども人気の観光スポット。
2006年には、モンゴル帝国時代の生活文化を再現し、様々な文化体験やモンゴル伝統料理なども味わえる、モンゴル初のテーマパーク『13世紀村』が、エルデネ村にオープンしました。
ウランバートルからも車で1時間程、是非足を伸ばしてみてみたい、ユニークなスポットです。
これまで、ハードな旅を敬遠しがちな方へも、優雅な旅が出来る様になったモンゴルへの旅はお勧め。
モンゴルへは、1ヶ月の観光目的の旅行は、査証(ビザ)も不要になり、成田空港と関西空港から首都のウランバートルまで直行便が出ており、ぐっと身近になりました。
ゲル滞在では、羊肉が良く使われるモンゴル料理や、馬乳を一晩置いた馬乳酒などが良く振る舞われます。珍しい食事で楽しませてくれるのですが・・・お腹の弱い方は、お腹のお薬をお忘れなく!
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この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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(2025/1/17更新)
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