世界遺産!ロンドン・王立植物園キューガーデンの見どころ5選

世界遺産!ロンドン・王立植物園キューガーデンの見どころ5選

更新日:2018/07/19 15:52

Hiroko Mのプロフィール写真 Hiroko M トラベル・グルメブロガー、アマチュア写真家
ロンドン中心部から電車でわずか30分の場所に、世界遺産の王立植物園「キューガーデン」があります。約120ヘクタールもあるこの植物園には、250年に及ぶ歴史、3万種類以上もの植物、そして英国王室の宮殿まであるのです!今回は、そんなキューガーデンの見どころ5選をご紹介します。

世にも奇妙な植物に出会えるパームハウス

世にも奇妙な植物に出会えるパームハウス

写真:Hiroko M

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キューガーデンの目玉ともいえるパームハウス。曲線的な外観が特徴です。1844年から1848年にかけて造られ、当時の造船技術を取り入れて、鉄と手吹きガラスで出来た巨大温室です。逆さにした船体に見えるのもなんだか納得ですね。大きなパームツリー(椰子の木)を始め、世界中から集められた熱帯植物が大陸別に植えられており、ジャングル探検をしている気分で好奇心を掻き立てられます。

パームハウス以外にも、幾つもの温室がキューガーデンに点在します。睡蓮が見られるウォーターリリー・ハウスや、10の気候ゾーンに分かれたプリンセス・オブ・ウェールズ・コンサーバトリー等、それぞれの環境特有のレアな植物が目白押しです。

イギリス王室最小!カワイイ宮殿キューパレス

イギリス王室最小!カワイイ宮殿キューパレス

写真:Hiroko M

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キューガーデンズの敷地内に、英国王室最小といわれる宮殿「キューパレス」があります。キューパレスは、1631年に裕福なオランダ商人によって建てられ、その後1729年にイギリス王室所有に。18世紀終わりに、神経衰弱を起こしがちであったジョージ三世の療養のために使われたことでも有名です。キューパレス内には別料金なしで入場でき、そこに住んだ歴代の王族の当時の生活を垣間見ることが出来ます。

今日のキューガーデンの原型を作ったのは、ジョージ三世の父であったフレデリック・ルイス王太子と妻のオーガスタ王太子妃と言われています。

イギリスと言えばやっぱり薔薇!イングリッシュ・ローズにメロメロ

イギリスと言えばやっぱり薔薇!イングリッシュ・ローズにメロメロ

写真:Hiroko M

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イギリスの庭園と言えば、やっぱり忘れてはならないのが薔薇。キューガーデン創立250周年を記念し、2009年にパームハウスの裏に「ローズガーデン」が造られました。幾種類もの薔薇が、そのエレガンスと香りで訪れた人を魅了し続けています。薔薇を楽しめるのは、5月中旬から9月頃で、ピークは6月頃です。

草の庭園で風を感じよう!

草の庭園で風を感じよう!

写真:Hiroko M

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騙されたと思って一目ご覧頂きたいのが、プリンセス・オブ・ウェールズ・コンサーバトリーの近くにある草の庭園「グラス・ガーデン」。なんと500種類以上もの「草」が植えられているのです。ガーデニングのプロによって、このようにセンス良く配置されると、なんともオシャレですよね!そよ風で優しく揺れる草が奏でる音色は究極の癒しサウンドですよ。5月から9月までが見ごろです。

バードウォッチングもできる!可愛い鳥たちに癒されよう

バードウォッチングもできる!可愛い鳥たちに癒されよう

写真:Hiroko M

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多種多様な植物や大きな池が敷地内にあるお蔭で、40種類以上の鳥がキューガーデン内に生息すると言われています。写真のカナダガンの他にも、ヴィクトリア・ゲート付近で放し飼いされている孔雀や、カラフルなキンケイ(Golden Pheasant)等、普段なかなかお目にかかれない鳥ばかりです。植物を楽しむと同時に、伸び伸びと暮らす鳥たちにも是非癒されてください。

おわりに

ロンドンに来られた際に、是非足を延ばして立ち寄って頂きたい世界遺産のキューガーデン、いかがでしたか?植物や動物に癒されるだけでなく、宮殿でイギリスの歴史に触れたり、シーズン毎に行われる特別イベントで植物の知識を深めて、とても充実した1日が過ごせるはずです!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 −2014/08/31 訪問

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