全国に現存する12の天守閣の一つが松江城。1600年の関ヶ原の戦いで功績を収めた、徳川家家臣の堀尾氏が築城しました。
松江城は緑と堀で囲まれています。お城と堀がともに現存する城下町はめずらしいそうです。
天守閣の最上階から360度の展望で松江市を眺めることができます。しじみ、夕日で有名な宍道湖も見られます。緑が残されているため、県庁所在地なのに、どこかのんびりとした雰囲気のただよう街です。
松江城を囲む堀を走る遊覧船が、堀川遊覧船。三つの発着所を持ち、発着所をうまく使ってぐるりと一周すると、松江市中心部の観光を網羅できます。周遊の場合、約3.7Km、55分間の乗船になります。
堀には16の橋がかかっています。橋の高さがさまざまなので、その高さに合わせて、遊覧船の屋根が上がり下がり。こんなに低いところを通れるのか?! と思うような橋も、船頭さんの先導でくぐり抜けていきます。のんびり景色を楽しむ遊覧船の中で、唯一ドキドキする瞬間です。
遊覧船からは、松江城を囲む自然や鳥たちのほか、市井の生活も垣間見ることができます。堀川に沿って建っている民家には、川に通じる階段がついていることが多く、生活用水としても使われていたことが分かります。
この遊覧船には、夏期でもひざ掛けが用意されていますが、冬期はこたつ船として、こたつで温まりながら遊覧を楽しめるようですよ!
【松江堀川遊覧船】
電話:0852-27-0417
営業時間:始発9:00〜期間によって最終時間は変わる。15分〜20分間隔で運行。
乗船料:大人1,230円、小人610円(2017年2月現在)
塩見縄手は、武家屋敷などの建物が建ち並ぶ、情緒あふれる通りです。
その中に、「怪談」などの作品で知られる作家、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の記念館と旧居が並んでいます。小泉八雲は、来日してから松江に英語教師として赴任して1年3カ月を過ごしており、この地で妻、セツと出合って結婚していることから、ゆかりの地となっているようです。
小泉八雲記念館では、八雲の生涯を、著作、直筆原稿、書簡、遺品などから知ることができます。1800年代という世界がまだ遠かった時代に、アイルランドで育った小泉八雲が大陸を渡りながら日本に来ることになり、日本を気に入り、そのまま生涯を終えるまで過ごしたという、人生の不思議さ。
小泉八雲旧家は、日本家屋で、八雲がいつも眺めていたといわれる、美しい日本庭園を楽しむことができます。
教科書などでその存在と作品を知っている人は多いでしょう。ぜひ、訪れて小泉八雲の生涯についても触れてみてください。
遊覧船の松江堀川ふれあい広場で下船して、徒歩で行けます。
【小泉八雲記念館】
住所:島根県松江市奥谷町322
電話:0852-21-2147
開館時間:4月〜9月 8:30 〜 18:30
10月〜3月 8:30 〜 17:00
年中無休
入館料:大人400円、小人(小・中学生)200円(2017年2月現在)
※共通券を購入すると、割安で見学できます。
【小泉八雲旧居】
住所:松江市北堀町315
電話:0852-23-0714
開館時間:4月〜9月 8:30 〜 18:30
10月〜3月 8:30 〜 17:00
年中無休
入館料:大人300円、小人(小・中学生)150円(2017年2月現在)
※共通券を購入すると、割安で見学できます。
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