写真:旅人間
地図を見る鹿児島のシンボルと言っても良い「桜島」は、現在も活動をしている世界有数の活火山。もともとは桜島は孤立した島でしたが、大正3年の大噴火により溶岩が流出し、大隅半島と地続きになったことをご存知でしょうか?
この桜島付近を観光する場合、レンタカーを借りて順に名所を巡って行くのがオススメ!行きは鹿児島市内から桜島を結ぶ「桜島フェリー」に車で乗り込み、桜島に接近して見れる展望所や、溶岩ロード、埋没神社などを見て、戻りは噴火によって地続きとなった垂水方面に抜けて行くルートがスムーズで動きやすいですよ。
また、鹿児島市内を含め桜島の全景を見たい場合は、指宿スカイラインにある「須々原展望台」がオススメ。立ち寄って損はない見事なビューポイントです。
桜島を出来る限り近くで見たいと言う場合は、「湯之平展望所」に行ってみましょう。ここは北岳の4合目、海抜373mに位置し、入山可能な場所で、一番高い所にある火口に近い展望所。目の前の迫力ある桜島と鹿児島市街地や開聞岳が一望できる絶景スポットです。
噴火の影響もあって周辺は殺伐とした風景で、路面には火山灰が降り積もり、独特の風景を楽しめます。ただし、火山活動中はこの展望所への立入は禁止となりますので、予めビジターセンターなどで情報収集をしておきましょう。
写真:旅人間
地図を見る鹿児島の桜島近くに来たら、ぜひ見ておきたいのが『黒神埋没鳥居』。噴火による火山灰で笠木部分の約1mを地上に見せるのみで埋没した姿は、息がとまるほど衝撃的。
もともと高さ3mあった鳥居は、大正3(1914)年の大噴火の際、わずか1日で火山灰や軽石で埋め尽くされたと言われています。
この噴火の後、この鳥居を掘り起こそうとしたそうですが、当時の村長が「後世に噴火の記憶を残そう」との判断により、生々しい噴火直後の姿を今も見る事ができます。それにしても噴火の威力は想像を絶するものがありますね。
写真:旅人間
地図を見る桜島を観光する時にガイドブックなどで良く見かける『黒神埋没鳥居』に対して、実はあまり知られていないのが『牛根麓稲荷神社の埋没鳥居』。同じ大正3年の大噴火で埋もれ、埋没した状態で現存する鳥居は2つあるのですよ。
この牛根麓稲荷神社の埋没鳥居は、個人所有の畑の一角にあった事から全く知られていない存在でした。そこで2012年の鹿児島県の「魅力ある観光地づくり事業」の際、駐車場や遊歩道が整備され、気軽に見に行けるようになったのですよ。一見の価値ありです!
この場所は国道220号線を、道の駅垂水方面に向かい、道の駅「垂水」の手前の山側にあります。ただ少し分かりにくい可能性もありますので、そんな時は、道の駅か近隣の地元の人々が集う「マミーズカフェ」で情報収集すると親切に教えてくれますよ。
写真:旅人間
地図を見る桜島に来たら、ぜひ食べておきたいのが焼き芋!鹿児島は「サツマイモ」が美味しいので、観光で行ったら必ず食べて帰りましょう。特に桜島では、単なる焼き芋ではなく、桜島の溶岩を使った、「石焼き芋」ならぬ「溶岩焼き芋」が食せます。これが羊羹のように甘くとろ〜っとしていてビックリするほど美味しい!
この溶岩焼き芋は、数年前まで「桜島ビジターセンター」前で販売をされていましたが、現在は道の駅「桜島」で土日に販売されています。ただ土日でも店を出していない場合があるようですので、どうしてもと言う場合は、道の駅に事前確認をしておけば確実ですね。とにかく美味しいので、本当におススメです。
写真:旅人間
地図を見る鹿児島市内からフェリーに乗って桜島に到着すると、すぐ近くに「桜島ビジターセンター」が見えてきます。まずは、ここに立ち寄ってみましょう。
館内はミニ博物館にもなっていますので、火山に関することが学べ、周辺観光の情報収集に、また噴火状況なども詳しく教えてくれますよ。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
旅人間
レンタカーでアメリカの国立公園を中心に3ヵ月ほど旅した時、ガイドブックにのっていない大自然の魅力に出会い、これらを紹介したいと感じたのがライターになったキッカケ。その後、シンガポールに長期滞在し、東南…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索