七つだけではなかった!?まだまだあります!清水寺の不思議

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七つだけではなかった!?まだまだあります!清水寺の不思議

七つだけではなかった!?まだまだあります!清水寺の不思議

更新日:2014/09/09 12:29

「清水寺の七不思議」はよく耳にすると思いますが、実は七つに留まらないのが、さらなる魅力!ひっそりたたずむ不思議もあれば、ドンと鎮座する不思議もあります。あなたは全部見つけられますか?じっくり見つめて、謎を解明してみるのもよし。様々な逸話に思いを馳せてみるのもよし。ここでは七つ以外の、見落とされがちな九つの不思議をご紹介します。

怪奇!?「首が回るお地蔵様」・金具に注目「馬駐(とどめ」

怪奇!?「首が回るお地蔵様」・金具に注目「馬駐(とどめ」
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「首振り地蔵」
仁王門をくぐる前に、少し寄り道しましょう!向かって左側に建つ地蔵院善光寺の前には、赤い前掛けをつけたお地蔵様がかわいらしく鎮座。ここへ来たら必ずお地蔵様の前で一礼。そして、お地蔵様の首をクルリと回転させましょう。「首振り地蔵」と呼ばれる、清水寺の不思議のひとつ。実際に首を回してみると、ちょっと奇妙な感覚に陥ります。ぜひ、体験してみてくださいね!怪奇でも何でもありません。実はこれ、願い事がある方向へ首を向けてお願いすると、叶うと言われているのです。好きな人がいる方向に向ければ、恋愛成就。また「首が回る」ということで、商売繁盛や金運上昇のご利益も!

「馬駐の逆鐶(うまとどめのさかさかん)」
さらに進むと「馬駐(とどめ)」が。これは清水寺参拝の際、馬を繋ぎ止めて置く場所でした。同時に5頭の馬を繋ぐことができる造りになっていて、仕切る柱には金具がつけられています。実はこの金具、二ヵ所だけ向きが別方向。多くは斜めになっているのが、ふたつだけ地面に対して垂直に。これは「逆鐶(さかさかん)」と呼ばれ、大工さんの遊び心とも、誰かのいたずらとも言われていますが、真相は定かではありません。

景清の「爪彫り観音」・歯に効く!?「轟橋」〜扉のない門「轟門」・「梟(ふくろう)の手水鉢」

景清の「爪彫り観音」・歯に効く!?「轟橋」〜扉のない門「轟門」・「梟(ふくろう)の手水鉢」
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「爪彫り観音」
清水寺の胎内めぐりとして有名な「隋求堂」の、手前にある石灯籠に注目!火を灯す穴の部分「火袋」の奥に、何やら観音様がいるらしい。平家物語に登場する強者・平景清が壇ノ浦の戦いで捕えられた際、牢の中で彫ったと言われる観音様なのです。その後、「源氏の繁栄など見たくない」と自ら両目をくりぬき、絶食して命を絶ったとのこと。景清は壮絶な最期を遂げたのです。この観音様、石の上に爪で彫ったというのですから、どれほどの想いがそこに込められていたのでしょう。火袋の穴から覗くと、何かが伝わってきそうです。

「轟橋」
「轟橋」と呼ばれている橋があります。でも、川の流れていない場所に橋がかかっているというだけで不思議ですね。「轟く」という文字は轟轟と水の流れる様を表す文字なのに、なぜでしょうね?神聖なる本堂と世俗との区切りを表すために、かけた橋とも言われていて、そこには目に見えない大きな気が、まさに轟轟と流れているのかもしれません。渡る際には、神聖な場所へ足を運ぶという意識を持ってください。そしてここは「清水寺の口」と言われ、中央の木板が舌、両側の石板が歯を表しているのだそう。この側の手水鉢で口をゆすぐと歯痛や頭痛が治るとの言い伝えがあります。

「轟門」
橋を渡ると「轟門」。ここにも清水寺入口「仁王門」にあった「カンカン貫き」と同じものが。柱のすり減った木口を叩くと、反対側の木口で「カンカン」といい音がします。こちらも何のためにあるのか、わかりません。さらに門と言いながら扉がないのも不思議ですね。八脚門という珍しい建築様式も見どころです!

「梟(ふくろう)の手水鉢」
先ほどの「轟橋」で歯痛や頭痛が治るとされる手水鉢ですが、「梟(ふくろう)の手水鉢」と呼ばれています。一見すると龍が施されているだけなのに、梟とはどういうことなのでしょう?と思って足元を覗きこむと、そこに梟が!実は台座に、梟が彫られてあったんですね。でも、こんなところにこんな仕掛けとはまた不思議。しかも覗きこまなければ気づかない場所に、知恵の神様を置くなんてなぜでしょう。台座を支える足も2本、というのは不思議です。

弁慶の不思議尽くし!「弁慶の鉄の錫杖」「弁慶の鉄下駄」「弁慶の指跡」

弁慶の不思議尽くし!「弁慶の鉄の錫杖」「弁慶の鉄下駄」「弁慶の指跡」
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「弁慶の鉄の錫杖」
弁慶が使っていたとされる大小2つの錫杖です。その大きさはなんと、長さ2.6M、重量96Kg!小サイズでも長さ1.76M、重量17Kg!!小でも成人男性の背丈くらいあるのですから、驚きですね。これを持ちあげられるとご利益があるそうですから、一度挑戦してみるのも面白いかもしれません。ただこの杖、音羽の滝で修業していた行者が修行を終え、満願成就を果たしたお礼に置いて行ったとか、鍛冶職人が奉納したのだとか言われているのです。あまりの大きさに、弁慶のものというまことしやかな噂が広がり、定説となっていますが、これも定かではありません。

「弁慶の鉄下駄」
鉄の錫杖の隣に、揃って置かれている鉄下駄です。重さはなんと12kg!やはりこれも弁慶が履いていたとされていますが、定かではありません。でも弁慶と牛若丸が戦ったのは五条大橋ではなく、清水の舞台だったという説もあります。そして弁慶が負けたのは、この鉄下駄を履いていたからだとか。こちらも鍛冶職人が奉納したという説が残っているのですが、弁慶の鉄下駄とした方がロマンあふれる気がしますね。触ると履物に不自由しないとか、男性が触ると浮気癖が治ると言われています。

「弁慶の指跡」
本堂の裏手に回ると、縁結びで有名な「地主神社」が見えてきます。一目散に駆け出したいのをグッとこらえて、この本堂裏手の貫の木の目を見てください。まるで彫刻刀で彫ったかのように、木目に沿って真っすぐな線が彫られています。これは弁慶が人差し指でつけたと言われていますが、どうでしょう?謎を解くと、実は夜中に訪れた参拝者がつけた跡。夜中にはお百度参りや、お千度参りをする人が多かったんですよね。その際、回数を数える木製の数取り札を持ったまま、暗闇の中を手探りで、辿っていました。その札の擦り跡と言われているんです。そしてここから何度もぐるぐると回ることを、「堂々巡り」と言うようになったのだとか。堂々巡りの「堂」は清水寺の本堂を指しているなんて、皆さん知っていましたか?

どれも弁慶になぞらえているものの、真実は不明です。でも「弁慶の〜」とつくだけで、なんだかその様子が思い浮かぶのも、また不思議ですよね。実在したかどうかも不明な人物なのに、どこか親しみやすい印象を与える人気者なのです。

おわりに

ここまで九つの不思議を紹介してきましたが、いかがでしょうか?七不思議と合わせると合計十六の不思議。しかもまだまだ紹介しきれないものが、実はたくさんあるのです。これらをすべて見て歩くだけでも、十分清水寺を堪能できますし、さらに四季折々の美しさや昼と夜では別の顔を見せる場所。その度にこんな不思議を、追いかけてみるのも面白いかもしれませんね。十六の不思議を語れたら、あなたもちょっとした清水寺通になれるかも!?

*現在、清水寺一体は大改修を行っております。訪問された時期によっては、工事中で見られない建物もありますので、ご注意ください。工事は平成30年終了予定となっておりますが、確定ではありません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/14 訪問

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