写真:しの
地図を見る静岡県地震防災センターは東海地震に向けての知識・技術の向上、防災意識を高めることなどを目的として平成元年に開館されました。
1階にはエントランス・TSUNAMIシアター・東海地震コーナー・地震体験コーナーなどがあり、地震対策に必要な要素がぎゅっとつまった施設です。
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地図を見る東海地震は静岡県を中心に山梨県・神奈川県など近隣の県にも被害が及び、かつ震源地は沿岸部が中心の為、甚大な津波被害も予想されています。
津波の予想される高さは伊豆半島南部〜熊野灘沿岸及び伊豆諸島5メートルから10メートルと言われています。
その高さ予想と県内の各地点を表示したパネルが展示していますが、1階部分では足りず2階部分まで達しています。
また、エントランス横の「TSUNAMIシアター」では東海地震が起こった際に予想される津波被害をドラマ仕立にした「大津波!〜その時あなたは〜」が大画面にて上映されています。
清水区のランドマーク的存在の「エスパルスドリームプラザ」が舞台となっているのも臨場感がありわかりやすいです。
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地図を見る「東海地震コーナー」は東海地震の被害想定をはじめ仕組みなどを学べるコーナーです。
実際に東海地震が起こった場合に心配される津波についても、海中内のプレートの隆起と水の動きなどが簡単な実験で学べるようになっていますので、子供でも楽しみながら学ぶことができます。
その他に液状化現象や建物の構造と揺れ方の比較などなど実験を通じて楽しく学べる装置や展示物があります。
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地図を見るどんな地震でも必ず起こるのが揺れ。
東海地震でも当然揺れることが予想されています。
震度7以上の地震が起こる地域も予想されていますが、広範囲にわたって予想されるのは震度6強の揺れと言われています。
施設1階奥にある地震体験コーナーでは実際にこの装置に入って地震の揺れを体感することができます。
前後・左右・上下の三方向の揺れが1分連続し、最後はガタッと傾きます。
震度は6強で設定されており、座り込んでいても、横の手すりにつかまっていてもいいです。立っている方が揺れを感じますが、転ばないようにご注意下さい。
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地図を見る地震で怖いのは建物の倒壊や津波だけではありません。
大きな地震でなくても、家具や電化製品の倒壊による被害は甚大です。
静岡県地震防災センターでは、「家庭内地震対策コーナー」として、地震対策を施し、家具を固定等している部屋と、対策をしていない部屋を隣同士で再現しています。
対策を施している部屋は、本やおもちゃが散乱する程度ですが、対策なしの部屋は中身はもちろん本棚やテレビは倒壊しています。この中にいたらどうなるか考えると身震いするはず。
他にもエントランス横のテレビに、地震が起こった際の耐震あり、耐震なしの家がどうなるか(耐震なしはぐちゃぐちゃに倒壊)、家庭内で地震に遭遇した際のリビングやキッチンで人が下敷きになる予想ビデオなどがリアルに映し出されています。
すぐにでもできる防災対策としては防災グッズの整備。
静岡県地震防災センター2階「公募防災用品展示コーナー 」では防災グッズの展示も行っております。
テントや貯水タンク、簡易トイレ、非常食など種類も豊富です。ホームセンターの防災コーナーよりはるかに充実しているので、実際に見て必要なものをチェックしておくとよいです。
いつか来る東海地震に備えて、また東海地震だけでなく地震や防災について意識を高めておくことは、自分や家族を守ることでもあります。
実際に地震を体感したり、実際起こったらどうなるかという事を見て、感じて、学ぶことにより、意識が高まっていきます。
是非「静岡県地震防災センター」で東海地震について学び、防災について今一度考えてみませんか?
■施設の基本情報■
施設名:静岡県地震防災センター
住所:静岡市葵区駒形通5丁目9番1号
電話番号:054-251-7100
2014年9月現在 入場無料
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(2024/12/14更新)
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