写真:阿部 吾郎
地図を見るこちらは、大華駅と十分駅の間にある場所で十分大瀑布という人気観光スポットの近くです。基隆河にかかる鉄橋と観瀑吊橋が平衡してかかっている場所です。鉄橋の向こうにはトンネルがあり、列車が山に向かって走って行きます。緑の山と基隆河、鉄橋と吊橋、そして黄色い車体がバランスの良い構図を生み出しています。
この場所へは、十分駅から瑞平公路を約1キロ大華方向に歩いた場所にある遊歩道の入口から5分ほどで到着します。さらに5分ほど行くと十分大瀑布です。
写真:阿部 吾郎
地図を見る十分老街を平渓線が貫いています。とても小さな街ですが、街の真ん中を電車が走って行く光景はなんとも趣があります。週末になると十分老街は観光客でごった返していますので、電車もゆっくり走ります。十分老街は天燈飛ばしができます。カラフルな布でできた小さな熱気球のようなもので、これに願い事を書いて飛ばします。映画「レッドクリフ」に出てきた孔明燈のようなものです。
十分老街へは、十分駅から徒歩3分ほどで到着します。
写真:阿部 吾郎
地図を見る十分駅です。単線の平渓線はここで列車がすれ違います。上り下りの列車を同時に撮影できる貴重な場所です。写真は菁桐行きの列車が到着し、待ち合わせていた瑞芳行きの列車が発車したところです。平渓線は線路への立ち入りが自由ですので、このようなアングルでの撮影が可能です。
写真:阿部 吾郎
地図を見る十分の3つ先、終点菁桐のひとつ手前が平渓駅です。ここにも老街があり、十分よりやや大きい街です。旧正月の夜に一斉に天燈を飛ばすイベントが行わる場所が、この平渓老街のはずれにあります。
平渓駅の手前にレトロな鉄橋があり、その正面にある歩道が人気の撮影スポットになっています。建物の後ろから列車が出てきた瞬間に撮影する必要があり、集中力が必要です。平渓駅で時刻表を見ておけば通過する時間が分かります。
写真:阿部 吾郎
地図を見る終点の菁桐駅です。プラットフォームに高いヤシの木が植えられています。背後に見える建物は、炭鉱から石炭を搬出するのに使われていた建物で、現在は観景珈琲というカフェになっています。
菁桐駅の駅舎は、日本統治時代の1929年に建てられたもので、日本人にとっては懐かしさを感じさせる建物で一見の価値があります。駅前の老街も当時の雰囲気を残しています。お土産屋などもありますので、ゆっくり散策してみましょう。菁桐礦業生活館、菁桐鐡道故事館といった博物館もあります。
平渓線の旅を楽しむには1日乗車券が必要です。瑞芳〜菁桐が1日乗り放題で、値段は52台湾ドルです。列車は、平日15往復、休日19往復しかありませんので、計画的に観光しましょう。休日は、本数が多いのはいいのですが、多くの観光客が訪れ大変混雑します。ローカル線の旅をのんびり楽しむには、平日がおすすめです。
江ノ電の1日乗車券「のりおりくん」の使用済券を台北駅、または瑞芳駅に持っていくと、無料で平渓線の1日乗車券と交換できる乗車交流が2015年3月31日まで行われています。平渓線の1日乗車券を「のりおりくん」と交換することもできます。是非、利用してみてください。
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この記事を書いたナビゲーター
阿部 吾郎
「見た人がそこに行きたくなる写真」をテーマに写真を撮っています。私の写真を見て「わー、ここ行ってみたい!」と思っていただければ望外の幸せです。好きなものは、旅・歴史・古い町並み・猫・花・おいしい食べ物…
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(2025/2/11更新)
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