京都嵐山「厭離庵」で撮る見頃の紅葉!散りもみじの撮影ならココ

京都嵐山「厭離庵」で撮る見頃の紅葉!散りもみじの撮影ならココ

更新日:2014/10/20 12:30

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
嵐山にある厭離庵(えんりあん)は通常非公開のお寺。紅葉が見頃の時期にだけ公開されます。大混雑の嵐山の中にあっては穴場と言える名所。厭離庵は各線嵐山駅から見ると常寂光寺、柿落舎、二尊院の少し奥にあります。このゴールデンルートを通って厭離庵へと向かうとお寺の看板も発見しやすいのですが、駅からダイレクトに向かう最短距離ですとこのルートは通りませんので、看板を見落とさないように注意が必要です。

本気モードの人が集まる嵐山・厭離庵

本気モードの人が集まる嵐山・厭離庵

写真:東郷 カオル

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毎年「今年の紅葉の見頃」と「穴場」が話題に上がりますが、紅葉の見頃というのは、地域はもちろんのこと、周りの景色との調和によっても変わってきます。色づいてゆく過程のグラデーションが美しい場所もあれば、真っ赤な盛りが一番映える場所もあります。今回ご紹介する「厭離庵」は、一般的な紅葉の見頃を過ぎた、散りもみじが美しい場所。数ある嵐山の名所の中でも、カメラマンが朝一番に一目散で目指す場所なのです。

厭離庵の入口は写真のような質素なもの。看板がないと間違いなく見落としてしまいます。紅葉の赤や黄色も見当たりません。ですが、機材を担いだカメラマンや、おひとりさまがこの通路にいそいそと入っていきますので、注意していれば何かがあるということがわかるでしょう。厭離庵では、団体客はほとんど見かけることはありません。本気モードの単独行動の人が散りもみじ目当てに多く集まる名所です。

厭離庵の中は別世界

厭離庵の中は別世界

写真:東郷 カオル

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厭離庵に入ると、奥にこじんまりと美しくまとまった庭があり、空を覆い隠すほどの楓が真っ赤に色づいています。色のない入口からは想像できないほどの鮮やかさ。
これでも撮影日は11月30日ですから、そろそろ嵐山の紅葉の見頃も終盤と言える時期。もっと賑やかな枝振りを見たいならもう少し早く訪れるのが良いでしょう。

厭離庵はもとは鎌倉初期の歌人・藤原定家の山荘跡。ここで百人一首を撰したといわれています。

散りもみじのベストポジション

散りもみじのベストポジション

写真:東郷 カオル

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厭離庵の画像を検索すると、ほとんどが真っ赤な散りもみじの画像であることに気がつかれるでしょう。厭離庵に撮影で訪れる人の多くはこの見頃を過ぎた散紅葉目当て。写真のように皆さんしゃがみこんで撮影しています。

厭離庵は9時に開門されますが、9時過ぎにはこのような状態に。人が入らない写真を撮影したい方は9時前には嵐山駅に到着し、遅くても開門直後には到着している必要があります。
写真は9時20分頃のものです。


厭離庵(えんりあん)
京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
公開:紅葉の時期のみ一般公開
拝観料:500円

厭離庵へのアクセス方法

一番かわりやすいアクセス方法は、常寂光寺・柿落舎・二尊院というゴールデンルートの流れで行くと、看板が発見しやすくおすすめです。駅から直接行く方法は、看板が向いている方向と反対側からのアクセスになるため、見落としがちですのでご注意ください。
スマホなどのマップは、厭離庵の奥のほうを示すことがあり、入口とは逆方向へ案内されてしまうこともありますので、看板を見つけるのが一番確実です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/30 訪問

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