写真:阿部 吾郎
地図を見る九份といえば、この風景がおなじみです。しかし、何かが違うと思いませんか?そう、人が写っていません。これは、朝の7時ごろに撮影したものです。
この赤い提灯が連なる階段(豎崎路)は、朝9時ごろから夜の9時ごろまでは観光客でいっぱいです。特に、週末になると人で埋め尽くされてしまいます。しかし、観光バスが到着する前、朝の九份はひっそりとしています。これなら記念撮影もばっちりです。
写真:阿部 吾郎
地図を見る長い商店街や赤い提灯が連なる階段以外にも、九份にはいろいろ見どころがあります。
九份の入口から商店街を歩いてきて、豎崎路のところまで来て下に降りると赤い提灯が連なる階段ですが、上に向かっても階段が伸びています。少し行くと右手に粘土で作ったお面の店があり、さらに行くと小学校が見えてきます。
階段はここまでですが、坂道が続いています。少々きつい坂道ですが、あがっていくと聖明宮という寺院があり、その先に見晴らしのいい場所があります。
晴れていれば、九份の街の向こうに入り組んだ海岸線が見える、すばらしい景色を楽しむことができます。
このあたりは細い路地が多く、あえて迷ってみるのも楽しいです。下に向かって歩いて行けば、いずれは商店街のどこかに行きつきます。
この場所の他にも、展望スポットがいくつもあります。古い炭鉱跡や岩盤を手掘りしたトンネルなどの見どころも点在しています。
写真:阿部 吾郎
地図を見る九份には、多くの茶館があります。台湾茶、特に高山烏龍茶はすっきりとした味わいで、1回茶葉を入れると6〜7杯飲むことができます。レトロで落ち着いた雰囲気の茶館で、鉄瓶からお湯を何度も注いで、おしゃべりしながら過ごせば時がたつのも忘れます。
写真は、九分茶房という有名な茶館の阿里山高山茶です。台湾茶は、産地や発酵度合により多くの種類がありますが、阿里山高山茶はその中で、中の上ぐらいのお茶です。くせのないすっきりとした味で、香りもよく初心者におすすめのお茶です。是非、試してみてください。
写真:阿部 吾郎
地図を見る九份には、デラックスホテルはありませんが個性的な民宿がたくさんあります。こちらは、九份の入口から3分ほどの場所にある民宿です。九份は車で入れない場所が多いので、スーツケースなど大きな荷物を持っている場合は、この「九重町民宿」がおすすめです。
フロントは、日本の民宿を思わせるような懐かしい雰囲気です。客室は、ルームタイプにより異なりますが、スタンダードルームはベッドとわずかなスペースがある程度の狭いお部屋で眺望もありません。無料のミネラルウォーター、ドライヤー、シャンプー、ポットなど揃っており、寝るだけと割り切れば問題のないレベルです。景観がすばらしく、ゆったりとしたスペースのVIPルームもあります。
朝食は決して豪華ではありませんが、素朴な地元の料理をビュッフェ形式で出してくれます。
写真:阿部 吾郎
地図を見るもうひとつ、おすすめの民宿をご紹介します。九份の商店街周辺に7つの建物を持っている「日光涵館」です。海側に面した大きな窓を持つ客室が多く景観自慢の宿です。客室もゆったりとしており、滞在を楽しむことができます。7つの建物はそれぞれデザインが異なっています。ホームページから詳細を確認できますので、お好きなお部屋を選んで予約できます(上の写真は日光涵館5)。
ひとつ難点があります。九份の入口からはいずれの建物も離れており、大きなスーツケースなどを持っていると運ぶのが大変です。台北市内のホテルに荷物を預け、1泊分の着替えと身の回り品だけを持って行くなどして、できるだけ荷物を減らして行くことをお勧めします。
チェックイン・チェックアウトは、赤い提灯が並ぶ階段を下りて、階段を背に右に少し入ったところにある「温莎堡涵館珈琲民宿」で行います。到着したら、こちらに立ち寄って鍵をもらいます。直接、宿泊棟に行っても鍵がないと入れませんのでご注意ください。朝食会場もこちらの建物になります。
九份の民宿を2つ紹介しましたが、他にも魅力的な宿がありますので簡単に紹介しておきます。
「九份小町」という和風の民宿があります。商店街から10分ほど登った高台にあるのですが、完全に日本の旅館のような客室で驚かされます。
「八番坑&41」は、日本統治時代の建物を利用して作られた民宿で、客室は一昔前に日本で流行ったペンションのようなポップなデザインです。
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(2025/2/7更新)
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