写真:那須 マッキー
地図を見る東北地方の玄関口の福島県、南会津地方は関東からの交通アクセスも良く、「那須甲子有料道路」の無料化により、那須高原からの観光コースとして便利な地域となっています。那須山麓の裏側にあるため、よく裏那須と表現されています。
そんな裏那須にあるのが『日暮しの滝』。那須高原ビジターセンターの「滝」を紹介するコーナーの中には、那須平成の森にある「駒止めの滝」と一緒に、南会津下郷町の「日暮しの滝」が唯一紹介されている位有名な滝です。
那須塩原渓谷の「龍化の瀧」、那須高原の「駒止めの滝」と並び、「日暮の滝」はそのスケールの大きさと絶景の迫力で、一見の価値がある「名漠」と言えます。
写真:那須 マッキー
地図を見るこの「日暮しの滝」の名前の由来は、江戸時代の初期、会津二代目藩主、加藤明成が江戸から会津入りをする際に、下野の国(黒磯)現・那須塩原市から大峠を越えこの辺りにさしかかった時、谷川の対岸に見える『滝』に心うばわれ、陽が暮れるのも忘れるほど見入っていたところから『日暮しの滝』と呼ばれるようになりました。
観漠台からの光景は、上段が40m、下段が15mの二段の滝です。樹木の生い茂る夏は、上段の直漠の部分しか見る事が出来ませんが、春の新緑、秋の紅葉シーズンはさらに全体の美しい姿を見ることができます。
写真:那須 マッキー
地図を見る会津下郷町の『猿楽台蕎麦畑』は、標高が600〜700mの高地に位置しており、昼夜の寒暖の差が激しい場所にあります。約40〜50haとも云われる蕎麦畑は、農道を挟んだ両側に白い蕎麦の花で埋め尽くされています。緑の裏那須山麓と会津の山並みに囲まれた風景は、見事なコントラストに包まれています。
写真:那須 マッキー
地図を見る猿楽台地蕎麦畑は、昭和40年代に国営農地開発事業により整備された農地で、日本最大の蕎麦栽培面積を誇っています。毎年8月下旬から9月中旬にかけて、白い蕎麦の花が台地一面に広がる光景は見事です。
この時期の土日や休日になると、蕎麦畑一帯は大勢のカメラマンで賑わう、撮影スポットにもなっています。あまりにも大勢の観光客が集まるので、農道まで拡張したほどです。「猿楽台蕎麦畑」を見物したあとは、大内宿の名物「ねぎ蕎麦」を食べるのが、定番のコースです。これだけ見事な蕎麦畑を見ると、味わってみたいと思うのは当然かもしれませんね。
写真:那須 マッキー
地図を見るダケカンバと白樺の並木に挟まれた、下郷町国道121号線からの街道は『猿楽台蕎麦畑』『観音沼森林公園』『日暮しの滝』へと続いています。この観音沼森林公園は四季を通じて自然の美しさを満喫できる公園です。沼と湿原を一周する遊歩道コースは1.2q、徒歩で30分位で回れます。
沼や山並みの景色、そして鳥のさえずりを楽しみながらのハイキングは格別です。10月中旬からの紅葉シーズンには山並みを真っ赤に染めて、一際見事な景色を見せてくれます。
首都圏から3時間(東武・鬼怒川線〜会津方面)で会津高原へ到着出来。那須高原湯本からは車で約1時間30分でアクセス可能な、福島県南会津の下郷町は、美しい自然と四季の移ろいを、目と肌で感じる事が出来ます。『大内宿』でのおいしい郷土料理や、歴史的にも重要建造物群に指定されている『前沢曲家集落』、天然記念物の『塔のへつり』、いで湯の『湯野上温泉』など沢山ありますが、今回はそれ以外にも心をリフレシュできる、お薦めの名勝地の3ヶ所をご紹介しました。ぜひお出かけ下さい!
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この記事を書いたナビゲーター
那須 マッキー
生まれも育ちも那須高原、勿論住まいも那須高原のど真ん中、那須を中心に記事を書いています。日本有数のリゾート地の那須の魅力や、皆さんが良くご存じのスポットは当然のこと、ちょっとマニアックな秘境や滝まで、…
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