眼科でアイス?!台中の『宮原眼科』の華麗なる転身!

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眼科でアイス?!台中の『宮原眼科』の華麗なる転身!

眼科でアイス?!台中の『宮原眼科』の華麗なる転身!

更新日:2014/09/11 18:30

吉川 なおのプロフィール写真 吉川 なお 台湾在住ライター、元旅行会社勤務の旅行マニア

台北から台鉄で約2時間10分、台湾第3の都市「台中」に老若男女が通う『宮原眼科』があります。でもここは眼科と言えども病院ではありません。日本統治時代に日本人の宮原医師が開業した『宮原眼科』の建物をリフォームしたカフェレストラン兼スイーツショップで、そのゴージャスな内装とアイスクリームの美味しさで大人気なんです!
その話題の『宮原眼科』をご紹介します♪

1927年開業の眼医者さん

1927年開業の眼医者さん

写真:吉川 なお

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台鉄台中駅から徒歩3分の好立地に建つ『宮原眼科』は、鹿児島県南九州市出身の宮原武熊医師が1927年に開業した、当時台中で最大規模の眼科でした。宮原医師は台湾総督府立台中病院の院長や台中州の州会議員、私立台中商業專修学校の校長を務めるなど、各分野において活躍していましたが、戦後の退去命令で日本へ帰国。建物は政府資産となり「台中市衛生院」として利用されました。しかし3年後に新庁舎に移転した後は40年間もの間放置され、やがて台中を襲った地震や台風によって建物は大きく損壊し、取り壊されることになります。

その時手を差しのべたのが、元祖「土鳳梨酥」のパイナップルケーキで有名な台中の日出グループでした。現存している部分を生かしてリフォームし、新旧を融合させたハイカラなデザインで『宮原眼科』を新しく生まれ変わらせました。

それにしても、スイーツショップなのに名前もそのままなんてユニークですね。

ゴージャスすぎる店内

ゴージャスすぎる店内

写真:吉川 なお

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もともとの『宮原眼科』は赤レンガ造りの2階建て。その上に3階4階部分を新しく増築しました。看板が出ていないので、知らないと通り過ぎてしまいそうですが、おもしろいくらい人が吸い込まれていくので、すぐ見つかるはずです。

「台中市衛生院」と書かれた門をくぐると、足元に「宮原眼科1927」の文字があり、店内に一歩入ると、そこには明るくて優雅な世界が広がっています。開放感と立体感を感じる美しいアトリウムには、天井を彩る『囍』模様の白黒の花柄のステンドグラスを通して太陽光がやさしく注ぎこんでいます。夜になると一転してムードある空間になります。

吹き抜けのホールに設置された薬の棚をイメージした木製のカウンターには、宮原特選のお茶やコーヒー、チーズケーキ、クッキーなどが美しく装丁された本のように陳列されています。ショーケースの中には宝石のようなチョコレートが納められていて、どれもこれもおいしそう。

そして何より目を引くのが、その奥にある図書館の本棚のような商品棚。天井にまで届く高いもので、重厚感たっぷりです。この本棚や階段の雰囲気が、映画「ハリー・ポッター」のホグワーツ魔法魔術学校のようだと大評判!スイーツ店とは思えないクラシカルな内装にはまってしまう人続出です。

コーナーごとに異なる店員のユニフォームにも注目です。チャイナドレスやサファリ風、コック風、元眼科を意識したような病院の看護士風のデザインなど、時期によって変わります。

パッケージにもこだわりが

パッケージにもこだわりが

写真:吉川 なお

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ホールの横には「日出宮原店」というお土産エリアがあります。パイナップルケーキをはじめ、自慢の商品が種類別に書棚に置かれていて、まるで本物の図書館のよう。商品も全て本を模したパッケージで、そのひとつひとつのデザインがとても凝っています。レトロ調でモダンでもあり、中華と西洋を混合させた粋なものばかりで、その種類の多さとセンスに脱帽です。

くつろぎのティータイム♪

くつろぎのティータイム♪

写真:吉川 なお

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2階は「酔月楼沙龍」というカフェレストランです。1階の華やかな雰囲気とうって変わって、こちらはちょっとワイルド。レンガの壁、鉄骨の骨組みや天井の梁などがむき出しになっていて、当時の建材を補強しながら使用していることが分かります。極彩色の植物画が描かれた黒いカウンター、猫脚チェアーやカウチソファなどアンティーク要素をうまく組み合わせた調度品が置かれています。

4階は「摘星楼冰淇淋沙龍」というサロン。ここのお薦めは「摘星聖代」で、10種類のアイスクリームの中から4種類、トッピングを5種類選べます。目の前で盛りつけられるトッピングの中にはパイナップルケーキやチーズケーキなどがあり、これらがまるまるアイスクリームの上に乗せられます。評判のアイスクリームは濃厚で納得のおいしさ♪一度食べたら病みつきになります。

この2店とも1人当たりのオーダー額の最低金額は385元と決められているので、それを上回る金額の消費が必要です。日の丸のバッジをつけた日本語が話せる店員もいるのでオーダーも安心です。

3階は展示コーナー。宮原医師のプロフィールや眼科の歴史などが中国語のパネルで紹介されています。そして特筆すべきはこの階にあるトイレ。台湾では珍しいウォッシュレットで、紙も流せます。

テイクアウトもできます

テイクアウトもできます

写真:吉川 なお

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『宮原眼科』名物のアイスクリームは2階と4階で食べられますが、入り口左側回廊の「宮原眼科冰淇淋」はテイクアウト専門店です。アイスクリームの種類は全部で54種類、チョコレートアイス18種類、台湾産フルーツアイス18種類、烏龍茶や紅茶などのお茶アイスが18種類もあります。トッピングはシングルは1種類、ダブルなら3種類選べます。豪快に乗っけて食べましょう。レトロな容器には処方箋として、生クリーム、乳化剤、安定剤、卵黄、色素、香料不使用と書かれています。この天然素材のこだわりがおいしさの秘密です!

左側のブースは「宮原珍奶」という飲料店です。宮原ブランドの紅茶で作ったタピオカミルクティーが「宮原珍奶」で粒は大きめ。店内の奥には大きな茶缶がきれいに色分けされて並んでいます。

台中観光の際にはぜひ!

このように取り壊し寸前だった『宮原眼科』は素敵なお店になって見事に復活しました。いまや台中の人だけでなく、観光客も訪れる観光箇所のひとつとなっています。あなたもぜひここの絶品アイスクリームをご賞味あれ!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/07 訪問

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