米子鬼太郎空港から電車やバスで米子駅へ。駅からバスで揺られること10分弱で米子市役所前。そこからほどなく歩くと…この町の玄関口、天神橋です!
加茂川は、鳥取県と島根県の県境の鷲頭山が源となり流れてきています。土蔵は河口にかけて数多く建てられ、当時は海産物や綿など海運に関係の深い問屋も多くありました。
この天神橋の向かいには国指定重要文化財の回船問屋後藤家住宅があり(2014年9月現在改装中)、橋を渡ると散策の始まりです。後藤家住宅もそうですが、この地域の家は土蔵が多く白い壁の2階建てに瓦。まるで忍者屋敷のような家が建ち並びます。
旧加茂川周辺には、なんと十数体のお地蔵さんが町の見守りや私たちのお出迎えをしています。天神橋からほどなく歩くと目にするつなぎ地蔵が、道の分岐点で道しるべ。その他にも、曲がり地蔵や咲い地蔵と言う名のお地蔵さんがいたるところにいます。カワイイお地蔵さんやどこか伏し目がちなお地蔵さんと色々な顔を持つお地蔵さん、何体見つけることができるかな?
そしてこの町に通る道の名前がとってもユニーク。笑い通り、寺町通り、しょうじき村通りなど、笑っちゃいそうなネーミングばかりで楽しめます。
町には、菓子処や骨董屋、蕎麦屋、古本屋さんが数多くあります。どのお店も、古くからあり地元人に愛されるお店です。
町散策につきものの食事!水流が近いからでしょうか、お蕎麦屋さんが多くあり、どのお店も自家製の手打ち麺。どこにしようか迷っているうちに、思わずハシゴしてしまいそうです。
もちろん、お土産や雑貨屋さんもあります。こういう町に来ると、古本屋や骨董屋さんが気になるのは私だけでしょうか。ものすごーい昔の書物や、骨董がありそうな気がしています。お宝が眠っているに違いありません(笑)。
その名の通り寺町通りには九つのお寺が横にずらっと並んでいます。同じ人が同じ時期に建造したわけでもなく、初代城主中村氏の時代から町づくり計画の一つとして、各地から集められました。方角や環境がよかったのでしょうか、なんとも不思議な通りです。
背の高い観音菩薩がある福厳院、中華風な門構の瑞仙寺、優しい外観の安国寺、赤い大きな屋根が特徴的な妙善寺、お坊さんの銅像がある妙興寺、高い門の実成寺、屋根の形が特徴的な法蔵寺、外観が近代的な心光寺、堂々とした佇まいの萬福寺。
これら九つ、それぞれ壁の色や外壁など佇まいが異なる寺院が並ぶのも珍しいです。
小江戸や蔵造りの町並みは全国でも多くありますが、この町は地蔵や寺院が数多くあるのが特徴的で魅力的。九つ建ち並ぶ寺院参拝には、癒し効果抜群ですし、十体ほどいるお地蔵さんを全部探す散歩も楽しいですよね。
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(2025/2/17更新)
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