タヌキの置物だけじゃない!滋賀県信楽の大人スポット5選

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タヌキの置物だけじゃない!滋賀県信楽の大人スポット5選

タヌキの置物だけじゃない!滋賀県信楽の大人スポット5選

更新日:2014/09/24 14:58

成沢 崇のプロフィール写真 成沢 崇 名古屋仏像研究会 会長、旅ライター

周囲を山に囲まれ、ゆっくりとした時間の流れる滋賀県甲賀市信楽。この里では、六古窯に数えられる「信楽焼」を生業とする人が多く、街を歩けば多くの陶器販売店に出会います。
信楽焼は私達の身近な存在でもあり、縁起物として店の軒先に置かれた「タヌキの置物」と聞けばピンとくる方も多いはず。
そんな信楽にはアート性に富んだ美術館や窯元が豊富。信楽を深く探る事のできる大人のスポットをご紹介します。

ミシュランで三ツ星を獲得した「MIHO MUSEUM」はアプローチが美しい山上の桃源郷

ミシュランで三ツ星を獲得した「MIHO MUSEUM」はアプローチが美しい山上の桃源郷

写真:成沢 崇

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信楽の山中に建つ「ミホミュージアム」は1996年に誕生した私立の美術館。
ここは別名「山の美術館」と呼ばれ、自然との調和がとられています。建物の設計はルーブル美術館のガラスのピラミッドを手がけたI.W.ペイ。
周囲の自然環境を守る目的で建築容積の80%以上が地中に埋設されています。この建物は、自然と同化するように設計された美術館の建物と周囲の連なる山々をはじめとする自然景観に対して非常に高い評価を得て、ミシュランの観光ガイドブックでは三ツ星を獲得しました。

ミホミュージアムの駐車場を降りると、レストランと受付を兼ねた棟があり、ここから無料の電気式のバスで美術館へと案内されます。しかし、ここでバスを使わずに歩いて行くことも可能。美術館へ行くまでのアプローチが大変美しいので時間のある方はぜひ徒歩で。美術館までは徒歩約10分。緩やかにカーブしたトンネルを抜けると、合掌造りを模したガラス屋根の美術館が見えます。

私立の美術館と言っても所蔵点数は豊富で、いつ訪れても飽きさせることのない豊富な展示内容。美術館内は南館と北館に分かれており、南館はギリシャ・ローマや、エジプト、アジアなど地域ごとに部屋を分けた常設展。北館は企画展で使用されています。仏教美術を取り上げた企画展が多く、平成26年9月4日から12月14日までは「獅子と狛犬 -神獣が来たはるかな道-」が開催されています。

信楽駅方面からミホミュージアムへはバスも運行されていますが1日2便しかなく、自家用車で移動されることをおすすめします。信楽駅から車で約15分。山道は道が細い箇所もありますのでお気をつけ下さい。

信楽焼をもっと深く知ることが出来る「陶芸の森」は親子連れでも楽しめる広大な公園

信楽焼をもっと深く知ることが出来る「陶芸の森」は親子連れでも楽しめる広大な公園

写真:成沢 崇

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信楽の町から少し山を登った所には陶芸専門の美術館と、様々な種類の信楽焼を展示した産業展示館、広大な芝生の広場がひとつになった「陶芸の森」があります。産業記念館で信楽焼を買うことはもちろん、広場では毎年秋に大規模な信楽セラミック・アート・マーケットが開催されます。平成26年度は10月11日〜13日の3日間。滋賀県内に在住、在勤の陶芸をはじめとする作家によるアート性に富んだ作品の販売が行われます。

連休や夏休みには陶芸講座も開かれており、親子で楽しむことが出来ます。晴れた日には広場でお弁当を持ってピクニックをするのもいいですね。

普段使いのハイセンスな器に魅了!丘の上の窯元「文五郎窯」

普段使いのハイセンスな器に魅了!丘の上の窯元「文五郎窯」

写真:成沢 崇

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信楽町長野地区は信楽焼を製造している窯元が多く点在している坂路。
信楽駅から信楽伝統産業会館、新宮神社方面へ歩くと窯元散策路が整備されており、昔ながらの生活風景とともに10ヵ所以上の窯元を訪れることが出来ます。

タヌキの置物や植木鉢といった昔ながらの信楽焼を扱う窯元もありますが、近年はシンプルでモダンなデザインを制作する窯元も多くなりました。

信楽駅から新宮神社裏手の小高い丘の上に建つ「文五郎窯」もその中の一つ。
1862年(文久二年)創業の文五郎窯は、2008年に倉庫を改修してギャラリーをオープン。実際に窯元の方がギャラリーで訪れた人を迎えてくれるので、色々とお話をしながら見学、購入ができます。

白や黒を基調にしたお皿や器は、お値段も手頃で和洋問わずに使えるデザイン。
シンプルなデザインでありながらも、信楽焼ならではの土味とぬくもりがしっかりと手に伝わります。

■文五郎窯
滋賀県甲賀市信楽町長野1087
TEL:0748-82-3153
営業時間:10:00〜18:00
※ギャラリーへ伺う際は事前連絡をおすすめします。

かつて信楽の風物詩であった大きな登り窯が目印の「Ogama」

かつて信楽の風物詩であった大きな登り窯が目印の「Ogama」

写真:成沢 崇

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実際に使われていた登り窯をギャラリーとして使っているのが「Ogama」さん。
登り窯は陶器を焼成する時に使われていたもので、焼成時に立ち上る煙は信楽の風物詩とされていました。
10部屋ほどある窯の中は自由に散策でき、現在は作家さんの作品を見たり登り窯の歴史などを知ることが出来ます。

ショップでは、飽きの来ないシンプルなデザインで土のぬくもりを感じられる食器やお鍋などが多く、上で紹介した文五郎窯さんとはまたテイストの違った作品に出会えます。

■Ogama(大窯)
滋賀県甲賀市信楽町長野947
TEL:0748-82-0278
営業時間:11:00〜17:00(月・金・土・日及び祝日のみ営業)
※ギャラリーへ伺う際は事前連絡をおすすめします。

陶芸体験と宿泊もできる景観抜群の窯元「小川顕三陶房」

陶芸体験と宿泊もできる景観抜群の窯元「小川顕三陶房」

写真:成沢 崇

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窯元散策路を少し奥に入った先にある小川顕三陶房。
陶房の小川顕三さんは雑誌などでも紹介されるほど有名な信楽を代表する陶芸家の一人。

陶房の横に伸びる散策路を抜けると、木々に囲まれた一軒の家。森の中の隠れ家のようなそこは、一日一組限定のゲストハウスを兼ねたギャラリーです。

作品はどれもが料理を活かすべく主張しすぎないデザイン。多くの作品が置かれていますので、欲しいものがあれば麓の陶房へ持って行くとお会計をしていただけます。展示された作品を眺めながら、お気に入りの器を探す時間は器好きなら至福の時間となるはず。

■小川顕三陶房
滋賀県甲賀市信楽町長野755-1
TEL:0748-82-2216
※ギャラリーへ伺う際は事前連絡をおすすめします。

最後に

ミホ・ミュージアムでの特別展は季節ごとに年3回〜4回ほどのペースで開催されます。どの特別展でも滋賀県内はもとより京都、奈良などから国宝、重要文化財クラスの作品が多く集まる文化性の高い企画が特徴です。
アートに触れたあとは麓へおりて、窯元散策というルートが信楽を遊びつくす大人の旅となるでしょう。

実際に作陶されている人たちと触れ合いながら、お気に入りの器たちを少しずつコレクションしていく。この器はあの時にあの窯元で・・・こっちの器はあの時にあの窯元で・・・器を手に取る度に旅の記憶がよみがえりますよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/04 訪問

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