歩いて見て休んで、癒しの旅!東京・田無の穴場スポット

歩いて見て休んで、癒しの旅!東京・田無の穴場スポット

更新日:2014/11/14 12:07

都心から電車で30分ほどの東京都西東京市。そのなかでも、田無駅周辺は日用品を扱うお店や喫茶店などが集まる、にぎやかな街です。江戸時代は、青梅街道の宿場町として栄えました。人々の暮らしとともに愛されてきた、歴史あるお参りスポットや散歩におすすめな道があります。のんびりと歩きながら、武蔵野の歴史を感じ、風情ある喫茶店でのんびりくつろぐ旅をご紹介します!

江戸彫が秀逸!田無のパワースポット、田無神社

江戸彫が秀逸!田無のパワースポット、田無神社
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田無駅から歩いて約6分。道路脇に、周囲を緑に囲まれた、赤い鳥居が現れます。龍神様を祀る、田無神社です。創立は鎌倉期であり、江戸時代に今の場所へ移りました。明治時代、主祭神に大国主命(おおくにぬしのみこと)を迎えます。

龍神様は、すべての命の源である水と、豊穣と除災を司ります。境内には、黒龍神や赤龍神、白龍神といった各方位を司る龍神様がそれぞれが祀られています。目的別にお祈りできます。水、と縁が深いからか、とてもすがすがしく清らかな雰囲気に満ちています。

なんといっても見事なのが、神社を彩る彫刻です。本殿は、江戸時代の名工嶋村俊表によって造られています。嶋村家は、「江戸彫物御三家」の一つです。今にも飛び出してきそうな臨場感を持ちながら、不思議な落ち着きも合わせもった、表現巧みな美しい木彫りは必見です。

縁結びにもご利益があり、「結び所」に各自で持ってきた赤い糸を括り付けて良縁成就をお祈りできます。

お寺を見守り続ける、総持寺のケヤキに癒される

お寺を見守り続ける、総持寺のケヤキに癒される
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先にご紹介した、田無神社ともとは一つだったお寺が、西光寺(現総持寺)です。明治時代の神仏分離令によって、田無神社と西光寺とに分かれました。お寺は、田無神社と道路を隔てて、隣合わせに位置します。

境内にそびえるケヤキの木は、入り口の門を圧倒するほどの偉大さがあります。1840年、本堂の建て替えをしたときに、記念に植栽した木だと伝えられています。ケヤキは、風を防ぎ、防火にも役立ちます。天に向けて、手を広げたように枝葉を広げるその姿は、とてもあたたかで、見上げているとやさしい気持ちになれます。

田無用水の面影残る、やすらぎの小道をゆったり歩き

田無用水の面影残る、やすらぎの小道をゆったり歩き
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青梅街道をはさんで、「やすらぎの小道」と「ふれあいの小道」があります。この道は、田無用水として使われていた水路でした。今は地下水路となっています。歩きやすく舗装されており、当時の名残を感じるとともに、用水路を大切にしていた往時の人々の思いが伝わってきます。

武蔵野台地の中央部には川がなく、水不足に困っていた田無では、1696年に田無用水を開通させました。玉川上水から取水し、石神井川に流れ込む経路をとります。この用水によって、街道沿いの家々に水が行きわたりました。

今、小道沿いには民家やお寺が並びます。ゆったりと歩きながら、当時の面影を感じてみませんか。

新しいものと古いものが調和した喫茶店でほんわか

新しいものと古いものが調和した喫茶店でほんわか
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ゆっくりと歩いたあとは、親しみ感じる田無の雰囲気にぴったりな喫茶店で一休み。都内にいくつか店舗を持ちながら、立地に合わせてメニューや雰囲気が違うお店づくりをしている「武蔵野茶房」の本店があります。

お店に入ると、和紙を使ったあかりとともに、おしゃれな白熱スポットライトがやさしく頭上を照らしています。古めかしい凹凸のあるガラスは、向こう側にある光景をぼんやりと夢のように映し出しています。大正時代を意識した店内づくりがなされ、どこか懐かしい気持ちになります。使われている器は、ひとつひとつ、お店のために作られたオリジナルで心なごみます。

珍しい飲み方ができるミルクティーをご紹介します!頼むと、陶器のうつわが3つ、お盆にのせられてきます。ひとつにはミルク、もうひとつには濃いめの紅茶が入っています。中央の大きめの器に、それぞれを注いでミルクと紅茶の量を自分好みに調節しながら飲むことができます。ただ単純に出されたものを飲むのではない、自分で作る楽しみを味わえます。ミルクを多めに入れて、甘みのある紅茶にするもよし、最初は紅茶だけで味わって、最後にミルクをたっぷり注いで贅沢なミルクティーを楽しむもよしです。紅茶だけでなく、珈琲メニューもあります。

喫茶だけでなく、食事もおすすめです!

おわりに

知られざる田無の魅力を、実際に出かけてぜひ体感ください!駅から歩いてまわれるスポットをご紹介しました。お店がたくさんありますので、帰りはショッピングを楽しむのもおすすめです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/11−2014/10/25 訪問

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