山梨県甲州市勝沼といえば、甲州ぶどうの栽培が最初に始まった地と言われ、現在、ぶどうとワインの聖地として知られています。その品質は近年ヨーロッパの方でも高い評価を得るほどのものとなっています。
その甲州市勝沼で秋に開かれる「勝沼ぶどう祭り(かつぬまぶどうまつり)」では、市内にある20数社ものワインメーカーが軒を連ねて出店し、ワインの試飲をすることが出来ます。
試飲方法は簡単。試飲用のワイングラス(¥1,000・2014年価格)を購入するだけ。それだけで好きなワインを好きなだけ試飲することが出来ます。もちろん、お気に入りのワインを見つけたらその場で購入するのもOKです。
このイベントのために県外からも多くのワイン好きが集まってきます。会場のイスには限りがあるので、常連の人達はテントやビニールシートなどのアウトドア用品を持って来ています。
ワインの他にも飲食ブースも多数出店しているので、食べ物にも困りません。
試飲コーナーの方は夕方頃に終わりになるので、日中に行きましょう。
試飲とは別に無料でワインが飲めるコーナーもあります。お子さんやハンドルキーパーの方たちのためにぶどうジュースも用意されています。樽についた蛇口をひねると出てくる樽出し風になっていて雰囲気が出ています。ただし、その分一手間あるので、かなり混み合って行列になりますので、このコーナーだけを目的にするとちょっと厳しいです。
ハンドルキーパーと言えば、警察関係の方々も他のイベント以上に多く来てますので飲酒運転は絶対にやめましょう。
「ぶどう村」というコーナーでは、甲州ぶどう1房が何と無料でもらえます。甲州市お抱えの「フルーツ娘」から手渡しされます。開始前から行列が出来て、お昼ごろにはなくなってしまいます。もちろん、会場には販売用のぶどうも多数用意されています。
また、ぶどう村ではこの他に「ぶどうの早食い競争」や「ぶどう飛ばし大会」も行われます。特にぶどう飛ばし大会は、2014年のイベントにてギネス世界記録に挑戦する企画が用意されています。誰でも参加できるようですので、ふるって参加してみてください。詳しい内容は関連メモの方をご覧ください。
会場となっている勝沼中央公園の周辺ではぶどう狩りのできる観光農園が揃っています。例えば、公園の隣りにある「百果苑」ではぶどうの販売の他に、安価でいろんな種類のぶどうが食べられるお試しセットが用意されいます。
ワインの試飲で盛り上がるお祭りの中盤に、会場前の道路が歩行者天国となってパレードが行われます。フルーツ娘を筆頭に太鼓や神輿、よさこいがパレードに加わります。
夜になると地元の中学生による聖火隊が到着します。会場中央にある樽に点火され、その火を分火して柏尾山に持っていき、甲州ぶどう太鼓の演奏と共に鳥居焼きが点火されます。最後に花火が上がってお祭りのフィナーレを迎えます。聖火隊の火は幻想的な雰囲気です。
最後はワタクシ、ウェブ山梨案内人としてこのスポットの山梨の中での総合評価をお伝えします。
山梨でワイン試飲イベントの代表的なものとして、甲府市の「春の蔵出しワインバー」と「県民祭り」の2つが挙げられますが、勝沼ぶどう祭りは昔から行われているイベントとして認知度が高く、県外の人が多いのが特徴です。
会場には臨時駐車場もありますが、最寄り駅「勝沼ぶどう郷駅」から会場までの公共交通機関も用意されていますので、そちらも利用できます。
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