写真:村井 マヤ
地図を見る電車で広島県福山市に行かれましたら、福山駅北口へ。福山のシンボル福山城見学をしましょう!福山城見学を終えて、お時間があれば福山の城下町巡りの一つとして素敵な赤レンガ通りを少し散歩しませんか?
このおしゃれな赤レンガ通りは、大黒町付近の銀行や交番までレトロな外観なんです。
大黒町を少し歩いて、最近登場した本格的英国パブでランチでもいかがでしょう。
この赤レンガ通りには、明治や大正時代の洋館のような素敵な建物やタワークロック(時計台)のある耳鼻科などが立ち並び、さながら明治・大正ロマンの世界です。ゆっくり歩きながらレトロモダンの世界へ・・。
大黒町までは、福山駅北口からひたすら、線路高架下を東へ歩いて下さい。5分くらい歩くと赤レンガ通りが左手に見えてきますよ。
大黒町の時計台は100年前のイタリアの時計とのこと!素敵ですよね♪
希望の時間に合わせてカリヨン(Carillon:組み鐘)が鳴ります。音楽を奏でる素敵な時計台の音が偶然聞こえてくるかも・・。
*写真は、カリヨンの響く時計台がある「三木耳鼻咽喉科」です。
大黒町の時計台と同じメーカーのものが、福山自動車時計博物館にありますよ!詳しくは下記MEMO(「のれ!みれ!さわれ!写真撮れ!」の福山自動車時計博物館)を参照。
大黒町の時計台のある「三木耳鼻咽喉科」についても、下記MEMOを参照。
写真:村井 マヤ
地図を見る素敵な町に登場した英国パブ「カフェ&パブ ケンジントン」。
ロマンチックな町にふさわしいお店です♪ 昔からここにあったようにレトロモダンの街並みにマッチしていますよ。外観の色合いも赤レンガ通りに合わせているみたい!この町には、不思議とこういうお店が集まってくるのかも知れませんね。
イギリスの古い教会の扉がトレードマークの素敵なお店の外観!ここで記念写真を撮ったら絵になりますよ。
写真:村井 マヤ
地図を見る「カフェ&パブ ケンジントン」の前に来ると目を引くのが美しい大きな扉です。この扉は、なんと100年前のイギリスの教会の扉を船で運んだそうですよ。とても素敵なんです。
一歩中に入ると白壁のホールがあり、そこには古いピアノが置かれています。このピアノ!演奏可能なんですって!このホールを抜けて、アーチ型のドアから店内へ!ステンドグラスも可愛くて「ああ素敵!!」何度も声に出しちゃいますよ♡窓ガラスなども、イギリス製なんですって。
さあ店内に入ると、アンティークなオランダ製のテーブルや椅子!入ってすぐ左手には二階席に上がる細い階段があります。階段は、やっと一人通れるくらいの狭い階段ですが、上りきるとそこはテラス席!階下が見下ろせます。この階段などは、イギリスの船室に使われていたもの・・。オシャレですよね〜♪
福山街歩きの際は、赤レンガ通りの大黒町でランチを楽しんでください!ランチ時間が過ぎると、お茶やケーキが楽しめます。
◆カフェ&パブ ケンジントン◆
広島県福山市大黒町2番12号リンクビル1F
TEL:084-923-1388、FAX:084-959-6662
*営業時間
ケンジントンカフェ 11:30-18:00 / パブケンジントン 18:00-LAST
*定休日:日曜日(祝日は営業)
*写真は、サラダ・コーヒー付きのケンジントンランチです。
写真:村井 マヤ
地図を見る昼間はケンジントンカフェ、夜はパブケンジントン!
夜はもちろんイギリスパブですから、イギリスビールが飲めます。落ち着いた大人の空間という感じです。
写真のキルケニー生は日本のビールよりソフトで滑らかな味わいです。そのほかにもアイルランドの焼酎と言われている「ポチーン」という名のアイルランドの蒸留酒もあります。
「ポチーン」とは、ポチーン製造に使われる小さな銅製のポットを指す言葉です。バンラッティ・ポチーン(BUNRATTY POTCHEEN)は、麦芽、大麦、カラス麦を原料とする無色透明な蒸留酒で、ほのかに甘く香りも豊か。結構強いお酒で、お店には40度と約90度のお酒があります。
*写真は、キルケニーと「フィッシュ&チップス」です。これだけでかなりのボリューム!
写真:村井 マヤ
地図を見る大黒町は、福山城東の惣門より新橋につづく商家町で、通称通町と呼ばれていました。北より胡町につぐ町筋になります。商家の縁起を祈って大黒町と名付けたもので水野家時代の後期に胡町に先んじて形成された歴史ある町です。
昭和40(1965)年の変更で大黒町は、今町・府中町・東町の一部を加えて、町を拡大しました。
明治の末、白色マントルの発明で都市ガスが地方に普及し始め、福山の町にガス灯が初めて点灯されたのは、明治44(1911)年のことです。
通町などの繁華街にガス灯がつき、この「文明の灯」は商家や上流家庭で導入されたようです。また各商店競って灯りに用いたとのこと。街灯としても取り入れられました。街灯は、脚立を持ち、マッチを口にくわえた点灯掛職人が夕刻やってきて、火を灯してまわったそうです。
線路高架下沿いを歩いて、大黒町に向かうと明治時代に導入された英国製の姿をした「ガス灯」に出会います。優しいガス灯の灯りが、ふんわり福山の夜を彩ったことを想像してみて下さいね。
*写真は大黒町の夜の風景(この灯りは電気ですが、レトロなデザインの街灯で雰囲気があります)
このたびは、福山城下町で特にレトロな「鹿鳴館調」とも言われている大黒町商店街をご紹介しました。
福山市は、先の大戦中に空襲に遭いましたが、大黒町や周辺の胡町、東町などの一部は焼けずに昔の風情を残している所もあります。江戸時代からの古い建物も所々残ってますし、水野勝成公が整備した上下水道の遺構もあります。古い町が好きな方には必見の町です。
大黒町のアーケードを取り払った町づくりは、全国的に注目を集めて行政・経済団体・商店組合などが視察に訪れたそうです(昭和58年8月から平成15年3月末までで452団体が訪れています)。この町づくりを進めた立役者のお1人が「福山自動車時計博物館」の館長でもある能宗孝氏です。博物館を訪問されたら、納得!という感じですよ。
こだわりの大黒町の街並みを、のんびり歩いて楽しんでいただきたいです。
福山の観光については「名所・鞆の浦とあわせて行きたい!広島の名城・福山城」も参考にして下さい。
参考文献:『備後・福山の暴れん坊-能宗孝という男』(株式会社展望社)
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(2023/11/29更新)
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