メインストリートの左営大道はお店や屋台がたくさんあり、まだ明るいと言えるのですが、お店がある小道「介壽路」の方へ入った後から段々暗さを増していきます。回りくねった道を行くごとに暗闇の中へ。到着して営業していることを確認するまでドキドキ。お店に行き着くまで、「介壽路」から車で約10分。こんなスリル満点のショートトリップも味わえます。
本当に営業しているの?お客さんがいるの?と思いきや中は人でいっぱい。食事時にはウェイティングリストに登録してロビーで待つことも。以前はロビーに椅子もなかったのですが、今は改装されて店内もロビーもきれいで快適になりました。
この鍋は「酸菜白肉鍋」とも呼ばれていて、「劉家」の鍋は、地元でも評判。
「酸白菜」とは中国東北部で作られる白菜のお漬物。白菜を甕に漬け、自然発酵させたもので、料理や鍋の材料として使われます。この白菜は、自然発酵食品なので、乳酸菌やビタミンBが豊富。そして、鍋に入っている材料の「白肉(豚ばら肉)」と共に疲労回復効果があり、胃の活性化も促進させます。鍋のベースとして入っている基本の材料は、この「酸菜」と「白肉(豚ばら肉)」、揚げた湯葉、高野豆腐、魚の団子です。
豚ばら肉は、どうして「白肉」になるかというと、油を落とすようにゆでた後に蒸すなどの加工をしているのです。油を落としているのでヘルシー。また「酸菜」のすっぱさととってもマッチし、やめられなくなるおいしさです。特製のごまダレをつけて味わってみてください。そして円形の鍋の中央にある煙突の形状も目を引きます。その煙突からモクモクと立ち上がる煙…。見た感じはまるで魔法のランプ!?
この「酸白菜火鍋」の他、このお店は実は「牛肉麺」も名物なんです。2009年台北の国際牛肉麺フェスティバルで「紅燒(醤油煮込み)」部門一位に輝きました!そしておすすめのサイドメニューは、「水餃(水餃子)」。こちらは一個5元で10個からオーダー可能です。小さめですが皮のモチモチ感がたまらないおいしさ。それから、「牛肉捲餅(牛肉ロール)」や「蔥油餅」もネギの味が素材のうまみを引き出しています。最後に中華デザート、ふわふわの小豆蒸しケーキ「紅豆鬆糕」も味わって下さい!
こちらのお店は1991年、軍の施設があるこちらの村にオープン。伝統的な中国東北地方の味を守っています。2014年、台湾観光局主催のグルメキャンペーンのお店に指定されています。入り口には台湾観光局のゆるきゃら「喔熊(Oh! Bear)」も。日本人の口に合う鍋なので、みなさん是非お試しください。
行き着くまでもドキドキの暗闇の旅。日本ではなかなか味わえない白菜の漬物の鍋、そして魔法のランプのような鍋の感動を味わってみませんか。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索