提供元:中央アルプス観光株式会社
http://www.chuo-alps.com/「千畳敷カール」といえば長野県にある中央アルプス・宝剣岳の直下標高2600m付近に広がる、氷河により形成された半円状の窪地。その絶景は広く知られており、中でも夏の高山植物が咲き乱れる姿は誰もが一度は目にしたことがある、日本を代表する絶景の一つです。
そんな「千畳敷カール」は夏だけでなく、冬もまた紺碧の空と白銀に輝く世界が見事。そして、秋は山肌一面が錦をまとい、多くの観光客が訪れる紅葉スポットと化すのです。
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http://www.chuo-alps.com/そんな「千畳敷カール」は標高が2600mを超えるような本格的な高山帯に位置しています。それゆえに、かつては登山者のみに与えられた「千畳敷カール」の絶景だったのです。
しかし、この絶景を広く昭和42年に開通した日本初の山岳ロープウェイ「駒ケ岳ロープウェイ」によって、「千畳敷カール」まで登山道を経ることなく、誰でも手軽に絶景を堪能できることになったのです。
「駒ケ岳ロープウェイ」は、日本最高の高低差は950mを誇り、駒ケ岳中腹の「しらび平駅」と「千畳敷駅」を7分半で結びます。ちなみに「千畳敷駅」は日本最高所の駅で、標高2611mにあります。「駒ケ岳ロープウェイ」は紅葉が楽しめるロープウェイの全国1位にも選ばれており、車窓から存分に紅葉を堪能することができます。
写真:bow
地図を見る中央アルプス宝剣岳の山頂直下、駒ケ岳ロープウェイの「千畳敷駅」を降りるとすぐ、そこには「千畳敷カール」の感動の絶景が広がります。山肌全体が錦をまとい、訪れる者の心を洗い流してくれます。
また、写真撮影で人気のポイントは「千畳敷駅」から少し離れたところにある「剣ヶ池」で、千畳敷カールと宝剣岳をワンフレームに収めることができます。ここでの記念撮影は必須!
写真:bow
地図を見る駒ヶ岳ロープウェイ「千畳敷駅」からは宝剣岳、木曽駒ヶ岳へと続く登山道の他に、「千畳敷カール」をぐるりと周遊できる遊歩道も設けられています。
中央アルプスの主峰・木曽駒ヶ岳方面の登山道へは、往復3時間程度が必要となり、それなりの装備で挑む必要がありますが、遊歩道であればこちらは誰でも気軽にその約40分程度で「千畳敷カール」を一周できすることができます。
遊歩道沿いはナナカマドなどの高山らしい木々が多く、時を同じくして紅に染まる山肌は見事。山上の紅葉をじっくりと堪能しましょう。
写真:bow
地図を見る体力と時間に余裕があるなら、目前にそびえる宝剣岳、そして木曽駒ケ岳方面に少し足を踏み込んでみてはどうでしょうか。千畳敷カールの上部、岩がゴロゴロと転がる急こう配の難所、八丁坂を超えれば「乗越浄土」という稜線へ辿り着きます。ここから見下ろす「千畳敷カール」がまた絶景!天気がよければ南アルプスまでも一望できます。
南アルプスの中央、標高2956mの木曽駒ケ岳へは駒ケ岳ロープウェイ「千畳敷駅」から往復約3時間半、初心者向けのコースとしても知られています。半日で3000m級の登山に挑戦できるのでチャレンジしてみてもいいかもれませんね。ただし、近年軽装で山に踏み込みトラブルに遭うケースが多発しています。あくまで、相手は山ですのできちんと装備は整えて挑みましょう。
感動の絶景が待つ「千畳敷カール」へは「駒ケ岳ロープウェイ」でのアクセスとなりますが、週末やシーズンともなるとかなりの混雑となります。数時間待ちというケースも珍しくないため、朝いちばんに現地入りすることをオススメ。
ロープウェイに乗るためには山麓側の駅「しらび平駅」行きのバスに乗る必要があります。マイカーならば「菅の平バスセンター」の大駐車場へ車を停め、バスに乗り換え。そこから30分かけて山道を登り、ロープウェイ乗り場へと向かうことになります。シーズン中ともなれば5時台からバスは動いています。とにかく、ここまでを出来るだけ早く到着できるように頑張りましょう!
また紅葉の見頃ですが、稜線や木曽駒ケ岳の紅葉は9月中旬頃から始まります。「千畳敷カール」の見頃は例年9月下旬から10月上旬。また、標高差のあるロープウェイ区間中はさらに見頃が異なり、10月上旬〜10月下旬頃になり、比較的長い期間で紅葉が楽しめます。どこの紅葉をメインで狙うか、しっかり絞って訪ねてみましょう!
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(2025/2/14更新)
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