町をいろどる人形たち。東京・人形町「からくり櫓」と、人形焼の名店めぐり!

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町をいろどる人形たち。東京・人形町「からくり櫓」と、人形焼の名店めぐり!

町をいろどる人形たち。東京・人形町「からくり櫓」と、人形焼の名店めぐり!

更新日:2014/10/31 12:38

カノオミツヒサのプロフィール写真 カノオミツヒサ フリーライター

東京都中央区にある人形町。その名前は、江戸時代に人形芝居が盛んに行われ、人形師などが住んでいたことに由来します。現在は芝居小屋はありませんが、人形たちが華麗に動き出す「からくり櫓」が観光客の目を楽しませています。また、名物の人形焼は各店で違った味わいがあり、お土産として大人気です。
今回は人形町にスポットを当て、人形町の情緒あふれる「からくり櫓」と、人形焼の名店をご紹介していきます。

小話つきの「江戸落語からくり櫓」

小話つきの「江戸落語からくり櫓」

写真:カノオミツヒサ

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人形町駅へは、東京メトロ日比谷線と都営地下鉄浅草線が乗り入れています。乗換えを含み、東京駅から約20分。羽田空港からは40分ほどで到着です。

最初にご紹介するのは2009年11月の「人形市」でお目見えした「からくり櫓」です。2種類ありますので、まずは「江戸落語からくり櫓」へ行ってみましょう。人形町交差点から水天宮交差点へ向かって100mほど歩くと、左手に見えてきます。

からくり櫓は11時〜19時の間、毎時00分に動き出します。時間になると、櫓の下部にあるどんちょう幕が開き、中から着物姿の人形が登場。スピーカーからは、落語家・立川談幸さんの人形町にまつわる小話が流れます。そして屋根の下にある3つの絵が次々と回転し、天秤を担いだ魚屋さんや、江戸の町を見守る武士などが現れます。生き生きと動き出す人形たちを見ていると、まるでお芝居を鑑賞しているみたいですね。

さて、次はもうひとつの「江戸火消しからくり櫓」を見に行きましょう。

まるで出初式!?「江戸火消しからくり櫓」

まるで出初式!?「江戸火消しからくり櫓」

写真:カノオミツヒサ

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2つ目の「江戸火消しからくり櫓」へは、人形町通りを渡って人形町交差点方面へ歩きましょう。1分ほどで到着です。

こちらは町火消しがテーマになっており、時間になるとスピーカーから木遣り歌が流れ出します。すると中から纏を上げる人形や、梯子乗りを披露する人形が出現。さらにクライマックスには高さ8メートルの屋根部分がさらに上に伸びて、水平に飛び出すアクロバティックな人形が登場!勇壮な姿に、思わず見入ってしまいますね!

気が付けば、周囲は見物客でいっぱいに。きっと江戸時代の人形芝居にも、こうしてたくさんの人々が集まってきたことでしょう。からくり櫓は、そんな人形町の歴史や情緒を今に伝えています。

さて、次は人形焼の名店を3軒ご紹介します。ここから近い順に、最初は「人形焼本舗板倉屋」を訪ねてみましょう。

味わい深い「人形焼本舗板倉屋」

味わい深い「人形焼本舗板倉屋」

写真:カノオミツヒサ

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「江戸火消しからくり櫓」から、通りの向かい側へ行ってみましょう。落ち着いた佇まいの「人形焼本舗板倉屋」があります。

店内に足を踏み入れると、甘くて香ばしい匂いに包まれます。奥で手焼きされている人形焼は、1個100円。彫りが深いので、顔がハッキリとしているのが特徴です。七福神がデザインされており、布袋尊、弁財天、恵比寿などの顔が並びます。しかし、並んでいるのは全部で6種類。福禄寿の顔だけ見当たりません。肝心の7つ目は、お客様の笑顔なのだそうです。

食べてみると、一晩寝かせたカステラ生地の味わいが奥深いです。こし餡とのバランスが良く、ひと口ごとに自然と顔がほころんでしまいますね。福の神の笑顔になれたでしょうか?

続いては甘酒横丁に入り、「人形町亀井堂」へ向かいます。

フワフワ食感!「人形町亀井堂」

フワフワ食感!「人形町亀井堂」

写真:カノオミツヒサ

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「人形焼本舗板倉屋」を出て左へ。さらに最初の信号を左へ曲がり、甘酒横丁に入ります。2分ほど歩けば、「人形町亀井堂」に到着です。

牛乳やバターを使わない和カステラ製法の人形焼(餡入り)は、一袋680円。ダルマや亀など縁起の良いものがデザインされており、何か良いことが起こりそうな気がしてきます。
ひとつ口に入れると、その食感の軽さにビックリ!北海道産小豆100%のこしあんを、生地がふんわりと包み込んでいます。クセがないので、いくらでも食べられそうですね。

また、浅草にある「ITALIAのじぇらぁとや」とコラボした、「人形焼ジェラート」も人気商品。明治座でも販売されていて、お客様に評判なのだとか。人形焼の新しい味を、試してみてはいかがでしょうか?

さて、最後は水天宮前の「重盛永信堂」へ向かいましょう!

餡がたっぷり!「重盛永信堂」

餡がたっぷり!「重盛永信堂」

写真:カノオミツヒサ

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「人形町亀井堂」から甘酒横丁交差点に戻って左に曲がり、水天宮交差点に向かって歩きます。すると、およそ2分で「重盛永信堂」の看板が見えてきます。

人形焼は1個130円。先ほどご紹介した「人形焼本舗板倉屋」と同様に、七福神の顔が描かれていて、福禄寿の顔だけ見当たりません。理由を伺ったところ、「福禄寿は顔が長いので、他とサイズを合わせるのが困難」なのだそうです。やはり7つ目は、「お客様の笑顔」ということでした。

ふくよかな印象を受ける人形焼には、こし餡がたっぷりと入っています。生地が薄いので、食べ応え満点!多いときには1日で1万個売れてしまう人気商品です。平日は午後8時まで営業しているので、ゆっくり観光したあとでも購入できるのが嬉しいですね。

諸説ありますが、人形焼は人形町が発祥地ともいわれています。東京みやげの定番である人形焼を、ぜひ人形町で買ってみましょう!

おわりに

いかがだったでしょうか?まるで生きているかのような、からくり人形の動きに魅了され、名物の人形焼に舌鼓!江戸時代の賑わいと同じく、今でもこの町では人形が注目の的となっています。人形を楽しみながら歩けば、いつしか福の神の笑顔になっているかもしれませんよ?!

人形町では、毎年恒例の「人形市」が開催されます。2014年は10月16日(木)〜18日(土)の3日間で、人形メーカーの物販ほか、大観音寺での人形供養などが行われます。人形の店が並ぶ姿に、かつての面影を垣間見ることができそうですね。
魅力豊かな人形たちの町へ、遊びにでかけましょう!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/30 訪問

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