写真:高橋 しゅう
地図を見る北越急行・ほくほく線には多くの列車が走っていますが、トンネル内での車内「シアター」を楽しむ為には、「ゆめぞら」号に乗車することになります。
運行は、土休日や夏休み、冬休み期間を中心に越後湯沢駅〜直江津駅間(一部区間をJR線に乗り入れて運行)を1日2往復程度、運転しています。※時期により変動があります。
また、「ゆめぞら」号は乗車券だけで乗れる、お得な電車です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る大部分は、丘陵地や山間部を通る路線の為、長いトンネルも続きます。そこで、シアタートレイン「ゆめぞら」号の本領発揮です。
トンネルに入りますと、天井に綺麗なイメージ映像が映され、音と映像の「ゆめぞら」の世界に入ります。走行区間に長いトンネルが5箇所あり、その中で楽しむことが出来ます。映像が流れる時間はトンネルの長さによって違いますが、概ね3分〜5分程度です。
写真:高橋 しゅう
地図を見る「ゆめぞら」号では写真にあるような「宇宙」や「花火」「海中」等の5種類の映像を月替わりで上映しています。また、同じ上映内容でも2両編成の車両毎に、ムードある雰囲気の映像と迫力ある映像を上映していますので、車内を移動すれば一度の乗車で違う雰囲気の映像が楽しめます。
尚、「北越急行」のサイト内で、サンプル映像を見ることができますので興味のある方は、どうぞ参照下さい。
私の訪ねた2012年9月は、「天空」編でした。
写真:高橋 しゅう
地図を見るトンネルが多い路線の北越急行・ほくほく線。シアタートレインとあわせて、全国的にも珍しい「もぐら駅」(山間部等のトンネル内に造られた駅)の美佐島駅があるのも、特徴の一つです。
見た目は地下鉄の駅と変わりませんが、山間部のトンネル内にある駅として、珍しい存在になっています。また、ホームから地上に出ると、駅前には山と渓流の景色が広がり、そのギャップも面白いものです。
珍しさから、わざわざこの駅を訪ねる観光客の方もいて、駅に置いてある「駅ノート」には、訪ねて来た方のコメントが書かれています。
他に「もぐら駅」としては、群馬県にある谷川岳の玄関口「土合(どあい)駅」等が、知られています。
写真:高橋 しゅう
地図を見る大半がトンネル区間の路線ですが、起点になる六日町駅と犀潟駅の前後では平野部を通り、米どころ新潟の田園風景の車窓を、少しの時間ながら楽しむこともできます。また中程の区間は、山間部のトンネル区間ですが、一部、越後の山間の風景も眺めることが出来ます。
北越急行・ほくほく線は、上越新幹線を経由して、首都圏と北陸を短絡する役割が大きい鉄道で、高速の特急列車が走る鉄道です。特急列車で通過すると、ただのトンネルの多い路線ですが、沿線には、着物と雪まつりで知られる十日町や、棚田の里で知られる、まつだい等の見どころも点在しています。
ここは「シアタートレイン」に乗って、越後の旅はいかがでしょうか。秋の紅葉の時期から季節は移り、これからは白銀の世界が広がります。
北越急行・ほくほく線
区間 :六日町駅〜犀潟(さいがた)駅
※「ゆめぞら」と一部列車は、JRに乗り入れ越後湯沢駅〜直江津駅で運行
※特急列車は、越後湯沢駅と富山、金沢方面を結びます。
所要時間:約1時間30分 「ゆめぞら」号 越後湯沢〜直江津乗車の場合
運賃 :越後湯沢〜直江津 1,350円(通しの場合)
※土休日等に利用できる「えちごツーデーパス」2,500円や
「ウイークエンドパス」8,700円等のフリー切符も利用できます。
(詳細はJR東日本のサイトを参照下さい。)
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(2024/9/18更新)
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