モデルニスモ様式にして欧州最大級!バレンシア中央市場

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モデルニスモ様式にして欧州最大級!バレンシア中央市場

モデルニスモ様式にして欧州最大級!バレンシア中央市場

更新日:2014/09/24 11:13

小林 理沙のプロフィール写真 小林 理沙 日本語教師、翻訳家

イベリア半島の東側に位置するバレンシアは、スペイン第3の都市ですがのんびりとした治安もよいところです。恵まれた気候と豊かな食文化を求めて訪れるヨーロッパ人が後を絶ちません。そんなバレンシアの台所を支えるのが中央市場です。

生鮮食品の市場としてはヨーロッパ最大、1996年から取り組み始めたオンラインショッピングなど、物流面でも高い評価を得ています。

工事着工からちょうど100周年!

工事着工からちょうど100周年!

写真:小林 理沙

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中央市場(Mercado Central)の建築工事が始まったのは1914年で、施工から100年!もはや歴史的な建造物と言えるでしょう。

建築を手がけたのはバルセロナの建築学校を終え、ガウディの師匠としても知られる建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネーのチームで経験を積んだフランセスク・グアルディア・イ・ヴィアルとアレサンドレ・ソレール・イ・マルクです。

ウェディングケーキのような建物にうっとり

ウェディングケーキのような建物にうっとり

写真:小林 理沙

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建築時期は19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで流行した芸術運動「モデルニスモ」にあたります。日本ではフランス語訳の「アール・ヌーヴォー」が知られていますね。

建築面での特徴は建物に曲線や彫刻を多用した装飾の多さが挙げられます。モデルニスモ様式の建築では「サグラダ・ファミリア」や「カサ・ミラ」などで知られるガウディが有名なことからも想像しやすいことですが、スペインではバルセロナを中心にカタルーニャ州で盛んになり、それからスペイン全土に普及しました。

現在、バレンシアにもお菓子の家のようなこのモデルニスモ様式の建築物が残っており、中央市場もその一つです。装飾には地中海地域の伝統的な3色(青、緑、黄)を用いたタイルが使われ、バレンシアが世界に誇るオレンジが描かれています。伝統を守りながらも、時を経ても古くならないデザインは、さすがは芸術家を育んできた国スペインです。

気軽に楽しめる地元グルメ!

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写真:小林 理沙

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市場内や正面口の階段下にはバルがいくつかあり、市場直結の新鮮で質のよい食材を使った料理を試すことができます。

日本では珍しい食べ物もたくさん見つけられることでしょう。良質のオリーブオイルで揚げられたアーティチョークのフライも、軽く塩を振っただけのシンプルな味付けが素材の良さをひきたてます。サクサクした食感がたまらない一品です。

また、時間やお腹の都合によりその場で食べられなくても、お惣菜屋さんでパエリアを始めとする米料理やデリカテッセンを持ち帰ることができます。

観光客からプロまでに愛される理由

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写真:小林 理沙

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スペイン料理の食材なら最高級のイベリコ豚やオリーブオイル、サフランなど何でも手に入ることから、一般市民は言うまでもなく有名なレストランのシェフもが足しげく通う市場です。また、フルーツを買って食べ歩きしている観光客の方もよく見ます。

さらに、スペイン人にとってエキゾチックな食材を取り扱うお店もあり、和食の食材を買うこともある程度可能です。日本のものでは、意外とスペイン人の口に合う大福(冷凍)やアイスクリームの「雪見だいふく」まで売られています。

市場は8160平米の広い敷地を持ち、野菜や果物、肉やワインなどを取り扱う6760平米のゾーンと魚介類を売る1400平米のゾーンの2つに分かれています。

中央口から入ると、その広大なスペースに約300ものお店が所狭しと軒を連ね、活気溢れる光景が圧巻です!迷子になりそうですが、頭上には通路名がありますから、実は位置確認がしやすいんです。ちなみに、通路の名前はバレンシア出身の著名人名がついているんですよ。

まとめとして

野菜や果物不足になりがちな旅行中、市場で新鮮なフルーツを買って食べるのも、ワインにイベリコ豚のハムやチーズを買って旅先のホテルで味わうのも旅の醍醐味です。

また、高級食材のカラスミも日本よりは低価格です。その上、種類豊富でボラの卵の塩漬けだけでなくタラ、マグロなどの卵の塩漬けもあります。この他、お土産としても人気のオリーブオイル、香り高いパプリカやサフラン等のスパイスの品揃えも素晴らしいので、この機会に買っておいてお土産用にすると受け取った方に喜ばれること間違いありません!もちろんご自宅用のお土産にしても、帰国後に旅の余韻を味わえていいですね。

なお、市場の営業時間ですが、休業日の日曜・祝日を除いての毎日7時から15時までとなっております。

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