パールハーバーはホノルル空港の東、ワイキキからはバスまたは車で約50分ほどのところにあります。アリゾナビジターセンターに着いたら入り口ゲートに向かう前に、カバンなどの手荷物はロッカールームに預け、貴重品やカメラは手で持ち携帯します。 ゲートをくぐるとチケットセンターがあり、こちらで見学したい施設のチケットを購入します。それぞれ1時間半ほどあればゆっくり見学することができるので、お時間あるかたはアリゾナや航空博物館とのセットチケットの購入もオススメです。(ミズーリ号記念館のみは 大人 $25 / 4歳〜12歳 $13 )チケットを手に入れたら約10分おきに運行しているシャトルバスでミズーリ記念館まで移動しましょう。
※写真はゲートをくぐってからの敷地内の様子。
シャトルバスを降りると目の前にドーンと現れる大きな戦艦は圧倒的。この戦艦ミズーリは第二次世界対戦中に硫黄島の戦いや沖縄の戦いにも参加した艦であの戦艦大和の撃沈の部隊にいたと言われています。アイオワ級戦艦の3番艦として1944年に進水してから1992年まで現役で活躍していた全長270.4mの巨大な軍艦は現在の日本の護衛艦よりもはるかに大きいサイズです。船内では当時の様子が再現された食堂、寝室などの居住空間も見学することができます。
木製の甲板の上には迫力満点の3基の16インチ砲。デッキからはパールハーバーを一望できます。艦内には英語・日本語のガイドさんがいらっしゃいます。運良くこの主砲あたりで出会う事ができたら一連の説明を聞く事ができるのでぜひ探してみてくださいね。(途中で合流することも可能です)
戦艦ミズーリは第二次世界大戦の降伏文章調印式が行われた所としても知られています。ここに標されたこの場所は調印式で署名した場所。終戦は8月15日と言われていますが、正式に書面上でも戦争が終わったのは1945年9月2日、東京湾に投錨されたこの船の上で行われた調印式だったのです。
そしてその横には書面が展示されており、重光葵、梅津美治郎らの署名が保管されています。
そして艦尾側の右側面にある"くぼみ"が見えるでしょうか?
これは日本の特攻機が突入した跡。現在も残されており、当時ミズーリの艦長は祖国のために任務を全うした日本兵の名誉をたたえ、船員の反対を押し切って日本の国旗をまとわせ水葬により弔われたそうです。
リゾート旅行の途中に、日本とハワイの歴史を知る事ができるパールハーバーに立ち寄ってみませんか?
戦争を知らない世代にとっても大変勉強になります。今の時代、こうして私たち日本人がハワイを、パールハーバーを訪れることができるのも平和の証かもしれませんね。
ミズーリ号営業時間
8:00 am - 4:00 pm
8:00 am - 5:00 pm (6月ー8月)
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