写真:渡部 洋一
地図を見る誰もが知る、ピサの斜塔。この塔の立つ「ピサのドゥオーモ広場」は、1987年世界遺産に登録されています。しかし、世界遺産登録の遥か前から、この塔はその傾きと「落下の法則」のエピソードによって、世界中にその名を知られる存在でした。
今から約400年前、ガリレオはこの塔から大小2つの金属玉を落としました。その2つの玉が同時に地面に着地した時、「重力による落下速度はその物体の質量の大きさに依らない」という「落下の法則」は証明されたのです。これが、まず1つ目のエピソード。確かに、この傾いた塔は、その実験に最適だったことでしょう。
写真:渡部 洋一
地図を見る写真が傾いているのではなく、塔が傾いている。他の建物と比較すると、それがはっきりとわかります。
かつて約5.5度傾いていたこの塔は、1990年から2001年の工事によって、約3.99度に修復されました。3.99度と数字にするとそれほど大きい感じはしませんが、実際に目で見ると、建っているのが不思議なほど大きく傾いています。
写真:渡部 洋一
地図を見るトリック写真ではありません。当たり前ですが、斜塔には真っすぐに見える角度があります。見る角度によって、塔の傾き加減が変わる、不思議な感覚を楽しむことができます。
是非、塔の周りをぐるっと一周歩いてみましょう。あなたの好きな角度が見つかるかもしれません。
写真:渡部 洋一
地図を見る世界遺産「ピサのドゥオーモ広場」は「奇跡の広場」とも呼ばれ、斜塔の他にも魅力的な建築物があります。
写真は、ピサ大聖堂。50年の歳月をかけて作られた、ロマネスク建築の傑作です。そして、白く輝く壮大なこの大聖堂の内部に、もう1つのガリレオ伝説があります。
写真:渡部 洋一
地図を見るピサ大聖堂の内部の天井から吊り下げられた、巨大なランプ。このランプが揺れる様子を見て、ガリレオはあることに気がつきました。「振り子の揺れが大きい時も、揺れが小さい時も、往復にかかる時間は同じではないか。」と。
この「振り子の法則」の発見が、今回ご紹介する2つ目のエピソードです。
天才とは、普通の人が気づかないことに気づくということなのかもしれませんね。
今回ご紹介した2つのエピソード。ガリレオの、いや、世界史の分岐点となった瞬間を今に伝えるものですが、その真偽には疑いもあります。
ガリレオは本当にピサの斜塔から鉄球を落としたのか?本当にランプの揺れに振り子の法則を発見したのか?その謎は、永久に解明されることはないのかもしれません。しかし、ガリレオの死後400年近く経つ今なお、人々はその伝説にロマンを感じ、この場所に足を運んでいるのです。
イタリアを訪れる機会があれば、あなたも是非ピサで中世の歴史ロマンを感じてみてください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
渡部 洋一
ご覧頂き誠にありがとうございます。旅と写真が好きです。国内外問わず、有名な観光地から初めて名前を聞くような小さな村まで、お金と時間の都合さえつけばカメラを持ってどこにでも行ってしまいます。特にアジア各…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/10更新)
- 広告 -