三笠鉄道村の幌内ゾーンがあるのは、三笠市街地から少し離れた山間部。旧幌内線の終着駅「幌内駅」があった場所です。幌内町へ向かって道道1129号線を進んでいくと、煙を上げるSLやそのほか鉄道車両の並んでいる光景が見えてきます。
道路から旧幌内線の線路を挟んで見える、赤レンガ仕立ての建物は「三笠鉄道記念館」。ここでは、北海道の鉄道に関する歴史を展示しており、幌内鉄道などについて知ることが出来ます。
屋外ではディーゼル機関車やラッセル雪カキ車など、様々な車両が置かれています。これらの多くはJRから貸し出されているものです。
車両好きの鉄道ファンは、ぜひ御覧ください。
■営業時間 9時〜17時
■休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
■記念館への入館料 大人530円 小・中学生210円
※10月16日〜4月15日は冬の休業期間となっています。
旧幌内線の線路にあるSLの漆黒の車体は、まさに威風堂々たるもの!煙突から吹き出す煙は圧巻で、勢い良く噴き出している時の音は、間近でなんの心構えもなく聞いていると、びっくりしてしまいます。
SLは鉄道記念館前から300mあるコースを、30分ごとに往復します。運行日については、夏休み期間中だと休館日以外すべての曜日となりますが、それ以外の期間では土日祝日のみで、平日は運行されていません。訪れる季節と曜日には、ご注意ください。
■運行時間 12時〜16時(土曜日) 10時〜16時(日曜日・祝日)
■乗車料金 300円
三笠鉄道村の「幌内ゾーン」におけるSLは、線路上を走っている車両だけではありません。鉄道記念館と隣接する車庫にSLがもう2台あり、こちらは静態保存されています。
SL以外には函館本線で活躍した電気機関車が1台あり、SLを含めて計3台の車両が展示。この車庫は外から自由に出入りでき、入館料なしで見ることが可能です。
この車庫を奥に進んでいくと見えてくるのが、函館JR五稜郭機関区より寄贈された機器。ブレーキ系統表示動作盤などが置かれていますが、これは運転養成用の機器。車両以外でも鉄道というものを楽しませてくれます。
SLの乗車体験は世代を問わず人気がありますが、それ以外の乗り物でも楽しめるのが三笠鉄道村。もう一つの人気ある乗り物が「ミニ新幹線」です!小さな車体にお座りし、三笠鉄道村の敷地内を回れます。
こちらは子連れの親子に特にオススメです。
ミニ新幹線に乗る際は、係員の方に声をかけてください。発着場にミニ新幹線の車両があれば、すぐに乗ることが出来ます。
■運行時間 随時運行(土曜日・日曜日・祝日)
■乗車料金 300円
幌内炭鉱が活動し、幌内線が積極的に運行されていた頃は栄えたであろうこの一帯も、現在では民家の少ない場所。三笠鉄道記念館の道路を挟んだ向かい側も、昔の住宅地は消え、駐車場になっています。時代の変化を思うと、不思議な気分になるでしょう。
ちなみに、その幌内線が廃止されたのは昭和62年。それまでは、三笠駅から幾春別駅(いくしゅんべつえき)方面と幌内駅方面に列車が運行されていました。
三笠鉄道村の幌内ゾーンが幌内駅の跡地にあるのに対し、三笠ゾーンは三笠駅の跡地にあります。
迫力ある漆黒のSLや可愛らしいミニ新幹線など、体験乗車が魅力的な三笠鉄道村の幌内ゾーン。また車両を見学したり、鉄道記念館で北海道の鉄道の歴史を学べるなど、体験乗車以外の魅力もしっかりあります。
ぜひ、三笠鉄道村で鉄道の魅力を味わってみましょう。
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(2024/10/10更新)
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