写真:盛 千夏
地図を見る「セントラル・バル」をプロデュースするリカルド・カマレナ氏は、バレンシアのミシュラン星付きレストラン6軒のうちの1軒、その名も「リカルド・カマレナ(Ricardo Camarena)」のオーナーシェフ。今、バレンシアで最も勢いのある若手シェフです。
カマレナ氏は、他にもカジュアルレストラン「カナジャ・ビストロ(Canalla Bistro)」というカジュアルレストランもプロデュースしており、こちらも週末は予約必須の人気店。今回ご紹介する「セントラル・バル」は2012年にオープンしたグループ3号店となります。
カマレナ氏のワンタッチが加えられた定番タパスは、値段もリーズナブル!保守的な舌を持つスペイン人にも大評判なんです。
写真:盛 千夏
地図を見るオープン時間は、市場の営業時間に合わせているので、大体7時半〜午後3時まで。
スペインでは甘いパンやトーストにカフェ・コン・レチェ(スペインのカフェオレ)で軽く朝食を済ませることが多いのですが、「セントラル・バル」では朝一でもキッチンはフル回転。1日の観光に耐えられるような、ガッツリ系朝食も食べられます。
席がなければ立ち食いor席が出来るまで少し待って下さい。バルなので長居をする人は殆どいません。朝早い時間は宵っ張りのスペイン人が少ないため、すぐに座れる可能性大です。
まず席を確保したら、黒板の「本日のオススメ」を必ずチェックして下さいね。その日市場で仕入れた新鮮な食材が書かれています。
その後、飲み物を注文するとオリーブの盛り合わせがサーブされます。これが中々美味しく期待が高まります!
写真:盛 千夏
地図を見る着席するとカウンターに置いてくれる紙製のクロスがメニューです。(英語メニューもあり)
周りのスペイン人を見て指差しで頼むのも良し、黒板に書かれたオススメを頼むのも良しですが、バレンシア在住10年の私がいつも注文するのはこちら⇓
- ブニュエロス・デ・バカラオ(Buñuelos de Bacalao)
干しダラをほぐして作った揚げ物。干しダラは水で戻し塩抜きをしますが、この加減が難しい。
- ボケロネス・エン・ビナグレタ(Boquerones en vinagreta)
鰯の酢漬けで、スペインではバルの定番メニュー。
- クロチナス(Clochinas)
バレンシアの近くで採れる、小粒のムール貝で、普通のムール貝より旨味が凝縮されています。(季節限定もの)
どれも定番タパスですが、さすがミシュランの星付きシェフ監修、と納得できるお味です。タパスは1皿3.2ユーロ〜10ユーロとバリエーションがあります。
写真:盛 千夏
地図を見るボカディージョ(Bocadillo)とは、スペイン風のバゲットサンドイッチの事。日本人にとっておにぎりのようなスペイン人のソウルフードです。
温かい具が入ったボカディージョと生ハムやツナなどを挟んだボカディージョがありますが、人気の軍配は温かいボカディージョに上がります。
私のお勧めは、スパイシーなモルシージャ(Morcilla)の入ったボカディージョ「カナジャ(Canalla)」。モルシージャとは、豚の血で作った真っ黒なソーセージのことで、見た目はいまいちですが、濃厚な風味とピリッとしたスパイシーさがたまりません。鮮度バツグンの焼いたモルシージャ+スクランブルエッグ+ピーマンの組み合わせはクセになります。
この女性のビーチサンダルぐらいの大きさのボカディージョ、食べきれないという方は2人でシェアしても、「Medio(ハーフサイズ)」と頼んでもOK。ボカディージョは1つ5〜5.5ユーロです。
スペイン・バレンシア中央市場内の人気グルメ・スポット「セントラル・バル」は、町のバルと同じ感覚でミシュラン・スターシェフの味が楽しめます。
朝食、アルムエルソ(Almuezo、朝のおやつ)、昼食のどの時間帯もキッチンはフル稼働で、いつでも出来立ての温かい一皿を食べることが出来ます。
バレンシアの世界遺産ラ・ロンハ(La Lonja)や、中央市場見学ついでに是非お寄り下さい。
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(2024/10/16更新)
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