滋賀県野洲市「弥生の森歴史公園」で古代を学ぶ!日本一の銅鐸から古墳まで

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滋賀県野洲市「弥生の森歴史公園」で古代を学ぶ!日本一の銅鐸から古墳まで

滋賀県野洲市「弥生の森歴史公園」で古代を学ぶ!日本一の銅鐸から古墳まで

更新日:2014/09/21 15:01

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

滋賀県を流れる野洲川の北方に広がる現在の野洲市一帯は弥生時代より開けた先進地域でした。そのことは数多くの銅鐸が出土し、さまざまな古墳が点在していることからもうかがえます。そんな野洲の古代史を学ぶのに最適のスポットこそ野洲市弥生の森歴史公園です。今回は弥生の森歴史公園内の施設をめぐり、古代の野洲の豊かな歴史に触れてみましょう。

日本最大の銅鐸が出土!園内の中心施設・銅鐸博物館

日本最大の銅鐸が出土!園内の中心施設・銅鐸博物館

写真:乾口 達司

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園内の中心施設は銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)。館内には当地から出土したたくさんの銅鐸が展示されています。野洲市弥生の森歴史公園に隣接する大岩山から多数の銅鐸が発見されたのは、1881年(明治14)のこと。1962年(昭和37)には1881年の発見場所からほど近いところでふたたび多数の銅鐸が発見され、それにちなんで当館が建てられました。

館内では銅鐸の歴史や製造過程などを学ぶことができますが、なかでも、圧巻なのは写真の復元銅鐸!現在、実物は東京国立博物館に収蔵されていますが、写真のレプリカのほか、館内には出土当時の姿を忠実に復元したものも展示されています。その高さは何と134センチ!これまでに全国で発見された銅鐸のなかで最大のものです。日本一の大きさといい、その出土数といい、古代の野洲の地がいかに豊かな国力をそなえていたか、おわかりになることでしょう。

古代の遺物作りにチャレンジ!体験学習館

古代の遺物作りにチャレンジ!体験学習館

写真:乾口 達司

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銅鐸博物館の向かいには、古代の高床式倉庫を模した写真の建物も建てられています。こちらは体験学習用に設置された施設で、館内では土器や埴輪、勾玉など、古代の遺物作りを体験することができます。基本的に土・日・祝日は予約不要で体験できますし、夏休み期間は平日も予約不要です。お子さんには特に喜ばれるはず。めったにできない体験なので、当地を訪れたら、ぜひ、チャレンジしましょう。

屋外も散策しよう!復元された高床式倉庫

屋外も散策しよう!復元された高床式倉庫

写真:乾口 達司

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もちろん、公園として整備されているので、園内も隅々までめぐってみましょう。当園では屋外にも古代の雰囲気を伝える施設が多数復元されています。写真はそのうちの高床式倉庫。高床式倉庫とは掘立柱建造物の一種。世界各地で見られ、日本でも縄文時代より作られていたことがわかっています。ご覧のように風通しを良くし、ネズミの侵入を防ぐために床が高く作られていますが、高床式倉庫の名を知っている人でもそれがどのような構造の建物であったのか、実物を目にした人は少ないはず。当園の高床式倉庫では靴を脱いで内部に上がることも許されているため、内部からもその構造をじっくり眺めてみましょう。

古代の食文化を学ぼう!赤米を栽培する水田

古代の食文化を学ぼう!赤米を栽培する水田

写真:乾口 達司

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園内の一角には、赤米を栽培する水田も設けられています。赤米は赤色の色素を含んだイネの栽培品種の一つ。弥生時代、白米とともに日本に伝わったとされています。ご覧のように、私たちがよく目にする一般的なイネよりも背丈が高いために倒れやすく、収穫量も少ないために次第に作付けがなされないようになりましたが、近年は古代人が食した米の一種(古代米)として再評価されており、その価値が見直されています。古代の食文化を学ぶのにも最適のコーナーですね。

園内には古墳も!宮山2号墳

園内には古墳も!宮山2号墳

写真:乾口 達司

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銅鐸の宝庫・野洲の地は銅鐸が使われた弥生時代にだけ繁栄していたわけではありません。当園の周辺にはたくさんの古墳があり、弥生時代の次の古墳時代においても有力な政治集団が存在していたことがうかがえます。写真は園内に残されている宮山2号古墳。ご覧のとおりの円墳で、6世紀に作られたものと推定されています。横穴式石室のなかには大きな石棺も安置されており、石室内に人が入ると、センサーが反応して自動的に灯りが点灯する仕掛けとなっています。石室内の様子を観察するのにも親切な配慮ですよね。

おわりに

いかかでしたか?ほかにも、園内には復元された竪穴式住居など、古代の野洲の姿を彷彿させるものがまだまだ存在しています。当地を訪れ、古代のロマンを体感してみてはいかかでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/07 訪問

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