首都圏屈指のコスモスの名所!東京・国営昭和記念公園の秋

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首都圏屈指のコスモスの名所!東京・国営昭和記念公園の秋

首都圏屈指のコスモスの名所!東京・国営昭和記念公園の秋

更新日:2014/09/29 12:13

鷹野 圭のプロフィール写真 鷹野 圭 首都圏自然ライター

秋の花といえば、第一にコスモスを思い浮かべる方も多いことでしょう。ピンクやオレンジの花が一面に咲くランドスケープは、代表的な秋の風物詩。そんな中、首都圏でも特に大規模なお花畑を堪能できるのが、東京都立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園です。広大な敷地の中央に広がる『みんなの原っぱ』の周辺のほか、何といっても『花の丘』の緩斜面に広がるコスモス畑は絶景です! 秋にはぜひ一度見ていただきたい景観ですね。

毎年恒例! 昭和記念公園の秋を彩るコスモスまつり

毎年恒例! 昭和記念公園の秋を彩るコスモスまつり

写真:鷹野 圭

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9月中旬から11月初頭にかけて昭和記念公園で開催される『コスモスまつり』は、首都圏でも指折りのスケールと、コスモスのバリエーションの豊富さが特徴! 祭典のメイン会場の一つである『みんなの原っぱ』は、シンボル的存在であるケヤキの木を中心に青々とした芝生が広がり、その東西2か所のお花畑にそれぞれコスモスがたっぷりと花を咲かせます。グリーンの芝生と遮るもののない広い青空、花の競演を心地よく楽しめることでしょう。

『みんなの原っぱ』エリアの特徴は、東西のお花畑で咲く花の色が全く違うことです。広場西側には、写真のようにピンクを基調とした王道の暖色系のコスモスが、一方で東側には黄色を基調としたコスモスが咲きます。この黄色のコスモス群は最初は色が薄く白色に近いですが、涼しくなるごとにイエローが濃くなり、一層華やかな花景観に変化していきます。お花畑全体が日を追うごとに変色していく様は、首都圏においてはなかなか珍しい光景ではないでしょうか。

東西共にコスモスの中を通る園路がありますので、左右を花に囲まれながらお散歩したり、写真撮影を楽しむもよし。芝生広場に敷物を敷いて、花を眺めながらゆったりリラックスするもよし。開放的な空間で存分にコスモスの魅力をご堪能ください。

その数、約400万本! なだらかな斜面を桃色に染める巨大コスモス畑

その数、約400万本! なだらかな斜面を桃色に染める巨大コスモス畑

写真:鷹野 圭

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みんなの原っぱと並んでメイン会場となっているのが、公園北側の高台にある『花の丘』。むしろ昭和記念公園のコスモスというとこちらを連想する方が多いかもしれませんね。徒歩でも苦痛にならない緩やかな斜面に、ぶわっと広がる暖色系のコスモス畑はまさに圧巻! 花の本数は実に約400万本におよび、場所によっては見渡す限りコスモスが広がり、それこそ視界に入るのが上に大空、下にコスモス畑しかないくらい。空と花畑のツートン景観の中にいると、東京にいることを忘れてしまうかもしれません。

お花畑の中を通れる園路もありますので、上下左右を花に囲まれながら、高台から公園の景色を見晴らすこともできます。特に花の丘と隣接する『こもれびの里』は、茅葺き屋根の古民家や田畑など在りし日の里山風景が再現された魅力的かつ懐かしさを覚えるスポット。中を歩くのも一興ですが、花の丘からコスモス越しに見下ろすとまた違った美景観を楽しめますよ。

溢れんばかりのコスモスの花は毎年たくさんのカメラマンを惹きつけるほか、アゲハチョウやタテハチョウなどが吸蜜に訪れます。冬を目前にした年内最後のチョウの飛翔を、花景観と一緒に観察するのも面白いでしょう。

コスモス景観の後は、情緒ある日本庭園でゆったりと

コスモス景観の後は、情緒ある日本庭園でゆったりと

写真:鷹野 圭

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コスモスを始めとして多彩な花に彩られる昭和記念公園。華やかなお花畑が目を惹きますが、対照的に写真のような和の風情に満ちた日本庭園もあります。場所は、花の丘から程近い公園北側。広い公園内を歩きつかれた時、静かな場所でリラックスしたい時などに最適のスポットです。

池を中心に、マツの植栽や置石、渓流を模した滝、キキョウの花など、伝統的な日本の庭景観を楽しめます。秋には紅葉に彩られ、ハギの花やムラサキシキブの実なども美しいですね。

庭園内では抹茶とお茶菓子もいただけます(セットで500円)。落ち着いた庭園風景を眺めながら、日本ならではのわび・さびを体感しましょう。

豊富な水辺景観には、珍しいトンボの姿も……

豊富な水辺景観には、珍しいトンボの姿も……

写真:鷹野 圭

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初夏から晩秋にかけて、昭和記念公園では園内全域で様々なトンボが宙を舞います。代表的なものは真夏のチョウトンボの群れですが、秋にはアキアカネを中心に赤トンボが多数飛び交い、かつての日本の原風景を髣髴とさせます。公園内には、エントランス近くの水鳥の池を始めとして、みんなの原っぱの北西の林内にある『トンボの湿地』や『こもれびの里』の水田や蓮池などの豊富な水環境があり、トンボの繁殖には理想的な環境。それゆえに大きなオニヤンマから小さなイトトンボに至るまで、何十種にもおよぶほど多彩なトンボが園内で観察できるのです。

中でもぜひ見ておきたいのが、湿地や池の水面近くを飛ぶイトトンボ。写真のキイトトンボは夏〜秋にかけて観察できる種で、首都圏では近年数が減ってきていますが、この公園では毎年水辺て姿を見かけます。コスモスの季節には次第に姿を消してしまいますが、温暖な気候が長く続く昨今、運が良ければこもれびの里などで見ることができるかもしれません。その他、イトトンボにしては大型のオオアオイトトンボなども魅力的な種。エメラルドグリーンに輝く美しいボディで、大型ゆえに結構目立ちます。こちらは晩秋辺りまで姿を見せてくれますので、水辺を訪れた際にはぜひ探してみてくださいね。

秋〜春にかけては、一転して鳥たちの楽園に!

秋〜春にかけては、一転して鳥たちの楽園に!

写真:鷹野 圭

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公園南側の広い『水鳥の池』は、その名の通りたくさんの水鳥達が訪れるバードウォッチングの名所。年間を通じてサギやカイツブリなどが姿を見せるほか、秋も深まると、冬越しをするためにたくさんのカモが北国からわたってきます。池の周囲には鳥見小屋を配置したバードサンクチュアリがあり、トサカ頭のミヤマホオジロや桃色が美しいベニマシコなど、関東圏ではちょっと珍しい小鳥も見られます。

立入禁止のサンクチュアリ以外にも、自然豊かな昭和記念公園では園内全域に野鳥が飛来しますので、寒空の中1ヶ所に留まって延々と鳥の飛来を待たなくても大丈夫! ゆっくり園内を巡っている内に、いくつもの冬鳥に巡り合えることでしょう。ちなみに写真は、日本庭園の入口で水浴びをしているヤマガラ。こうした人懐っこい鳥は、想像以上に間近で観察することもできますよ。

コスモスの満開期は、徐々に山地や北国から冬鳥が渡ってくる時期です。お花の撮影ついでに、散歩しながら鳥を探してみるのも一興でしょう。

開園から閉園まで、1日たっぷりと「秋」を堪能してください

コスモス畑だけでなく、公園自体が首都圏最大級の規模を誇る昭和記念公園。その広さと環境のバリエーションの多彩さもあって、コスモスのみでなく園内には秋の魅力がいっぱいです。今回紹介したスポットのほかにも、イチョウ並木や紅葉、ハーブ園などはぜひ押さえておきたいところ。ここはぜひ、開園時間の9:30からたっぷり時間をかけて巡り歩いていただきたいですね。

とはいえ、あまりに広いので徒歩では疲れてしまいがちなのもまた事実。そんな時は自転車のレンタルもできますので、ぜひご利用ください。その他、園内全域を巡れるパークトレインもあります。1日フリーパス券(400円)もありますので、自転車はちょっと……という方でも安心です。

花景観だけに留まらない、昭和記念公園の「秋」を楽しみつくしましょう!

【アクセス】
JR「立川駅」より徒歩約10分(あけぼの口)
JR「西立川駅」より徒歩約2分(西立川口)
JR「東中神駅」より徒歩約10分(昭島口) ほか
【入園料】
大人一般:410円
小人(小・中学生)一般:80円
65歳以上一般:210円
※その他、団体割引などあり

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/27 訪問

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