写真:Hiroko M
地図を見るロンドンのブルームズベリー地区、大英博物館から徒歩15分ほどの場所に、イギリスを代表する小説家、チャールズ・ディケンズが過ごした家があります。ヴィクトリア王朝時代に活躍したディケンズの代表作と言えば「二都物語」、「オリバー・ツイスト」に「クリスマス・キャロル」。中でも「オリバー・ツイスト」は、ディケンズの出世作であり、現代においても、舞台化・映画化が絶えない名作。ディケンズは、正にこの家に住んでいた1837年から1839年の間に、「オリバー・ツイスト」を書き上げました。
現在、建物はディケンズ博物館となっており、毎日、世界中からディケンズ作品のファンが訪れます。
写真:Hiroko M
地図を見る史上最高のギタリストと称される「ジミヘン」ことジミー・ヘンドリックスが1968年から1969年に住んでいた家は、オシャレなショップが連なるブルック・ストリートのど真ん中にあります。アメリカで生まれ、ロンドンで大ブレイクしたジミヘンの現存する唯一の家がここなのです!そして奇しくも、真隣は、「メサイア」等を作曲したドイツ生まれの作曲家のヘンデルが住んでいた家。
今日、ヘンデルの家は「ヘンデル・ハウス博物館」となっており、ジミヘンの家は、一般公開に向けて現在改装中!ちなみにジミヘンは、入居の際、ヘンデルがその昔、隣に住んでいたという事実は知らなかったそうです。生きた時代こそ違いましたが、天才音楽家が二人も住んだこの場所には、ミュージシャンを引き付ける何かがあったのかも知れませんね!
写真:Hiroko M
地図を見る白衣の天使と言われたフローレンス・ナイチンゲールの家があるのは、王立公園ハイドパークのすぐ隣のメイフェア地区。当時も今も、ロンドン屈指の高級エリアで、今日は画廊、各国大使館、五つ星ホテル等が集中しています。そんなエリアなので、ブルー・プラークも数十メートルに一つは発見できます!ナイチンゲールは、この場所にかつて建っていた家で、1865年から没年の1910年まで過ごしました。
看護教育学の第一人者のみならず、統計学者としても、世に大きく貢献したパイオニアのナイチンゲール。観光やお散歩で近くを通る際は、是非、このブルー・プラークを探してみて下さい。
写真:Hiroko M
地図を見るシャーロック・ホームズ博物館や、ロンドン一美しいと言われる公園レージェンツ・パークから徒歩でわずか10分ほどの閑静な住宅街に、ジョン・レノンが1968年に住んだ伝説の家があります。レノンがヨーコ・オノと初めて同居した家であり、ここで、二人が写った有名なアルバムジャケットも撮影されたのです。そしてなんと、レノンが入居する前は、リンゴ・スターや、先にご紹介したジミヘンも住んだことがある、凄い家なのです!
2010年、レノン生誕70周年を記念してブルー・プラークが設置され、お披露目式には、ヨーコ・オノも駆け付けました。
写真:Hiroko M
地図を見る実は日本人のブルー・プラークがロンドンに一つだけ存在します。その日本人とは、1900年から2年間イギリス留学をしていた夏目漱石。ロンドン中心地ではありませんが、ロンドン南西にあるクラッパム地区に、漱石の下宿先があり、そこにプラークが設置されているのです。漱石は、留学中の日々を「倫敦(ロンドン)に住み暮らしたる二年は尤も不愉快の二年なり」と綴るほど、辛い思いで過ごしました。向かい側の建物には、漱石記念館があるので、漱石の発言の真相を、是非そこで確かめてみて下さい!(開館は2月から9月の水土日のみ)
古い建物を大事に残し、丁寧に手入れをしながら使い続けるイギリスの素敵な文化が、ブルー・プラークの一つ一つに表れています。今回ご紹介した以外にも、進化論を唱えたダーウィン、画家のゴッホ、思想家のマルクス等、名だたる偉人のブルー・プラークが市内に点在しています。ロンドンの街でブルー・プラークを見かけたら、是非立ち止まって着目してみて下さい。思いがけない偉人が住んでいた家を発見できるかも知れません!
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(2024/11/11更新)
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