更新日:2014/10/02 12:31
まずは、小宝島へ行くには鹿児島本港南埠頭、もしくは奄美大島の名瀬港に発着する“フェリーとしま”に乗船します。
{航路}
(往路)
鹿児島本港南埠頭→口之島→中之島→平島→諏訪瀬島→悪石島→小宝島→宝島→名瀬港
(復路)
名瀬港→宝島→小宝島→悪石島→諏訪瀬島→平島→中之島→口之島→鹿児島本港南埠頭
鹿児島本港南埠頭を発着する便が週2回出ています。
乗船券は、鹿児島⇒小宝島(片道:2等船室:大人)8020円、名瀬港⇒小宝島(片道:2等船室:大人)4740円です。
船の発着時間は季節によって前後することもあり、HPもしくは十島村役場(099-222-2101)で確認することをオススメします。
さて、鹿児島本港から3日に1度しか出港しないありがた〜い船に乗って、各島の景色を見ながらの約11時間の船旅です。
小宝島について港から見た海は本当に透き通って綺麗です。
なぜこんなに綺麗かというと、小宝島は川のない島なので森の養分が海に流れ出すことがないため、海が濁ることがなく透き通った綺麗な状態になるということです。
さて、綺麗な景色の見られる港が小宝島できたのはなんと平成2年。それまでは艀(はしけ※)で島に荷物を降ろしていたとのこと。
※艀(はしけ)…港などで大型船と陸の間を小型船で往復して貨物や乗客を運ぶこと。
さて、港の正面に洞窟があります。さっそく探検です。
中に船があります。この船は艀で使っていた船です。この船が島民の生活を支えていたんですね。
こんな所でも絶海の孤島の歴史を感じます。
小宝島は歩いても1周30分もあれば回れてしまう小さい島です。
歩いていてもなかなか人がいません。
小宝島唯一の観光スポットと言っては言い過ぎかもしれませんが、湯泊温泉という絶景の温泉があります。
しかもタダで入れます。石鹸などの備品はありませんが、24時間入浴可能です。
目の前に広がる海を独り占めできる醍醐味。人がいないので恥ずかしがって入る心配もありません。なんて贅沢な。
白濁していてドロッとした感じの泉質。
風呂桶がすべて浮き球を切っただけという、野生味あふれる感じでたまらない温泉です。
風呂の目の前からは魚がたくさんいる海に入れます。しばらくシュノーケリングしてすぐに温泉に飛び込むというのもいいでしょう!
また、夜に温泉に入ればそこには満天の星空がみえることになります。
温泉の帰り道に道端に木箱が置いてありました。開けると蒸気が噴き出してきてとてつもなく熱い!!
宿のおばあちゃんによれば、、
「あの木の箱は温泉卵や温野菜を作る箱なんだよ。ただ、卵や野菜を売っているお店がないから観光の人たちは使いたくても使えないけどね」
とのこと。
卵を売っているお店がないというのは相当びっくりしますが、小宝島に訪れる時はぜひ卵を持参したいものです。
いかがでしたでしょうか? 普通の旅行というよりかなり冒険チックなことができる小宝島の紹介でした。
島マニアの方、秘湯マニアの方はぜひ行かれてみてくださいね!
温泉以外にも着の身着のままに自然を楽しむもよし。海水浴をするもよし素晴らしい島です。
個人的には水分と生卵の持参をオススメします(笑)。
あなたも小宝島に出かけてみませんか?
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(2025/2/16更新)
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