コート・ダ・ジュールのまばゆい太陽がきらめく海、ニース。

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コート・ダ・ジュールのまばゆい太陽がきらめく海、ニース。

コート・ダ・ジュールのまばゆい太陽がきらめく海、ニース。

更新日:2014/09/26 10:28

ウェリオン 佳子のプロフィール写真 ウェリオン 佳子 地球の営み(歴史民俗文化芸術)旅ライター

南フランス、コート・ダ・ジュール(紺碧海岸)観光の中心地であるニースは、地中海性の温暖な気候で知られ、1年を通して年間400万人の保養客が世界中から訪れるヴァカンスのメッカです。高級ホテルが立ち並ぶ瀟洒な街並みはあまりにも有名で、フレンチ・リヴィエラの(仏側海岸)の女王とも呼ばれています。

淡青色の地平線を見ながら、プロムナード・デ・ザングレを歩く。

淡青色の地平線を見ながら、プロムナード・デ・ザングレを歩く。

写真:ウェリオン 佳子

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7kmにわたるニースの海岸。中でも「イギリス人の散歩道」を意味するプロムナード・デ・ザングレは、約3.5kmあるビーチ沿いの海岸遊歩道で、ニースを代表する観光名所です。

19世紀フランスの良き時代を反映したベル・エポック調の外観が有名なホテル・ネグレスコはニースの象徴とも言える存在で、椰子の木がゆれる南国風の風景と共に、毎年夏に開催される伝説的な自転車ロードレースの「パリ〜ニース」や、「ツール・ド・フランス」のコースとしても度々組み込まれ、ニースの代名詞となっています。

大きな観光地だけあって、大勢の保養客を迎えるための遊歩道が整備され、周辺もファッショナブルなお店が立ち並んでいます。街を歩くお洒落な人達を参考に、ショッピングに出かけるも良し、通り沿いをサイクリングするのも良し、またベンチに腰掛け、時間を忘れてのんびりとしたひとときを過ごすのも素敵です。

(写真は「パリ〜ニース2014」の出発日のニース)。

潮の香りを満喫しながら、ゆったりと玉砂利の浜辺を散歩。

潮の香りを満喫しながら、ゆったりと玉砂利の浜辺を散歩。

写真:ウェリオン 佳子

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ニースの浜辺は珍しい小石の海岸です。プロヴァンスのまばゆい太陽の下、きらめくコート・ダ・ジュールの海を眺めながら、浜辺でのんびりと日光浴をするのがヨーロッパの人達の典型的なヴァカンスの楽しみ方。遊泳ができるのは、解禁期間のみですが、淡青色の海を見ながら、ゆっくりと海辺の散歩を楽しむのはもちろん、プライベートビーチ(有料)で日光浴を楽しむこともできます。

また夏には、ニースの海棲哺乳類保護区にやってくる約2千頭のクジラと2千500頭のイルカの群れを船で見学することもできます。楽しみ方は人それぞれ、思う存分コート・ダ・ジュールの海を楽しんで。

キャッスル ヒルの麓から、ランピア港へ。

キャッスル ヒルの麓から、ランピア港へ。

写真:ウェリオン 佳子

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プロムナード・デ・ザングレ沿いに浜辺の散歩を楽しんだなら、そのまま少し足を伸ばして、キャッスル ヒルの麓へ。ここから美しく弧を描く、今歩いてきたばかりの「天使の湾(ベー・デ・ザンジェ)」の全景を見ることができます。丘の頂上には展望デッキもあり、ここからニースの街やランピア港を見下ろすことができる、撮影には最高のポイントです。

ここからランピア港に抜ければ、観光地から一転して、ニースの人々の生活ぶりが感じられる旧市街につながる地域へと入ります。この周辺は地中海に繋がる交易の拠点でもあるだけに、ニースがイタリア領だった頃の名残りや、情緒あふれる下町の雰囲気を感じることができます。魚料理のレストランや、アンティーク・マーケットが立ち並ぶアントワープ・ゴーティエ通りなどがある面白い地域です。

港町ニースに暮らす、昔ながらの生活の息吹を感じる旧市街。

港町ニースに暮らす、昔ながらの生活の息吹を感じる旧市街。

写真:ウェリオン 佳子

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ニースはアルプ=マリティーム県の県庁所在地でもあり、人口約35万人が暮らす都市です。ニース港から旧市街周辺では、昔ながらの人々の生活の息吹を垣間見ることができます。

イギリス人によって観光地化される前のニースは、元々静かな港町。ヴューニースと呼ばれる旧市街に今でも市庁舎、裁判所、オペラ座、教会などがあり、市民の生活と歴史の中心は、むしろこちら側であることがよく分かります。

サレヤ広場ではマルシェやブロカントというアンティーク市が開かれ、新鮮な野菜やチーズ、地元の特産品等を手に入れることができます。色彩豊かなフランスのマルシェを堪能するのにぴったりです。

またロセティ広場に抜ける通りは、下町の様子が手に取るように分かるエリア。アパルトマンが立ち並び、天気の良い日は洗濯物がはためきます。伝統のプロヴァンス生地や港町ならではのエキゾチックなスパイスのお土産も、この周辺で手に入ります。

ここでは国境を越えたイタリアに起源を持つ庶民料理、ひよこ豆の粉とアンチョビ漬けのオリーブオイルで焼いた塩味クレープのようなニース名物、ソッカ(約3ユーロ)を是非お試しあれ。

トラムが走る人々の憩いの場、マセナ広場。

トラムが走る人々の憩いの場、マセナ広場。

写真:ウェリオン 佳子

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マセナ広場は、アルバート1世公園とマセナ・ガーデンに挟まれた、広場の中央をトラムが走る、近代的に整備されたニースの中央広場です。近くにあるギャルリ ・ラファイエット・ニースをはじめ、赤を基調にしたイタリア風の建物が立ち並ぶ、心躍るような空間です。

公園にはギリシャ神話に基づく7つの像が象徴的に設置され、中央の7 mのアポロン像をはじめ、噴水の周囲にも人々が集う、憩いの場となっています。

ニースは歴史の古い街でありながら、近代美術史において重要な芸術家達が住んだ場所でもあり、それにちなんで国立マルク・シャガール美術館、マティス美術館、ニース近代・現代美術館があります。

マセナ広場にはニースが芸術の街であることを象徴するように、夕暮れとともに色とりどりに色が変化する、7 つの大陸をイメージしたという、7人の男性の座像のライトアップが設置されています。これはスペインのアーティスト、ジャウマ・プレンサによるモダン アート作品で、ここを訪れた私達も、まるで現代美術作品の中に入り込んだかのようです。

コート・ダ・ジュール観光の拠点となる街、ニース。

ニースを訪れるには、列車での移動であれは、マルセイユとイタリア間を結ぶフランス国鉄を利用します。最寄はニース-ヴィル(Nice-Ville)駅です。また、コート・ダジュール空港からであれば、市内バスの利用が便利です。

コート・ダ・ジュール間の移動は、時間が許せばのんびりと列車の旅もおすすめですが、右側通行に抵抗がなければ、コート・ダ・ジュール空港を基点に、レンタカーを借りれば、モナコ・ニース・カンヌ間の移動はとても簡単です。但し、都心部は駐車場料金が高いので、事前に下調べをすることをお薦めします。

海岸沿いでありながらもアルプスの山々に近く、少し郊外をドライブすれば、その優美な姿が見られます。フランスの自然の恵みをまるごと体感できる街です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/10−2014/03/14 訪問

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