パリは冬が素敵!大人のセンチメンタルな観光スポット5選

パリは冬が素敵!大人のセンチメンタルな観光スポット5選

更新日:2018/07/24 15:59

華の都パリ。一年中大勢の観光客で賑わう街ですが、大人に似合うのは静かな冬景色。冷たい空気を感じながら、シャンゼリゼ通りやオペラ座界隈でウィンドーショッピングを楽しんだり、セーヌ川の畔を散策したり、夜はイルミネーションの輝きを見ながら、サンジェルマン・デ・プレでお食事はいかがでしょうか。映画のワンシーンのような気分でパリの街を歩きたい。そんな大人が満喫できる冬の観光スポットをご紹介いたします。

シックな大人に似合う凱旋門とシャンゼリゼ通り

シックな大人に似合う凱旋門とシャンゼリゼ通り
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冬のパリは、ちょっとセンチメンタル。観光客なら必ず一度は訪れる凱旋門も、冬は寂しげな感じ。なかでもクリスマスシーズンは、人々がショッピングで賑わうシャンゼリゼ通りを横目に、静かに、堂々と、そして誇り高くそびえています。

夜になってシャンゼリゼ通りに華やかなイルミネーションが灯り、凱旋門もライトアップされると、昼間とは違った表情に生まれ変わります。凱旋門の上から眺めるパリの夜景も感動的。放射線状に延びる何本もの大通りはまぶしく輝き、その向こうにはエッフェル塔はもちろん、ルーブル美術館、サクレ・クール聖堂、副都心ラ・デファンスまで見渡せます。是非、カップルで見たい素晴らしいパリの夜景です。

シャンゼリゼ通りには、ブティックや優雅なカフェ、自動車のショールーム、キャバレー、映画館、ディスコ、大型メディアショップ、化粧品店などが軒を連ね、大人がエンターテイメントやショッピングを楽しむにはベストなエリアです。

美術館巡りをしながら、セーヌ川の畔に佇む

美術館巡りをしながら、セーヌ川の畔に佇む
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ひんやりした冬のセーヌ川。どんより雲に覆われることが多くなりますが、観光客の姿もまばらで、センチメンタルなパリの情緒を味わうには最高のシチュエーションです。遠くエッフェル塔を眺めながら、セーヌ川の畔に佇めば、さながら映画の主人公気分。

寒い日は、ルーブル美術館やオルセー美術館、オランジュリー美術館などをゆっくり見学しながら、セーヌ川の美しい冬景色を楽しみましょう。芸術の宝庫で素晴らしい作品の数々に圧倒された後、ふと見渡すパリの風景は、水彩画のような愁いを漂わせています。

ちょっと寒さを感じますが、セーヌ川では遊覧船や水上バスでクルーズもおすすめ。冬、川岸の街路樹の葉も落ちて、元気で明るい夏とは一味違ったパリの街並みを楽しめます。

イルミネーション輝くギャラリー・ラファイエットで買い物

イルミネーション輝くギャラリー・ラファイエットで買い物
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クリスマスシーズンといえば、やはりショッピング。オペラ座界隈には沢山のお洒落なブティックやデパートが集中しています。中でも、老舗デパートのギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)は、主要なブランド品から普通のお土産まで何でも揃うので、とても便利。しかもクリスマスシーズンを彩る本館に飾られたイルミネーションは、毎年とってもゴージャス。圧倒される美しさです。店内の吹き抜け部分の丸天井に飾られた巨大クリスマスツリーも見事なので、一見の価値があります。

尚、ギャラリー・ラファイエットはオペラ座のすぐ裏手にあり、昼は屋上から素晴らしいパリの街並みを一望できます。壮麗なオペラ座の建物を上から間近に見ることができるので、ショッピングついでに是非立ち寄ってみて下さい。

大人が楽しめるモンマルトルの丘

大人が楽しめるモンマルトルの丘
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いつの季節もボヘミアンな芸術家や観光客で賑わうモンマルトルは、パリの下町情緒を味わいたい方にお勧めのエリアです。パリを一望できる見晴らしのよいサクレ・クール聖堂の隣、サン・ピエール・ド・モンマルトル教会前のテルトル広場では大勢の画家たちが集まり、美しい風景画や似顔絵を描いています。難しい芸術には興味がない方でも、ここでは気軽に絵画鑑賞を楽しめます。

また、モンマルトルの丘に通じる細い坂道と灰色の街並みは、モーリス・ユトリロの絵の世界。通りの脇には、小さな画廊やかつて有名な画家たちが暮らしたアパート、下町の人々が集まるカフェや土産物店が並び、パリの遊び心が満載です。夜は、予約をすれば有名なキャバレー「ムーラン・ルージュ」で、ゴージャスなショーを見ながら大人のナイトライフを楽しむこともできます。

サンジェルマン・デ・プレで古き良き時代に思いを馳せる

サンジェルマン・デ・プレで古き良き時代に思いを馳せる
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サルトルやボーヴォワールはじめ、20世紀初頭は多くの知識人や芸術家たちが老舗のカフェに集まり哲学や芸術を語り合っていたパリ左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区。その一角、サンジェルマン・デ・プレ教会周辺は、クリスマスシーズンの夜、青白いイルミネーションが一斉に灯り、静かで幻想的な冬の風景に変わります。教会前にマルシェ・ド・ノエルと呼ばれるクリスマスマーケットも出され、年末の風物詩になっています。

この界隈には、有名なカフェ・ド・フロール(Cafe du Flore)やブラッスリー・リップ(Brasserie Lipp)、高級ブランド・ショップも軒を連ねているので、ゆったりとした大人のパリを楽しむには最適。また、サンジェルマン・デ・プレ教会のすぐ西、サン・ブノワ通りにあるレストラン、プティ・ル・ザンク(Le Petit Zinc)は、アールヌーヴォー調の建物で高級感があり、手ごろな値段で魚介類が食べられるので、少しだけ贅沢でお洒落にお食事をしたい方におすすめです。

ベル・エポックと呼ばれた古き良き時代に思いを馳せながら、知識人や芸術家気取りでのんびり過ごしたいエリアです。

恋人たちの姿が似合う冬のパリ

冬のパリは、コートとマフラーに身を包んで寄り添い歩く恋人たちの姿が、とても素敵に見える季節。一日中太陽の光が少なく、まるでフランソワーズ・サガンの小説のようにメランコリックな哀愁が漂っています。

そんな季節だからこそ、パリの街には大人の魅力が溢れ、気高く、エレガントに輝いているように見えます。いつもより少しだけ背伸びして、大人の気分でパリの冬を楽しんでみませんか?憧れの映画の世界や、ベル・エポックの時代に足を踏み入れたような感動を、きっと貴方も体感できるしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/12/20−2014/12/07 訪問

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