写真:古都の U助
地図を見るJR彦根駅の西口駅前には、この井伊直政の銅像があります。
徳川四天王の一人に数えられる井伊直政は、自身の部隊を井伊の赤備えと呼ばれる赤色の鎧や具足で整え活躍し、戦場で大変恐れられたと伝えられています。
井伊の赤備えにはさらにルーツがあり、もとは武田信玄の騎馬隊が赤備えの武具で活躍していたのを、徳川家康が武田軍を高く評価していたことから武田氏滅亡後、旧武田家臣団を井伊家に再編成させたと記録に残ります。
大人気の彦根のゆるキャラ、ひこにゃんのかぶる兜の赤も井伊の赤い装備品からきているそうです。
写真:古都の U助
地図を見る2011年秋に彦根市の市制75周年を記念して「ひこね丼」というご当地グルメが誕生しています。
彦根駅周辺ではこちらのすし浜さん、四季菜さん、八千代さんなどでひこね丼が提供されている他、市内の数店舗でひこね丼をお楽しみいただくことができます。
井伊氏は赤地に井の字を配した旗を使用したので、新しいご当地グルメを丼ぶりメニューにしたのは、井の字に1画・点を加えると丼の字になる、という洒落も込められているそうです。
駅前や彦根城周辺などで、ひこね丼のポスターや井伊の旗印が次々と目に飛び込んできます。
彦根丼と一口に言っても、メニュー名から材料や味など、お店によって色々ですが、近江米を使用し、近江牛や独特の真っ赤なこんにゃくを使用するお店が多いのが特徴です。
写真:古都の U助
地図を見るこちらはJR彦根駅前のスーパー、平和堂アルプラザ彦根店の6階にある四季菜さんです。
平和堂は滋賀県を中心に関西や中部地方に多数の店舗があり、滋賀のご当地企業の代表の1つです。
こちらの店舗の地下食料品売り場では、近江独特の赤こんにゃくの販売もされていますから、持ち帰り用に購入していただくことも可能です。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは彦根駅前の八千代さんのひこね丼、ひことろ丼です。
ほろほろ柔らかい近江牛のすじ肉と、トロッとした温泉卵に大葉の爽やかさがアクセントになっていて、何より目を引かれるのが、近江独特の赤いこんにゃくです!
こちらは赤い糸こんにゃくが使用されていますが、はじめて見る方はびっくりされると思います。
滋賀県では昔から近江八幡を中心にこの赤いこんにゃくがよく食べられています。
よほど赤唐辛子がたくさん入っているのかな、といった風に見えるかもしれませんが、赤い色は三二酸化鉄によるもので、鉄分補給ができてしかもローカロリーという健康食品です。
写真:古都の U助
地図を見る赤こんにゃくはメーカーによって、味付き、味無しなど様々な種類があります。右はスーパーなどで入手できる製造&卸販売をされている「森商店」のもので味無しタイプ。
左は滋賀県大津市に本社がある「鮎家」の味付きタイプです。野洲市にある「鮎屋の郷」は滋賀県でも屈指のドライブインの土産物店舗となっています。
赤こんにゃくは、もともとは織田信長が安土に城を築いた頃、派手好きなあまりこんにゃくまで赤い色に染めさせたという説が伝わっています。
また別の説では、近江八幡市日牟禮八幡宮の奇祭・左義長祭りの山車に飾る赤い紙飾りの色にあやかっている、ともいわれているそうです。
多くの滋賀県内のスーパーや道の駅で赤こんにゃくの取り扱いがあり、名神高速大津サービスエリアの売店でも、上下線ともに販売されています。
上下線とも、大津サービスエリアから大津インターへ出ることは出来ますが、大津インターから大津サービスエリアには入ることはできませんのでご注意下さい。
滋賀の赤い物は、湖東三山(百済寺、金剛輪寺、西明寺)などの紅葉はもちろん、大中、角井、比良地域のスイカや、中山道63番目の宿場町、鳥居本宿にある有川製薬の赤玉神教丸など色々とあります。
ぜひ探してみて下さい!
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(2024/12/4更新)
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