台湾のラピュタ?ガジュマルが壁からニョキ!安平樹屋を探検 台南市

台湾のラピュタ?ガジュマルが壁からニョキ!安平樹屋を探検 台南市

更新日:2018/07/24 15:26

猫乃 みいこのプロフィール写真 猫乃 みいこ 非日常体験探求家、旅ブロガー、ライター
台湾の古都である、台南市の安平地区。古い建造物が並ぶ一画に緑の森のように見えるのが、ミシュラングリーンガイドで2つ星を獲得した「安平樹屋」。歴史的な建造物から、ニョキニョキとガジュマルが生い茂り、建物を覆い尽くするという、世にも不思議な自然の要塞!廃墟とも思えるこの場所は、台湾の方から「まるでラピュタのよう」といわれています。アニメの世界?想像の世界?天空の世界?さあ、不思議空間への旅に出発です。

緑の森に覆われた「安平樹屋」

緑の森に覆われた「安平樹屋」

写真:猫乃 みいこ

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安平樹屋の入口を入ると見えてくるのが、写真のような光景です。ガジュマルに覆われた、まるで森のような緑。この位置からは、建造物の姿はほとんど見えていません。樹屋とは樹木の森のこと?いえいえこの中には、立派な建造物がしっかり隠されているのです。果たしてその実態は?

壁からニョキニョキ!

壁からニョキニョキ!

写真:猫乃 みいこ

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緑の森の中に入ってみると、目を疑うような光景が見えてきます。なんと、建造物の壁からガジュマルがニョキニョキ!?
こちらの建造物は、19世紀に建設された倉庫で、日本統治時代には「大日本塩業株式会社」として利用されました。その後使われなくなってからは、次第に長い年月をかけて枝が生い茂り、緑に覆われました。そして、写真のように、壁から枝がニョキニョキと生えた不思議な姿になっていきました。

倉庫の中にも枝が浸食!

倉庫の中にも枝が浸食!

写真:猫乃 みいこ

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レンガ造りの巨大な倉庫の中に入ってみましょう。倉庫の中には、窓・壁・床までもが枝に覆われています。写真のように、まるで生きているような外からの枝の浸食に、不気味ささえ感じますよ。じっと見ていると、その場でヌーッと伸びてくるような恐怖!怖いもの見たさで、その場で凝視してみましょう。ほら、伸びてくるかも?

実は探検スポット!

実は探検スポット!

写真:猫乃 みいこ

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不気味さや恐怖を感じるパワーがある「安平樹屋」ですが、迷路のように階段や散策道が整備されているので、探検気分で観賞できるのが楽しめるポイントです。階段を上り下りする散策道にも、枝や葉が生い茂っているので、頭をぶつけないように注意しながら進みましょう。

緑に覆われた「安平樹屋」は、台湾の方から「台湾のラピュタ」と呼ばれるようになりました。台湾の方たちは、日本のアニメが大好き!まるで要塞のような光景を、大好きなアニメに例えたのでしょうね。飛行石さえあれば、すぐにでも飛んでいけそうですよ。

上から見る「安平樹屋」

上から見る「安平樹屋」

写真:猫乃 みいこ

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安平樹屋の散策道は、鯉がたくさん泳ぐ生態池を越えて、展望台へとつながっています。写真は、展望台「観景平台」から安平樹屋を見たところ。上から見る「安平樹屋」は、やはり建造物がほとんど見えませんね。緑の中がどうなっているのか一切わからないという、謎に包まれた森になっているだけに、なおさら散策が楽しい!
散策道の途中には、足踏み水車の他、鯉の形をした餌の自販機があり、鯉に餌をあげることができますよ。

【安平樹屋】
台南市安平區古堡街108号
営業時間 8:30〜17:30
入場料 大人50台湾ドル 子ども25台湾ドル
(隣の徳記洋行にも同じ入場料で入れます)

台南の不思議スポット

台湾の京都といわれる台南市の安平地区には、台湾のルーツを探れる史跡が数多く残っていますが、史跡とは趣がちょっと違う不思議スポットが「安平樹屋」です。

「Anping Treehouse」として、ミシュラングリーンガイドで2つ星を獲得した「安平樹屋」。台南のグルメと共に、自然の力が包み込む建造物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
お子さんたちは、不思議な迷路状の散策路や足踏み水車に、大興奮するはず。大人も、廃墟マニアでなくてもワクワクドキドキする、おもしろスポットですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/15 訪問

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