日本禅宗4大道場の「雲巌寺」は那須最強のパワースポット!

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日本禅宗4大道場の「雲巌寺」は那須最強のパワースポット!

日本禅宗4大道場の「雲巌寺」は那須最強のパワースポット!

更新日:2014/10/02 13:08

趣美人 MAKKYのプロフィール写真 趣美人 MAKKY 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家

歴史に名を残した人々にも縁深く、畏怖されたパワースポットが、栃木県大田原市にあります。その名は『雲巌寺』。禅宗4大道場のひとつとしても名高いこの寺の、強力なパワーと見どころをご紹介しましょう。

大田原市の『雲厳寺』は荘厳さが漂う最強のパワースポットだ!

大田原市の『雲厳寺』は荘厳さが漂う最強のパワースポットだ!

写真:趣美人 MAKKY

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ひとたび入り口の石柱門をくぐると、一瞬にして身の引きしまるような雰囲気が漂う『雲厳寺』は、栃木県那須高原のすそ野、八溝山地のふところ深い茨城県と栃木県の堺に位置しています。この辺り一帯は昔から「那須野が原」と呼ばれ、那須与一の那須家や水戸光圀公(水戸黄門)、「奥の細道」の松尾芭蕉などに特に縁深い寺院でもあります。

この『雲厳寺』は、臨済宗妙心寺派の名刹として、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで「日本禅宗4大道場」の一つに数えられている由緒正しき名刹です。石柱門の先には武茂川にかかる、朱塗りのそり橋『瓜鉄橋(かてっきょう)』。東山五橋にも数えられているこの橋の名の「瓜鉄」とは「子孫が長く続いて繁栄すること」を意味しています。

その橋を渡り、見上げるほどの石段を登りきると、天下人・秀吉による小田原征伐の焼き討ちにも耐え残った山門があります。

樹齢550年のパワーを放つ、巨木杉!

樹齢550年のパワーを放つ、巨木杉!

写真:趣美人 MAKKY

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石柱門のすぐ右手に樹齢550年の堂々たる風格のある、杉の大木があります。樹高約32m、幹囲5.2mあり、環境庁による「関東の巨樹」にも選出されています。ここを訪れた人はまず、この木の持つ雄大なパワーに圧倒されます。この辺りですでに、空気感が変わります。長い石段の先に山門、釈迦堂、獅子王殿が正面に一直線に並ぶ、典型的な伽藍配置になっています。

威厳の力を放つ、東山『獅子王殿』

威厳の力を放つ、東山『獅子王殿』

写真:趣美人 MAKKY

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山門をくぐると正面に、長い歴史の威厳と風格を持った獅子王殿があります。雲巌寺は山号を東山といいます。仏国国師(後嵯峨天皇の第三皇子)が関東地方を行脚中、黒羽山麓に庵をかまえた時、八溝山の高梨勝願法印が国師に禅の教えを受け、その恩に報いるため八溝山を献上し、弘安6年(1283年)に執政北条時宗が雲巌寺を建立しました。

ご本尊は釈迦牟尼仏で、仏殿右に鐘楼、左に勅使門、平和観音堂、その近くには『芭蕉の句碑』があり、仏殿のさらに上方には方丈本殿が配置されています。勅使門の石段を登りきった左に『禅堂』があります。

水戸黄門お手付きの”石”と松尾芭蕉のパワースポット!

水戸黄門お手付きの”石”と松尾芭蕉のパワースポット!

写真:趣美人 MAKKY

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雲巌寺参道沿いには、水戸光圀公の『お手突きの石』があります。この石に関しての資料や文献は一切謎で、それがまたミステリーとなっています。しかし、現在においても大切に保存されている事から、所以があるに違いありません。江戸時代この地は、水戸藩の領地であったことから、黄門様はたびたび参禅に訪れ、そのパワーを感じていたと言伝えられています。

松尾芭蕉が江戸深川時代に禅の教えを受け、師であり尊敬する友人として慕っていた、仏頂国師が、かつてここ『雲巌寺』で修行をしたことから、芭蕉自身も元禄2年(1689年)4月に『雲巌寺』を訪れ、仏頂国師を偲び『句』を残しています。

『啄木(きつつき)も庵(いお)は破らず夏木立』
当国雲岸寺(なぜか芭蕉は雲岸寺と記しています)の奥に仏頂和尚山居跡あり〜。芭蕉がどうしても見たかったという、仏頂国師が書き残した句は『縦横の五尺にたらぬ草の庵、むすぶもくやし雨なかりせば』。いかに小さな庵であったかが、想像できます。

その後の芭蕉は『奥の細道』へと旅立ち、東山道(義経街道)を辿ることになります。芭蕉の句は禅の影響が色濃く反映されたものが多く、仏頂国師の教えが大きく影響しているといわれています。

※現在、仏頂国師の庵跡は立入禁止になっています。

静寂と森のパワーに包まれた、神秘のお堂

静寂と森のパワーに包まれた、神秘のお堂

写真:趣美人 MAKKY

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過去は勿論現在でも『雲巌寺』はいわゆる『観光寺院』ではありません。厳しい禅の修行のための道場です。しかし一般の方でも自由に拝観が許されています。
寺の案内板には、『寺は、人が内なるものに心を置く道場です。単に観光のためのものではありません。高声、高笑、喫煙、酔客、諸堂立入等、他の迷惑となる所作は、堅く停止の事、観光案内は致しません。聖域の逍遥をお楽しみ下さい。』(逍遥⇒ぶらぶらゆっくりと)と記されています。また拝観料は一切掛かりません。

心を落ち着かせ、静かに耳をすませば寺山全体から発せられる、悠久のパワーを感じる事が出来るかも知れません。

『雲巌寺』拝観についての、まとめとして。

史実に基づいたため、少々堅い記事になりましたが、那須へ何度も来られた方に、どこかパワーをもらえる、良い名所はないかと聞かれると、必ず『雲巌寺』をお教えします。こんな山の中に凄い立派なお寺があるなんて不思議だ!と皆さん一様に驚かれます。
四季の風景は素晴らしく、春から夏の深い緑、特に秋の紅葉、雪の雲巌寺は絶好の撮影スポットとなりますので、ぜひ訪れてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/26 訪問

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