写真:四宮 うらら
地図を見る「チャモロ ヴィレッジ」は16世紀、スペインの植民地に時代に持ち込まれた、赤いレンガの屋根に白い壁が印象的な建物が並ぶエリア。常設店としてチャモロ料理の店や土産物屋が入っているものの、普段は比較的静か。ところが水曜の夕方になると、ローカルフードの屋台や雑貨の露店が続々とオープンし、にわかに活気づきます。
色鮮やかなスムージー、煙をもくもくたてて焼かれるバーベキュー、キッチュな土産物があるかと思えば、リードをつけて散歩するヤシガニや水牛も出没するという混沌ぶりが楽しく、メインパビリオンではダンスやバンド演奏が行われ、熱気ムンムンです。
はじめて訪れるなら、早めに出かけてマーケット内を一巡。興味あるところをチェックしておくのがおすすめ。サンセットとともに人が増え、最大の盛り上がりをみせるのは19〜20時頃。この頃になると、歩くのもままならないほどの人出となります。
ちなみにチャモロヴィレッジのへの交通手段は、タモンのDFSギャラリアから出発する「チャモロヴィレッジ ナイトシャトル」、ホテルニッコーを出発し主要ホテルをまわってチャモロヴィレッジに到着する「チャモロビレッジ エクスプレス」などがあります。
写真:四宮 うらら
地図を見るたくさん並ぶ屋台のなかでも、ひと際目をひくのがココナッツの実の屋台。プルメリアの花や、トロピカルカクテルにつきもの小さな傘などが添えられ、南国ムードを盛り上げています。
よく眺めてみると「甘いココナッツジュース/刺身 US$4」なんて看板が。
ココナッツジュースを飲ませる屋台で刺身?
なんと奇抜な組み合わせなのでしょう。
実はジュースを飲み終わった後の実を、パカンと半分に割ってココナッツの実をかき出し、これにワサビと醤油をつけて食べることができるのです。これがイカ刺しとそっくりな味わい。
だからココナッツのジュースとイカ(?)の刺身はワンセット。
写真のように実を細長くかきだせば、まるでイカの糸づくり。
食べ歩きが楽しいナイトマーケット。本格的な食事の前に、前菜として食べてみるのはいかが?
ぜひ一度お試しください。
写真:四宮 うらら
地図を見るナイトマーケットには、グアムの国民食といえるBBQ(バーベキュー)やチャモロ料理のプレート弁当屋がたくさん出店しています。
バーベキューの屋台は、その場で煙をモクモクたてながら焼いているので、あたりはかすみ、胃袋を刺激するいい香りが漂っています。どこの店もバーベキューのタレにこだわり、それぞれ味に特徴をだしています。
あっちにもこっちにも食べ物屋さん。そんななかでおいしい店を外さない方法は、地元の人たちが行列する店を見つけて、その後ろに並ぶこと!
いつも長蛇の列ができているのが『Kusinan ARI(クジナン・アリ)』。次々とできたてが補充されるので、どれもアツアツ!
6ドル〜9ドルのプレートが4種類ほどあり、それぞれ好きな料理が選べます。
チャモロ料理は、甘い、辛い、酸っぱいの組み合わせで、レモン、唐辛子、ココナッツを使うことが多いのです。レストランよりも気軽に試せるのが、こうしたお店のいいところ。
買ったお弁当をもって、ハガニア湾に突き出たパセオ公園で夕日を眺めながら、のんびり食べるものローカルスタイルです。
写真:四宮 うらら
地図を見るグアムの牛肉いえば、赤身でかみごたえのしっかりしたものが一般的ですが、実は最近、日本人好みの柔らか牛肉も人気上昇中。
それが食べられるのが、チャモロ・ヴィレッジ内にある「asu SMOKE HOUSE(アス スモークハウス)」。
2013年のBBQコンペディションで一位に輝いた店です。
こちらのイチ押しは「ブリスケット(brisket)」と呼ばれる肩バラ肉。
アンガス牛を時間をかけてじっくり解凍し、脂身をていねいに除いた後、秘伝のバーベキュー液でマリネし、18時間もかけてスモークするのだとか。
18時間ってすごいですね。
とにかく口の中でホロホロとくずれてしまいそうなほど柔らかくてジューシー。
写真のプレートでUS$10。肉は見た目以上にボリュームたっぷりで、レッドライス(アチョーテの種を一緒に炊き込んだご飯)とキャベツのサラダが入っています。
何を食べたらいいか迷ったときは、ぜひ。こちらは屋台ではなく、常設の店です。
ただし、時間が遅いと売り切れてしまうので、お早めに。
グアムのローカルマーケットには、水曜夜の「チャモロヴィレッジ ナイトマーケット」と並んで、土・日に開催されるデデド朝市があります。
こちらは、野菜や魚などの生鮮食品から朝食にぴったりの家庭料理、衣類なども並びます。
活気にあふれ、グアムに暮らす人々の暮らしぶりを伺い知ることができるのが、こうしたローカルマーケットで、リゾートホテルでの滞在とは、ひと味異なる楽しみがあります。
旅の予定をたてるときは、ぜひ水曜の夜と週末の午前中を組み込むことをおすすめします。
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この記事を書いたナビゲーター
四宮 うらら
最も楽しいのが“旅”と“おいしいもの”に関わるお仕事です。仕事やプライベートで出かけた日本全国のあちらこちらから、印象深く、みなさんにぜひ出かけていただきたい場所をセレクトして、ご紹介していきたいと思…
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