写真:しの
地図を見る新潟県阿賀野市にある「瓢湖(ひょうこ)」は、ラムサール条約に2008年10月に登録された人造湖です。
ラムサール条約の正式名称は『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』であり、その名称通り登録されている湿地は水鳥にとって非常に重要な場所と言えます。
「湿地」とは天然・人工問わず、淡水・汽水なども問わず、沼沢地、湿原などを指し、低潮期に水深6メートルまでと定められています。
日本では、釧路湿原の他ラムサール条約に登録されている湿地がありますが、ここ瓢湖は決して大きくない湖にたくさんの水鳥が飛来してくることで名高いのです。
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地図を見る瓢湖では10月〜3月にかけて数千羽の白鳥(オオハクチョウコハクチョウ)が飛来し、最盛期にはそこかしこに白鳥が飛び、湖で佇む姿をみることができます。
白鳥は数羽が群れて飛んでくることもあり、右からびゅーん、左からもびゅーんと羽を広げ舞って行きます。
写真:しの
地図を見る新潟の冬の訪れとともに瓢湖に白鳥がやってきて、春の訪れとともにシベリアへ向けて飛んで行きます。
瓢湖での白鳥飛来の最盛期は、例年11月下旬頃。早朝と夕暮れ時が白鳥の一番多い時間帯です。
その他、瓢湖では餌付けに成功しており、1日3回のエサやりの時間に飛来する数が多くなります。
また、阿賀野市観光協会公認の「瓢湖水鳥のエサ」が販売されているので、白鳥にエサをあげてみたい方はチャレンジして下さい。
オオハクチョウとコハクチョウの違いは嘴です。オオハクチョウの方がコハクチョウより嘴の黄色い部分が大きく、鼻孔の先まで黄色くなっているのが特徴です。
幼鳥は灰色ですが、大きくなると真っ白になります。
写真:しの
地図を見る瓢湖はオオハクチョウとコハクチョウの飛来で有名ですが、実はオオヒシクイ、オナガガモなどそれ以外の水鳥もたくさんいます。
白鳥も幼鳥の頃は灰色で小型なので、鳥類についてあまり知らない方は成鳥のオオハクチョウとコハクチョウかそれ以外、と思うかも知れませんが、色々な水鳥がいますのでよく観察してみて下さい。
自然に関する見所は天候などにも左右されますが、瓢湖は狭いところにたくさんの水鳥がいるので、時間のない観光客でも遭遇のチャンスはかなり期待できます。
最盛期は11月の下旬頃ですがそれ以外の時期でも十分遭遇できますので、是非訪れてみてはいかがでしょうか?
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(2024/12/12更新)
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