写真:やま かづ
地図を見る韓国には、昔から街の中心に市場があって地域の人々の生活を支えていたんですが、最近では、大型スーパーマーケットの出店の影響で市場を利用する人がどんどん減ってきました。そんな市場の活性化を図るべく、お弁当カフェの取り組みが通仁市場(トンインシジャン)から始まっています。
あれもこれもちょっとずつ食べたいというお客さんの要求と市場の活性化を図る取り組みが見事にはまり、外国人のみならず、韓国人の間でも人気のスポットになっています。
通仁市場は景福宮の西側に位置しており、地下鉄3号線景福宮駅2番出口を出て、そのまま北に向かって道路沿いを歩いていくと10分ぐらいで左手に見えてきます。
市場の入り口アーケードが韓屋風になっているのですぐにわかります。
写真:やま かづ
地図を見る通仁市場の真ん中あたりの2階と3階に顧客満足センターがあり、ここからお弁当カフェがスタートします。
受付で5000ウォンを支払い、コイン10枚とお弁当箱を受け取ります。そして、このコインとお弁当箱を持って市場の中にあるお弁当カフェ加盟店を回り、好きな惣菜を詰めてもらいます。
惣菜でお弁当箱がいっぱいになったら、再び顧客満足センターまで戻ってきて食事をとることになります。ここには、イスとテーブル、お箸、水が準備されていますし、ご飯やわかめスープを買うこともできるんです。
写真:やま かづ
地図を見るお弁当カフェに加盟しているお店は、店頭に「お弁当カフェ加盟店」というプレートを出しているのですぐにわかります。
市場内には10店以上の加盟店が営業しています。また、お店ごとに販売している惣菜の種類が違うので、どれにしようか迷ってしまいますね。
市場自体はそれほど大きくなく1本の通路だけですから、まずは、市場の端から端まで歩いて、どんなものがあるのかチェックしてみましょう。
写真:やま かづ
地図を見る一通りお店のチェックが終わったら、いよいよ買い物開始です。
店先には惣菜がずらりと並べられていますから、欲しいものがあったら、店のアジュンマ(おばさん)に指差してお弁当箱に入れてもらえばOKです。総菜の種類や量で必要なコインの数が違いますが、最初に交換したコイン10枚で、お弁当箱に入りきらないぐらいいっぱいになります。
「マシッソヨ(おいしい)?」「もうちょっとください(マニジョセヨ)」など、ちょっと韓国語を覚えておけば、アジュンマとのコミュニケーションが一層楽しくなります。
写真:やま かづ
地図を見るおいしそうなもの、好きなものをお弁当箱に入るだけ入れたら、自分だけのお弁当が完成です。
トッポッギやオデンなどの屋台メニューも充実していますから、まだ食べたことがない人も、この際、気軽にトライすることができますね。
なお、使い切れなかったコインは顧客満足センターで返金してもらえますから、無理して使い切ってしまう必要はありません。
韓国に行ったら焼肉、ビビンバ、冷麺。確かに、韓国を代表するメニューではありますが、韓国の人が毎日それらを食べているわけではありません。
一般の人が普通に食べているメニューは市場の屋台にあります。そんな屋台メニューをつまみ食い感覚で、食べたいものだけを少しずつお弁当箱に詰めていく「お弁当カフェ」。
あなたもこんな新体験で韓国庶民グルメを堪能してみませんか?
この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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(2025/1/20更新)
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