写真:Ise Shinkurou
地図を見るこの村は和歌山県でありながら三重県と奈良県に囲まれた、日本唯一の「飛び地の村」で、古くから杉の名産地として栄えてきました。ここで伐採された木材は、筏に組まれ、「北山川」の急流を流しながら新宮へと運ばれました。
そしてその危険な仕事を生業とするのは「筏師(いかだし)」と呼ばれる人々で、この村は筏師の村として600年もの長い歴史を持ちます。
明治の廃藩置県では、材木を運搬した関係から、新宮との結びつきが強く、奈良県に接しながら和歌山県に属し飛び地の村に。
村の約98%が山林と言われるこの村はかって「陸の孤島」と呼ばれていましたが、近年は高速道路・国道が整備され以前よりずっと訪れやすくなりました。
杉の丸太で組む筏は30メートルにも及び、その筏を熟練の技で操り急流を下ります。筏師の櫂さばきを目に、水しぶきを浴びながら目の前に迫る岩肌を感じる、スケールの大きいスリルを体験できますよ!
5月から9月までのレジャーですが、例年予約が殺到し土・日・祝日は特に混み合います。ご興味のある方は下記MEMO欄からどうぞ。
また道の駅「おくとろ」からお車で5分程上流に行かれると、筏を組む作業場があり、目の前に積まれた筏を見学する事が出来ますので是非そちらもお立ち寄り下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る北山川の川面の色は、季節により微妙に違い、神々しい山々の緑と岩の白さ、さらに川面のエメラルドグリーンが創り出す景観はまさに絶景。
そして川だけでなく雲海も愉しめるのが、このエリアの秋と冬!この地域は朝晩の気温差が大きいので、何とほぼ日常的に雲海が見られるのです!これもこの地域ならではの神様からの贈り物ですよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るまた道の駅に併設されている「おくとろ温泉」の露天風呂からは、上記でご紹介した美しい川の流れを楽しんで頂けます。少し硫黄臭のあるしっとりした湯に浸かりながら川辺を眺める至福の時間を楽しんで頂けます。こちらも神様からの贈り物ですね。
そしてもう一つのお勧めは夜の露天風呂!ひっそりした村で外灯も少ないので満天の星の輝きをご覧いただけます。
また湯上りにお勧めなのが、この地域の正月料理には欠かせない柑橘「じゃばら」。邪をはらうと言う言葉が名前の由来になったと言われる、ここでしか味わえない柑橘です。
ゆず・すだちに似ていますが、ほんのりと甘みがあり爽やかな味わいは、幻の果実とも呼ばれる所以です。
温泉・筏下り・道の駅のエリア全体が「おくとろ公園」と呼ばれ、キャンプ場だけでなくコテージ形式の宿泊施設も備えています。
筏下り・雲海・星空・温泉等年間を通して楽しんで頂ける「北山村」へイオンパワーを貰う旅はいかがでしょうか?
「ようきたのお」って声を掛けられ、まるで懐かしい故郷に帰ってきたような安らぎを感じて頂けますよ。
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(2024/10/14更新)
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