嵯峨野で混雑少!素敵な紅葉を堪能できる隠れた名刹4選!

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嵯峨野で混雑少!素敵な紅葉を堪能できる隠れた名刹4選!

嵯峨野で混雑少!素敵な紅葉を堪能できる隠れた名刹4選!

更新日:2014/10/07 13:08

桜 小町のプロフィール写真 桜 小町 幸運の旅人

紅葉の嵯峨野は観光シーズンで大混雑。どこにいっても紅葉と観光客。それではせっかく旅行に来たのに、ずーっと人混みの中にいて疲れてしまう方も多いはず。
そんな時、穴場とも言えるお寺に立ち寄って一息つきませんか?

人が少なくて紅葉の素敵なお寺は、ちょっと得した気分。
ご紹介するのは嵯峨野の隠れた紅葉の名所、清凉寺・宝筐院・壇林寺・滝口寺。それぞれが異なる趣なので、4ヶ所とも訪れることをお勧めします。

仏像ファンも満足の清凉寺は、庭園の紅葉が美しい

仏像ファンも満足の清凉寺は、庭園の紅葉が美しい

写真:桜 小町

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嵐電嵐山駅から歩いて10〜15分の位置にある「清凉寺」。このお寺は「嵯峨釈迦堂」の名で親しまれています。

遠くからも一際目立つ立派な仁王門が目印。
境内には阿弥陀堂や一切経蔵、夢殿、多宝塔の他、豊臣秀頼の首塚や、源融(みなもとのとおる)のお墓もあります。
源融は嵯峨天皇の第12皇子、源氏物語の光源氏のモデルとされる人物。この地に建てられた源融の別荘が、清凉寺の前身の「棲霞寺」となります。

本堂に上がり裏に回ると、そこにあるのは小さめながらも見事に調和のとれた美しい庭園。そしてもちろん紅葉が見られます。決して紅葉の本数は多くはないですが、落ち着いた風情のある庭園。中央にある江戸時代後期の建築と言われる弁天堂が、より趣深い景色にしています。

また本堂から方丈へと続いている回廊から見えるのは、境内に植えられた紅葉。回廊の窓を枠として見る紅葉は、一段と風流です。

清凉寺には霊宝館があり、春(3・4月)と秋(10・11月)に特別公開されます。この霊宝館では国宝のご本尊・釈迦如来立像のレプリカを展示。お釈迦様37歳の時の姿を刻んだと言われるこの像には、五臓六腑の絹でできた模型が体内に納められていました。その貴重な模型も見ることができます。

同じく霊宝館にある阿弥陀如来(国宝)は、元々阿弥陀堂に祀られていたもの。この阿弥陀如来は源融の面影を残していると言われています。

紅葉見頃:11月下旬〜12月上旬
アクセス:嵐電 嵐山駅〜徒歩、約1km

輝くような紅葉が美しい!絶対に外せない宝筐院

輝くような紅葉が美しい!絶対に外せない宝筐院

写真:桜 小町

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清凉寺の隣にある宝筐院は白河天皇の開創。
ここはまさに紅葉の名所。境内を埋め尽くすような真っ赤な紅葉は、思わずため息をつきたくなるような美しさ。それなのに、この宝筐院はあまり知られていないのでしょうか、他の紅葉の名所と比べると人は少なめです。

受付を済ませ本堂へ向かうと、庭園の間を小道が延びています。左右には真っ赤に色づいた紅葉。これだけ紅葉に溢れた庭園も珍しいのではないでしょうか。ちょっとした「紅葉の森」のようです。木の根元は一面苔で覆われていて、落ち葉と苔のコントラストも見事。

その美しい紅葉を、本堂の畳の部屋から眺めることができるのもおススメのポイント。晴れた日に太陽に輝く紅葉をのんびり眺めていると、時間の経つのを忘れてしまいます。

境内は回遊式庭園となっているので、ぐるりと一周して出口へ。紅葉に囲まれて楠正行の首塚や、室町幕府2代将軍・足利義詮のお墓がひっそりと佇んでいます。

紅葉見頃:11月中旬〜12月上旬
アクセス:嵐電 嵐山駅〜徒歩、約1km

浄土を模した壇林寺

浄土を模した壇林寺

写真:桜 小町

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壇林寺は嵯峨天皇の橘嘉智子皇后(壇林皇后)の開創。皇后は美人で学問を好み、仏教にも深く帰依していて造られたのがこの壇林寺。
派手さや重厚さはないものの立派な門が迎えてくれます。また塀の5本の白い線は、このお寺が格式の高いことの証。

本堂は法寶閣造りという建築。これは曼荼羅に描かれた法寶閣を元にして建てられたもの。屋根の上の瑞鳥は御所の方角を向いています。平安初期は「浄土思想」が盛んだった時代。死後の世界に見られる極楽浄土を、現世に再現させようとしたのでしょうか。
庭には小さいながらもひょうたん池があります。本堂の造りから考えると、かつては「浄土庭園」だったのかも知れません。秋には木々が紅葉して境内を彩ります。もし浄土に秋があるとしたら、この壇林寺をもっと広くした感じ?そんな想像が容易にできてしまいそうです。

この壇林寺のご本尊は皇后の姿を映したとされる観音様。美人だったというだけあり、とても綺麗なお顔立ちをしています。内陣上の欄間には、天女の素晴らしい彫刻があるので、見逃さないように…。

本堂の隣に霊宝館があり、壇林皇后ゆかりの品や寺宝が展示されています。

紅葉見頃:11月中旬〜下旬
アクセス:嵐電 嵐山駅〜徒歩、約1.6km

悲恋物語が哀愁を誘う滝口寺

悲恋物語が哀愁を誘う滝口寺

写真:桜 小町

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滝口寺は祇王寺のすぐ隣にあります。紅葉の時期、祇王寺には大勢の観光客が訪れるのに、この滝口寺に足を向ける人はほとんどいません。
この滝口寺は、元は「往生院三宝寺」と言いましたが、明治維新の際に廃寺となりました。その後再興された時に「滝口寺」となります。この名は斎藤滝口時頼と横笛の「悲恋物語」から付けられました。

<悲恋物語のあらすじ>
斎藤滝口時頼は平重盛の家来でした。時頼は花見の宴で、建礼門院のお付の女官・横笛の舞を見て恋をします。しかしそれを父から叱責され、自責の念から三宝寺に出家。それを知った横笛は嘆き悲しみ時頼を訪ねますが、時頼は「そんな人はいない」と他の僧に言わせます。横笛は思いを歌に託し、近くの石に書き残して行きました。
その後時頼は横笛に思いを残したまま高野山へ。横笛も法華寺で尼になり、まもなく亡くなりました。

その思いを留めているのでしょうか。この滝口寺はどこか寂れていて哀愁を感じます。赤や黄に染まった紅葉と秋の日差しが、余計に寂しさを誘うのかも知れません。

本堂には滝口入道と横笛の木像、また境内には横笛が歌を綴った石や、平家の供養塔・新田義貞の首塚があります。

紅葉見頃:11月中旬
アクセス:嵐電 嵐山駅〜徒歩、約1.7km

おわりに…

嵯峨野は紅葉シーズンは大混雑。そんな時、空いているお寺に立ち寄って時間をずらすのもひとつの方法。

人混みに疲れたら、清凉寺・宝筐院・壇林寺・滝口寺でのんびりと紅葉を眺めて、疲れを癒してはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/23 訪問

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