写真:Aya Maria
地図を見るイスラエルの首都テルアビブ(国際線が離着陸するベングリオン空港も首都近郊に存在します)から、車でおよそ2時間半の位置に死海はあります。
死海はおよそ海抜マイナス418mにあり、地表で最も低い位置に存在します。対岸には死海の東側に位置するヨルダンを目の当たりにします。途中の道路には現在地の海抜の看板もある為、今どの位なのか確認する事が出来ます。
テルアビブから死海への行き方としては、ツアー、バス、タクシー、レンタカーと様々あります。バスに関しては、イスラエルの国の宗教であるユダヤ教の祝日の関係から、土曜日はバスが運行していませんので十分ご注意下さい。
もし国際免許をお持ちで、海外での運転に挑戦されたい方は、レンタカーなど車で行く事をおすすめします。イスラエルは公用語としてヘブライ語の次に英語が使われています。そのため交通標識には英語、ヘブライ語、アラビア語の三か国語表記がされているので、ヘブライ語がわからない方でも安心です。
また個人車で行くことにより、道のりで写真スポットに度々出会えます。標識の「Dead sea(死海)」の方角へ車を走らせますが、一般的に観光客がイスラエル側の死海を訪れる際に向かうのは、ホテルが立ち並ぶ観光エリア「Ein Bokek(エイン・ボケック)」 になります。エイン・ボケック周辺はホテル以外にも、小さなショッピングセンターやレストランなどがあり、駐車場も設備されています。
写真:Aya Maria
地図を見る死海を訪れる際は、海岸沿いに立ち並ぶリゾートホテルへの宿泊も魅力的ですが、日帰りで楽しむ事も可能です。
エイン・ボケックのホテル周辺には、一般の観光客が無料で泳げるエリアがあるので、自分でタオルやビーチサンダルを持ち込めばすぐに楽しめます。
無料で使える水道水の流れるシャワー、脱衣所、日蔭で一休み出来るウッドデッキもあり、とても快適です。
死海の水は、30%以上の塩分濃度を持っているため、少しでも切り傷などがあると沁みる場合があります。目に入ると大変危険ですので、顔は絶対につけないように予め十分注意して下さい。
また塩分のせいで足元が滑りやすくなっているため、入水の際に転ばないように手すりも用意されています。
誰かに水中から押されていると感じる程の浮力は、まさに新感覚!
新聞を読みながら写真撮影、なんていう魔法のような写真も撮れます。
写真:Aya Maria
地図を見る死海の水の底をすうと、それは粒の粗い塩!
土や泥よりも、塩がすくえるのは塩湖ならではです。
水中に入ると、肌が少しぬるっとする程、死海の塩分の濃さを感じられます。
付近には水着姿で全身真っ黒の観光客をよく見かけますが、それは死海の泥を全身に塗り、そのあと死海の水中で洗い流せばベビー肌のようにもちもちの美肌を期待できる事からです。
泥は水泳エリアにあるものを利用出来ますが、衛生面など気になる方は事前にお店で売られた泥パックを購入して利用しても良いでしょう。
水泳エリアのすぐそばにあるショッピングセンターには沢山の死海コスメショップが軒を連ねており、価格は日本で買うよりお安く、種類もとても豊富です。
死海の塩や泥から作られるミネラルたっぷりの化粧品は世界中でとても人気があり、イスラエルの他の都市でも「死海の塩」や「死海のミネラル」を謳うコスメショップを多々見かけることが出来ます。
土産屋だけではなく、カフェや軽食を食べられるレストランもありますので、ホテルに宿泊されない場合はそこで休憩も取れます。
写真:Aya Maria
地図を見るエイン・ボケックの水泳エリアで泳いで、お土産も買ったらさあ帰ろう…ではなく、是非そこから道路沿いを徒歩15分、車で数分のエリアを訪れて下さい。
ホテル街から少し離れるだけで先ほどとは打って変わって、水深が浅くなり、真っ白な雪の様な塩に囲まれた絶景が広がっていきます。
ホテルを少し先に見据えた死海には、右側にヨルダン、左側には先ほどまで泳いでいたホテル街の景色が広がり、塩のカーペットがあなたを出迎えてくれます。
まるでおとぎ話や映画の中の非現実的な絶景に思わず息をのむこと間違いなしです。
写真:Aya Maria
地図を見るここのエリアは、とにかくすべてが塩に覆われています。長らく放置された木の枝にも塩の結晶がまとわり、綺麗な塩のアートへと変身しています。
あまりに白く、キラキラと輝くので、まるで雪のように見え、とても幻想的で美しい空間を生み出しています。
これは水泳エリアではあまり見られませんし、人も少ないですので、この世界と景色を独り占めできる可能性が高いです。
死海の塩を舐めてみたい…と思う方もいるかもしれませんが、死海の塩はちょっと舌先でなめただけでも痺れて痛みや苦みを感じる程ですので十分に気を付けて下さい。
死海を訪れる手段としては、ヨルダン側からと、イスラエル側からとありますが、イスラエルには死海だけでなく、三大宗教の聖地であるエルサレム、リトルニューヨークとも呼ばれる地中海に面する首都テルアビブ、遺跡、砂漠、と魅力満載です。
また冒頭でもご説明したように、ヘブライ語に続いて英語も公用語なのも、観光客には有難いですね。
スリなども少なく治安も良好ですが、海外旅行では気は抜けませんし、パレスチナ自治区との戦争の状況など、外務省の渡航情報は事前に必ずチェックされる事をお勧めします。
また日本同様に四季があり、夏は30℃を越える猛暑日が続き、冬はある程度寒くなるため水温が懸念されます。確実に泳ぎたい方は、春頃か秋頃がベストシーズンと言えます。
日帰りでも楽しめますので短い旅行日程でも大丈夫です。是非イスラエルから絶景と新感覚の浮力を楽しみに死海を訪れてはいかがでしょうか?
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(2025/1/20更新)
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