更新日:2015/03/20 17:54
写真:bow
地図を見る創業は文久2年(1862年)という、京都丹波産の黒豆や小豆、砂糖などを扱う老舗『北尾』。その北尾が錦市場に出店しているのが『黒豆茶庵 北尾』です。
度々各種メディアに登場している『黒豆茶庵 北尾』は1階では菓子や惣菜など黒豆製品を販売。また、1階の奥と2階では食事や喫茶が楽しめるスペースとなっています。
京町屋をそのまま使った店舗は天窓から明かりが漏れる2階まで吹き抜けになっており、奥まで細長く続く京都らしい建物となっています。家具もかなり古い味のあるものがそのまま使われていて、古都の風情を味わうことができます。
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地図を見るお昼時にお店に来たのなら、ぜひ味わってほしいのが最高級の京都丹波産黒豆を存分に味わえる黒豆づくし、「黒豆御膳」!
黒豆ご飯、黒豆納豆の天婦羅、黒豆の味噌汁、黒豆の煮豆、黒豆とうふ、黒豆しょう油で炊いたちりめん山椒と、これでもかと言うほどに黒豆を堪能できる「黒豆御膳」。
特に黒豆とうふは絶品で、黒豆しょう油が膳に用意されていますが、豆の甘味が口に広がり、味つけなしでも十分!150年にもわたり、京の食文化を素材で支えてきた北尾の黒豆づくし「黒豆御膳」はハイコストパフォーマンスです!
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地図を見る食事の時間帯を外れてしまった方におすすめしたいのは、わらびもちか黒豆みたらし団子の甘味。これらは、黒豆のきな粉を自分で石臼を使って挽くことができるのです!
各テーブルの上に置かれた石臼を使い、2〜3粒づつ黒豆を入れて自分で石臼を回して挽きます。挽かれたきな粉は石臼の間からこぼれ出てくるので、それを刷毛で集めてこし器に落とします。そして、こし器でふるいにかければきめ細かな黒豆きな粉が・・・。
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地図を見る挽きたての黒豆きな粉をたっぷりとふりかけて食べる甘味はもう、思わず顔がニヤけてしまいそうになる程!黒豆きな粉の風味を存分に味わってみて下さい。
こちらの石臼挽き体験のできる甘味は、いかにも京都らしい体験ができることで有名になり『黒豆茶庵 北尾』の人気メニュー!また、「黒豆御膳」などの食事にも甘味はセットメニューで追加可能。食事+甘味のフルコースで黒豆づくしを堪能することをおすすめします!
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地図を見る食後は1階の販売コーナーをぜひ覗いてください。食事にも出てきた煮豆などのお惣菜や、豆ジャムといったちょっと珍しい食材も。
一番お手軽でお土産にもおすすめなのは「京・丹波ぶどう黒豆」を使った、黒豆の菓子。自然の風味をそのまま生かし、昔ながらの素朴なあじわいの商品が並んでいます。
また、京都の四季や名所を描いた小箱と黒豆菓子をチョイスできたりしますので、選ぶだけでもかなり楽しめますよ!黒豆菓子のおすすめは黒豆の甘納豆「黒豆しぼり」や黒豆きな粉のあられ「ぽりぽり」。迷ったらコレにしましょう!
丹波産の黒豆、それも京都丹波産にこだわり続ける北尾。「ほんまに旨い」ものを頑なに追及する老舗の心意気をリーズナブルに味わえるのが『黒豆茶庵 北尾』なのです。
錦市場は今や食べ歩きの一大スポットとなってしまい、その風潮が加速しているようにも思えます。アテもなく食べ歩くのも楽しいのですが、こうした老舗・名店はまだまだ沢山あります。そんな名店をじっくりと味わってみるのも錦市場の楽しみ方の一つなのです。
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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