ザッハトルテだけでないウィーン二大カフェ・ザッハーとデメル、両者を楽しむための傾向と対策

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ザッハトルテだけでないウィーン二大カフェ・ザッハーとデメル、両者を楽しむための傾向と対策

ザッハトルテだけでないウィーン二大カフェ・ザッハーとデメル、両者を楽しむための傾向と対策

更新日:2018/07/31 14:53

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

今やチョコレートケーキの代名詞ともいえるザッハトルテ。オーストリア、特にウィーンを旅する人なら、一度はホンモノを食べてみたいと思う定番品です。現地カフェで食べる時間がなければ、おみやげに購入することもできます。ザッハトルテのウィーン二大有名店であるザッハーとデメル、それぞれの特徴をご紹介します。

まずはザッハーとデメル、そしてザッハトルテについて

まずはザッハーとデメル、そしてザッハトルテについて

写真:小谷 雅緒

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ザッハー[Sacher]はホテル&レストランです。ウィーンを代表する高級ホテルで、ザルツブルグにも支店があります。カフェ(+ショップ)部門のみ、グラーツとインスブルックにもあります。地元だけでビジネスを展開していますが、歴史も知名度も申し分なく、名門ホテル&レストランです。

デメル[Demel]はケーキ一筋、洋菓子店です。皇室御用達の看板を掲げ、皇妃エリザベートの好物だった「スミレの砂糖菓子」も名物です。日本にも進出しており、全国の有名デパートに出店しています。

※[Demel]は発音的にデーメルが近いですが、日本店で「デメル」と名乗っているので、本稿でもそれに倣います。

ザッハトルテは、日本人には甘すぎるほどこってりとしたチョコレートケーキ。アンズジャムが塗られていることも特徴です。(その部位は店によって異なります。)アンズはウィーン近郊のバッハウ渓谷の名産で、ウィーンのスイーツには欠かせません。

ザッハーとデメルがザッハトルテの権利を争っていたというエピソードはあまりに有名なので、ここでは省略します。興味のある方はウィキペディアなどでお調べください。

(写真はデメル)

いつも行列のカフェ・ザッハー

いつも行列のカフェ・ザッハー

写真:小谷 雅緒

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ザッハーは国立歌劇場のお隣です。ホテル、ビストロ、カフェ、ショップと、それぞれに入り口が異なります。さほど大きな建物ではないので、各所すぐにわかるでしょう。それに、いつも行列していますから・・・。

人気の秘密は豪華な店内で食べる名門の味!お値段はザッハトルテとメランジェ(ウィーンの典型的なミルク入りコーヒー)で12ユーロ程度。これは一般的なカフェより少々高めですが、ザッハーのような高級店でもこの程度。ちょっと安心しますよね。

もちろん、ザッハトルテ以外のスイーツ、コーヒー以外の飲みモノ、軽食も充実しており、どれも美味。

ショップ内の[Eck](コーナーの意味)では、もっと気軽な雰囲気で、ザッハーの味を楽しめます。味は同じですが、調度品や雰囲気が異なります。とはいえ、こちらも大人気です。

(写真はカフェ入口、10人ほど並んでいます。)

梱包バッチリ!安心して持ち帰られるスイーツ

梱包バッチリ!安心して持ち帰られるスイーツ

写真:小谷 雅緒

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時間に余裕がないと、この行列に加わることはできません。その点、ショップ(写真、奥がEck)での買い物なら素早く用事が済みます。

ザッハトルテはさまざまな大きさがありますが、直径12cmのホールケーキ以上は木箱に入っています。この木箱もかっこいい!縦にしても崩れないほど、きっちり箱に収まっています。

日持ちは常温で2週間ほど。カフェで出すザッハトルテとは少々レシピが異なり、日持ちさせるために甘味を強くしています。しっかりとチョコレートコーティングしているおかげで、飛行機の長旅(乾燥)にも耐えます。さすがに真夏の日本の常温は難しいでしょう。夏の日本到着後は、あまり長く持ち運ばないことが賢明です。

なお、木箱に入った最小サイズ直径12cmのザッハトルテの重量は600gです。ケーキ類は意外に重たいので注意!

ショップでは日持ちする他のスイーツ、コーヒー豆、ホテルのグッズなども売られています。

梱包バッチリ!安心して持ち帰られるスイーツ

写真:小谷 雅緒

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2017年夏現在、ザッハーのショップは工事中のため、ホテルやカフェの入口側に臨時店舗を構えております。

パッケージがかわいい!種類も豊富なデメル

パッケージがかわいい!種類も豊富なデメル

写真:小谷 雅緒

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デメルのお隣は王宮。この立地条件もあって、帝政時代は皇室御用達として活躍しました。ホテルであるザッハーが豪華であるのに対して、デメルは品よく小さくまとまっていて、かわいらしい印象といえます。特にショップコーナーは、皇妃エリザベートが好んだスミレの花、スミレ色でデコレーションしています。

こちらもカフェ部門があり、お値段はザッハーより少しリーズナブルです。連日賑わっていますが、ザッハーほどの行列はしていないでしょう。スイーツ以外の軽食も美味です。

本業は洋菓子店ですので、ショーケースに並ぶケーキの種類も豊富で美しいこと!そして、おみやげ用のお菓子の種類も豊富です。ザッハートルテ以上に人気のチョコレートケーキ「デメルトルテ[Demeltorte]」、あるいは「ネコの舌チョコレート[Katzenzungen]」、そしておなじみの「スミレの砂糖菓子[Kandierte Veilchen]」などなど・・・。

ザッハーと異なり、自分で自由に商品を手に取って見られるので、賞味期限をよくチェックして購入しましょう。

レトロな雰囲気のパッケージがすてきで、女子向きのおみやげです。

ザッハーとデメル、あなたはどちら派?

ザッハーとデメル、あなたはどちら派?

写真:小谷 雅緒

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それぞれにメリット、デメリットがあるでしょう。

日本に進出していないザッハーの方がレアかもしれません。しかし、バラマキみやげにするほど安くもないし、たくさんを持ち帰るには重い!気軽に分けて食べられる、低価格商品もあるデメルは魅力です。しかし、こちらは下手すると日本でも手に入ってしまうので、事前にチェックした方が良いでしょう。

季節によっては持ち帰り困難な商品もあるなか、やはり本場で食べることこそが、一番の思い出づくり。欲を言えば観光客だらけで、ローカルさがないこと。辺りは写真を撮る女子だらけ。特にザッハーはデメルに輪をかけて観光客だらけです。格調高いカフェゆえに、スタッフの応対が横柄に感じられことがあるかもしれません。それでも、念願かなってやっと食べられたときには、そのおいしさに感激することでしょう。

*写真はザッハーの「スイート・ザッハー・タワーSusser Sacher Trum」(24ユーロ)。2名用なので、ザッハトルテを含む3種類のケーキにソルベやプチフルールなども。とても2人分とは思えない量です・・・。左は「ウィーン風アプリコットのパラチンケンWiener Marillenpalatschinken」(10.5ユーロ)。

最後のチャンスは空港で!

ウィーン旅行の場合、ウィーンのシュヴェヒャート空港を利用する人が多いでしょう。空港のCとGゲート近くには、デメルのカフェがあります。もちろん、本店とは雰囲気は異なりますが、町では時間がなくて味わうことができなかった人は、搭乗を待つ間にコーヒーをどうぞ!

また、ショップも併設されており、最後の買い物も可能です。しかし、「空港プライス」で、商品も限定されるので、スーツケースがいっぱいで、手荷物でしか無理!という方におすすめします。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/15−2017/07/17 訪問

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