知る人ぞ知る「尾崎牛」!宮崎が生んだブランド牛を味わう♪

知る人ぞ知る「尾崎牛」!宮崎が生んだブランド牛を味わう♪

更新日:2014/10/18 12:34

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家
宮崎と言えば、伊勢海老や地鶏、マンゴーといった南国フルーツも有名!その中で、宮崎牛は、宮崎を代表する食材です。宮崎牛も美味なのですが、それとはまた別に「尾崎牛」というブランドがあるのをご存知ですか?宮崎牛ではなく、あくまでも尾崎牛として独立した存在なのです。一度食されたら、その味を忘れることができない誰もが認める最高級の味わいです。
幻と言われるその旨さを、宮崎の地で食してみませんか?

尾崎牛を食べるなら「季節料理かわの」でリーズナブルに!

尾崎牛を食べるなら「季節料理かわの」でリーズナブルに!

写真:村井 マヤ

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宮崎の市街地は、南国さながらの美しい町並みです。町のあちらこちらに美しい色合いの花々、なんといっても美しいフェニックス並木が続きます。

風光明媚で、美味しいものが目白押しの宮崎で、贅沢だけどリーズナブルなランチはいかがでしょう・・。

今回ご紹介する、美味しい尾崎牛が食べられるお店は限られています。その中でも比較的リーズナブルで、贅沢な雰囲気も味わえるお店をご紹介します。
「季節料理かわの」は、宮崎市内のほぼ中心地、高千穂通りと橘通りが交差するところにあります。近くには、山形屋という宮崎を代表するデパートがあり、マルショク中央通店というスーパーもすぐそばにあります。

高千穂通りは、宮崎駅を基点にすると、真っ直ぐ市街地に伸びる県道25号線のことです。この高千穂通りを横切るのが国道10号線です。国道10号線は橘通りと言われ、高千穂通りと交わって南に下ると、220号線になり東国原元県知事が在任中には賑わった宮崎県庁へと通じています。宮崎市の中心地ですね。

*写真は、東国原元県知事の頃に観光名所の一つとして賑わった宮崎県庁(1932年築)。ネオ・ゴシック建築の美しい建物です。

尾崎牛はどんなもの?料理人から見た尾崎牛の魅力とは?

尾崎牛はどんなもの?料理人から見た尾崎牛の魅力とは?

写真:村井 マヤ

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尾崎牛とは、牛肉商の尾崎宗春さんがアメリカ留学の経験を経て、「どうせ牛肉作りにかかわるなら、自分の食べたい牛肉、家族、友人に安心して食べてもらえる牛肉作りをしよう」との思いから、父の牧場を継ぎ約100頭の飼育から始められたものです。
何パターンもの飼料配合をくりかえして牛肉を作り、味見をしながら35年かけて作りあげたその尾崎牛は月に300頭しか出荷できない為、幻の尾崎牛と呼ばれています。

尾崎さんのこだわりは、「自家配合飼料」「おいしい天然水」「すばらしいスタッフ」なんだそうです。牧草は、夏作にヘイスーダン、冬作にイタリアンラインライグラスを作り、年4回収穫した自家産。自家産牧草と共に、ビールのしぼり粕を中心にトウモロコシ、大麦、小麦、フスマ、大豆など10種類の単品をまぜた自家配合飼料。抗生物質、防腐剤を使用していなくて、1日2回、朝、夕2時間かけて新鮮な飼料を作っているそうです。

さて、この尾崎牛は赤身が特徴なんですよ。食されたことがあれば絶対分かる違いがあります。柔らかさと旨味、そして脂身がしつこくない点です。どれだけ食べても、胃がもたれないのも特徴の一つ。

お写真の方は、今回ご紹介する「季節料理かわの」の総料理長上原さんです。上原さんが言われるには、尾崎牛の良さは「肉の風味と脂のさっぱり感がすばらしい」とのこと。一番美味しい食べ方は、シンプルに美味しい塩での炭火焼!食べるときに山葵を添えるとなお美味しい。

前菜の尾崎牛の握りが絶品!高価な尾崎牛をランチで頂く♪

前菜の尾崎牛の握りが絶品!高価な尾崎牛をランチで頂く♪

写真:村井 マヤ

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総料理長さんを撮影した場所が、お店のエントランス部分!すごく贅沢な雰囲気ですよね。

お部屋の種類は4つ。1階には洋室とカウンター席があります。おしゃれな内装になっており、モダンで個室ということもありゆっくり贅沢な気分になれます。カウンター席は夜のみのお席です。
2階は、和室のお部屋になっています。掘りごたつ式で、足が痛くならずにくつろげるお部屋です。また2階にある鳳凰というお部屋は、特別仕様のテーブル席ですが、1階のテーブル席より豪華なお部屋になっています。(詳細は、下記MEMOの「季節料理かわの」HPで)

さて、そんな素敵なお部屋で、尾崎牛の特別ランチを頂きましょう・・。季節によって多少はメニューの内容が変わりますが、期間限定の特別ランチの一つ「尾崎牛コース」は、たっぷり尾崎牛の美味しさを味わえます。期間限定ですので、お店の仕入れ状況で多少変化があります。予約の際、HPやお電話で念のためご確認下さいね。

写真は、「尾崎牛コース」の前菜です。美しく盛りつけられた料理も素敵ですが、何より尾崎牛の握りがほっぺが落ちるくらい美味しいのですよ。

尾崎牛満載!さらっと「しゃぶしゃぶ」と柔らか「尾崎牛の煮込み」!

尾崎牛満載!さらっと「しゃぶしゃぶ」と柔らか「尾崎牛の煮込み」!

写真:村井 マヤ

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とにかく「しゃぶしゃぶ」の出汁スープが堪らなく美味しいのです。その鍋の出汁スープにさらっと美しい尾崎牛を優雅に舞わせて、薬味をつけていただきます。「たまらなく幸せ!」「なんて美味しい。柔らかいし、臭みもない。そしてほのかに甘い」まあ、どんな言葉より実際食べなきゃ分かりませんよね・・。

そして、この尾崎牛の旨味をエッセンスに加えた出汁スープは、少し練り柚子こしょうなどを加えて、スープとして頂けるのです。「ああ、満腹!」と思っていると、最後の料理は「尾崎牛の煮込み」これがとにかく柔らかくて美味しいのです。ふわふわっととろける旨味がたまりません。もう完敗です!

この味、忘れられませんよ♪

夜は、カウンター席でお酒を飲みながら料理も楽しめる!

夜は、カウンター席でお酒を飲みながら料理も楽しめる!

写真:村井 マヤ

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ランチも良いですが、夜の「季節料理かわの」も素敵ですよ。もちろん他のお部屋でもお酒は召し上がれますが、写真のカウンター席ならゆっくり好きなお酒とお料理も楽しめます(基本的に夜席です)。お酒の種類などは、HPでご確認下さいね。

写真の方は、副料理長の松浦さんです。副料理長松浦さんの担当は、先にご紹介したような前菜やデザートです。両方とも松浦さんのお任せです。センスが光っていますね!ところで、尾崎牛に合うお酒とはどんなものでしょうか?松浦さんのお勧めは「飛露喜の特別純米」なんだそうですよ!唎酒師の資格を持つ松浦さんにお酒を選んでもらうのも良いでしょう。

一度、幻の尾崎牛をいただいてみましょう!

なかなか、味わえない尾崎牛ですが、「お台場合衆国めちゃイケコーナー」で『尾崎牛入りそばめし』が登場したこともあるのですよ。グルメな方ならご存知かもしれませんね。宮崎より東京などで有名なようです。

通信販売も行われているようですが、宮崎観光の際に召し上がったら、なお感慨深いのではないでしょうか。
尾崎牛を食べることができるお店は、宮崎県に7軒くらいあります。HPに詳しく紹介していますので、そちらも参考にして下さいね。

その中でも「季節料理かわの」は少し高級なお店です。その高級店で、この値段(約2000円です)で美味しい尾崎牛がいただけるのなら、お得なのではないでしょうか・・。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/19 訪問

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